水深5000メートルから採った海洋深層水が使われているカレー

札幌市中央区のさっぽろ地下街オーロラタウンにある「きたキッチン」で、4月6日から12日まで「北海道大学フェア」が開催されました。
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※HTB北海道ニュースより
「北大ブランド」とは、研究成果を活用し地域の企業と連携して商品化したものに北海道大学の名前やロゴの使用を認める取り組みで、4年前から始まりました。


北大のブランド牛を使ったハンバーグに、北大の果樹園で採れたリンゴのお酒やアップルパイなど「北海道大学フェア」では、およそ40種類のこだわりの食品が集まっていました。


そして、「深層水ってすごい」が取り上げさせて頂くのが、水産学部と函館の老舗洋食店「五島軒」が組んで2019年11月に発売したベストセラー「おしょろ丸カレー」。(432円税込)




水産学部の練習船「おしょろ丸」が水深5000メートルから採った海洋深層水が使われています。


おしょろ丸が採水した海洋大循環の深層水使用

北西太平洋亜寒帯の海洋観測定点KNOT(N44.E155)において海洋観測器を5000mまで降下させて採水しているそうです。
北大西洋で沈み、南極海を廻って、海洋大循環の終着点、北太平洋に至った深層水です。
北大西洋で沈み込んでからおよそ2000年の時を経ています。


海洋深層水 採水の様子(写真)



函館市末広町の老舗洋食店「五島軒」との共同開発で、おしょろ丸による北太平洋での海洋実習の際に、ミネラル分豊富な海洋深層水を水深5000メートルから採水し、「五島軒」のカレー工場で、ひき肉や野菜を特製のブイヨンスープやこの海洋深層水で煮込み、まろやかでコクのあるキーマカレーに仕上げています。
発売は北大生協水産学部店、五島軒本店など。

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