『飲み込みやすい!海洋深層水で「なめらか豆腐」を生産~焼津市』

食べ物を飲み込む「嚥下(えんげ)」の機能が低下した高齢者や病気療養者を支援しようと、焼津市立総合病院が、焼津市沖で産出される海洋深層水を使ったアイデア食品「なめらか豆腐」の普及活動に乗り出したそうです。

 

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この豆乳に海洋深層水を混ぜて作る「なめらか豆腐」は、海洋深層水の成分効果により、通常の豆腐より保水性が高く、柔らかいゆえに飲み込みやすく、とても嚥下食に向いていると言われています。

 

実際、焼津市立総合病院では病院食として採用されています。この豆腐に海洋深層水が利用されたのは、今に始まったことではありません。
2004年に深層水を利用した豆腐が嚥下食に適していることが立証されてから、静岡県水産試験場と地元の豆腐屋さんである大森屋豆腐店との共同開発により、駿河湾の脱塩処理した海洋深層水を使用した「クリーミー豆腐」が製品化されました。
もともと、静岡県駿河湾の海洋深層水事業において、商品開発の研究を行っていた静岡大学や静岡県水産試験場は、約2年間かけて、駿河湾の海洋深層水を利用した様々な商品を生み出したそうです。その中でも、代表的な商品と言えるのが、この「クリーミー豆腐」であると言います。

 

この「クリーミー豆腐」は国産大豆100%の豆腐であり、通常の豆腐づくりに使用する「にがり」の代わりに、電気透析脱塩処理した駿河湾海洋深層水を使うことにより、控え目な塩分とミネラルバランスが大豆本来の味を引き出しているそう。また、従来の豆腐にくらべて保水力に富み、柔らかさは5倍以上であるというから驚きです。その名の通り、クリーミーな食感の味わえる豆腐に仕上がっているといいます。

 

この「クリーミー豆腐」、普通の豆腐のようにダシ醤油などでつるんと食べてもおいしいそうですが、ジャムなどをかけて食べても意外とおいしく、デザートにもなるそうですよ。
この海洋深層水の良さを活用した豆腐、ぜひ全国販売してほしいところですね。

 

参考記事

 

【焼津市立総合病院】

 

【おいしいプロジェクトのサイト】

 

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