今、マグネシウム不足が話題に

ミネラルのちから

ミネラルのちから今、マグネシウム不足が話題に

 日本人のミネラル不足としては、カルシウムばかりが注目されてきました。しかし実際には、マグネシウムの方がずっと不足していることが分かってきたのです。マグネシウムは体内で約300種類もの酵素のはたらきを助け、コントロールしています。また、骨や歯の形成に必要なミネラルであり、血液循環を正常に保つ役割も果たしています。このように、多岐にわたって働くミネラルであるため、マグネシウムが不足すると、身体のさまざまな部分で不調が現れるおそれがあります。
 
 マグネシウムは肉類が多い欧米型の食生活では摂取しにくく、また、加工食品や炭酸飲料などに含まれているリン酸の過剰摂取によって失われます。その上、多量の飲酒でも欠乏しやすいミネラルです。

 さらに、ストレスを受けると減ってしまうという性質を持っています。人はストレスを受けるとアドレナリンと呼ばれるホルモンが必要以上に出て、これがミネラルバランスを崩し、マグネシウムを身体の外に排出させてしまうからです。

 ですから、現代人は、マグネシウム不足に陥りやすい要因をいくつも抱えていると言えます。カルシウム以上に気をつけてマグネシウムを十分に摂取することが、私たちの健康維持に極めて重要と言えるでしょう。

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