沖縄県久米島海洋深層水の骨代謝に対する作用

海洋深層水で健康な骨に!沖縄県久米島海洋深層水の骨代謝に対する作用


 沖縄県久米島海洋深層水を飲用することで、骨形成が促進されることが琉球大学と沖縄県海洋深層水研究所の研究グループにより確認され、「第 6回海洋深層水利用研究会全国大会 海洋深層水2002久米島大会」において発表されています。
 ケイ素 (Si) は軟骨や骨のコラーゲンなどの形成に必須であることが知られています。海水中ではケイ素含量は深度とともに増えることも知られています。そのため表層水と比べ、深層水はケイ素の含量が多いことがわかっています。そこで、老人性骨粗鬆症モデルマウスに水道水、表層海水、そして深層海水を飲用させることによる骨代謝へ及ぼす作用が検討され、骨の形成促進作用があることが明らかになっています。また、骨の強度とカルシウムの含量の増加についても確認され報告されています。

 

■研究員

飯沼 喜朗、本村 今日子、宮城 郁子、真栄平 房子 (琉球大学) 
須藤 裕介 (沖縄県海洋深層水研究所)

■研究内容

テーマ 海洋深層水の骨代謝に対する作用
研究時期 ~2002年11月
研究対象 老人性骨粗鬆症モデルマウス

■方法

老人性骨粗鬆症モデルマウスに水道水、表層海水、そして深層海水を飲用させ骨代謝へ及ぼす作用を検討。そして、骨量、骨成分を評価し、それらと骨の強度との関連性についても検討。

■研究結果

 沖縄県久米島海洋深層水の飲用により、正常老化マウスの大腿筋 (だいたいきん) 量が増加し、骨形成が促進されたことが明らかになっています。また、骨の強さ、堅さなどでも、有意な増加、改善がみられていました。
以上の研究より、沖縄県久米島海洋深層水を飲用することで、骨形成を促進しさらには骨の強度とカルシウム含量を増加する効果があることが明らかにされました。

■資料提供

第 6回海洋深層水利用研究会全国大会 海洋深層水2002久米島大会
「海洋深層水の骨代謝に対する作用」・・・沖縄県久米島海洋深層水についての研究成果

 

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