お米のおいしさは、カリウムに対してマグネシウムの含有量がどれだけ多いかで決まってくると言われています。
元来、高知県の本山町には、マグネシウムが多く含まれる蛇紋岩層が多く、昔から深い甘みと旨みのあるお米が生産されてきたそうです。
そのようなお米に、さらに旨みが増すようにと、室戸海洋深層水のにがりを散布したお米。
それが「天空の郷」というお米です。
海洋深層水に含有するマグネシウムを上手に利用
海洋深層水には、ミネラルが豊富に含まれています。
現代人に不足しがちなマグネシウムをはじめ、カルシウム、カリウム、ナトリウム、亜鉛、銅、セレン、マンガンなどがそれに当たります。
このマグネシウムが豊富に含まれる点に着目し、お米の旨みや甘みをうまく引き出すことに成功したのが、「天空の郷」というお米なのです。
本山町はお米づくりに最適な環境
「天空の郷」は、多湿でよく霧が発生する高知県本山町で栽培されています。四国山系がもたらす朝夜の激しい寒暖差が、米づくりに最良の環境をもたらしているそうです。 また、本山町の中心を流れる吉野川は、唯一、四国四県に支流水脈を持つ大河であり、水量豊かで清らかな一級河川であると言います。
山間部の狭い傾斜地を利用して稲作を行う本山町の棚田は、なんと4千年の歴史を持つそうです。近年多くの棚田が廃れる中、本山町では変わらず高品質なお米づくりが棚田にて行われています。
土佐 天空の郷のこだわり
この天空の郷のこだわりは、海洋深層水だけではありません。生産者は全て高知県認定のエコファーマーであることや、稲作を始める前に土壌調査を行うことも大きな強みであるそうです。
常に水田巡回を行い、化学肥料や農薬を控える栽培が行われていることも注目に値します。
また、食味分析機で80点以上で、大粒だけ、さらに黄金色に輝く米のみを抜き出すなど、厳しい選定基準を通過した一粒一粒が生きているのも、「天空の郷」の希少価値を高めています。
ヒノヒカリとにこまる 2種類のお米
この「天空の郷」には2種類用意されています。
ヒノヒカリ
もっちり甘く、しっかりとした食感が特徴。口当たりはやや固めで、噛むほどに旨みが広がり、冷めても味が落ちないのでお弁当にも最適。
にこまる
粒揃いが良く、ふっくら炊き上がり、色白でつやつや。粘りがあり、もちもち食感と甘みが身上。
好みに合わせて選べることもうれしいですが、食べ比べができるのも楽しみの一つ。
にこまるのほうは、「お米日本一コンテストinしずおか2010」で最優秀賞受賞を受賞したそう。
ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。