深層水で新鮮イカお届け…佐渡の名産

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佐渡海洋深層水利用の「目玉商品」

 

佐渡市多田の「新潟県佐渡海洋深層水(NISACО)」(相馬次郎社長)は、
昨年から、夏場に佐渡を代表する海産物のスルメイカを売るようになり、好評だそうだ。

 

5リットル入りのビニール袋に海洋深層水と酸素と共にイカを入れ、島内外の市場や食堂、旅館、ホテルなどの宿泊施設に、注文を受けて、その都度、出荷している。
佐渡特産の南蛮エビを新鮮な状態で味わってもらおうと、佐渡沖の海洋深層水を使って、生きた状態で販売する事業に取り組んでいて、南蛮エビを蓄養して10月から翌年7月まで「活エビ」として販売を開始。

 

昨年から、端境期で水槽が空いている夏場に佐渡を代表する海産物のスルメイカも販売をするようになった。もともと、佐渡ではイカの一夜干しが有名で、生きたスルメイカを味わえることは知られてなかったが、イカの価格は送料抜きで一匹1400~1700円で、今夏は7月だけで300匹販売し、消費者のニーズに応えきれなかったほどであるらしい。秋以降はスルメイカのほか、これからが旬となるヤリイカの販売も検討していくという。

 

高くてもいいから、ぜひ佐渡で活イカを食べさせてあげたいと、島内でもっと観光資源として活用していければと期待されている。

 

佐渡の海洋深層水利用の可能性が広がっている。
読売新聞 2014年09月04日掲載文より
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