韓国で海洋深層水を利用した製品の特許が増加傾向に

韓国でも海洋深層水への関心が高まり、関連製品が増加傾向にあるというニュースが報じられています。
これに伴い、海洋深層水を利用した食品関連の特許が次々に出願されていることが分かっています。

 

2001年まではたったの2件だった特許出願数が、2002年から2011年の10年間で、なんと355件にも増加したそうで、その出願された食品関連特許の内訳は、飲み物(83件)、塩(41件)、酒類(37件)、醤油類(34件)、米加工(31件)、豆腐(30件)、キムチ(20件)、その他(水産加工、ミネラル剤など79件)となっているそうです。

 

日本でも海洋深層水関連の食品は多数存在しますが、韓国でもこのように海洋深層水を活用している製品が増えているとは、驚きですね。

 

特許が出願されている主な技術としては、「脂肪の分解及び生成を抑制する海洋性ミネラル組成物」や「海洋深層水を利用したサプリメントを製造」「海洋深層水を利用したミネラル強化発芽玄米」などであるようです。「脂肪の分解」「サプリメント」「発芽玄米」など、どれをとってもダイエット志向の日本人の耳にもピンとくるものばかりですね。先進で工業化された国であれば、どの国でも考えることは一緒なのかもしれません。

 

そもそもこの海洋深層水を使用した製品を開発している国は、韓国の他に、アメリカ、日本、ノルウェー、台湾など限られているそうです。海洋深層水の良さに気づき、手を伸ばすのは、やはり工業化された先進国が環境問題に苦しみ、最後の一手として大自然の原点に返ろうとする動きがそうさせているのかもしれませんね。

 

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