活気づく滑川海洋深層水の話題の数々

滑川市の海洋深層水体験施設タラソピア 入館70万人達成
おめでとう!

滑川市の深層水体験施設「タラソピア」は2019年8月7日、入館者数七十万人を達成した。開館は1998年10月なので、21年目の快挙!

滑川市の深層水体験施設「タラソピア」は、滑川沖の水深333メートルから汲み上げた海洋深層水をふんだんに使用した、海洋療法(タラソテラピー)を体験できる施設。

施設内のダイナミックゾーンは、窓から広大な富山湾を間近に望むことができ、泡の乱流により筋肉疲労の回復を図ることができる「ジャグジー」や、ミネラルイオンに満たされながら体の代謝を内外から促進する「ミネラルソルティールーム」などを体験することで、身体だけでなく、心も癒やされると人気である。

節目を飾った常連客五人の皆さんに、滑川市上田昌孝市長から富山湾クルージングチケットや同館共通回数券などが贈られた。

上田昌孝市長(左)から記念品を受け取った常連客5人のみなさん 

五人のうちの一人で週二、三回利用するという魚津市の真砂幸子さん(78)は「まさか、70万人目になるとは思わず、恥ずかしかった。健康を維持するためにこれからも通い続けたい」と話した。

滑川市の海洋深層水体験施設タラソピアは、滑川市沖からくみ上げた深層水を風呂で体験でき、地元住民から人気を集めている。

滑川海洋深層水トマト味、滑川高商業科の新ジェラート発売

完成したジェラートを手に笑顔を見せる(右から)藤井さん、長岡さん、石倉さん

滑川高校(滑川市加島町)の商業科は、市がブランド化を進める「滑川海洋深層水トマト」や、姉妹都市・栃木県那須塩原市産の牛乳を使ったジェラートを考案した。試作品が完成し、2019年8月7日に代表の生徒が滑川市役所を訪れ、上田昌孝市長らにジェラートを振る舞った。滑商社長の藤井凌(りょう)さん(三年)は「大切に育てられたトマトを使うことができてうれしい。この商品をきっかけに、地域間の交流が生まれれば」と意気込み、副社長の長岡新悟さん(同)は「新しい味の組み合わせを知ってほしい」と期待を込めた。上田市長は「これからも実験を重ねて頑張って」とエールを送った。
同校商業科の生徒でつくる模擬株式会社「滑商(かっしょう)」が企画。2017年から地元特産を使ったジェラートを開発し、今回はリンゴ、ブドウに続く第3弾となる。

農事組合法人「営農笠木」(同市笠木)から、滑川沖の海洋深層水を土に与えて育てたトマト18キロを購入し、栃木県の業者に牛乳と合わせて商品化してもらった。

1カップ110ミリリットルで、350円。8日から北陸自動車道有磯海サービスエリア上り線(同市)で販売する。

五洲薬品とゴルフ場共済協組 滑川海洋深層水飲料を開発

全国のゴルフ愛好家の熱中症予防に富山湾の海洋深層水が一役買うことになった。五洲薬品(富山市花園町、藤井侃(すなお)社長)は、全国のゴルフ場が加盟するゴルフ場共済協同組合(大阪市、大西久光理事長)と滑川海洋深層水を活用した経口補水飲料を共同開発した。今夏から、各ゴルフ場で取り扱いを始める。 開発した飲料は「ツアースペシャル」。ゴルファーになじみがあるゴルフ用品ブランド「ダンロップ」のボールの製品名を冠した。500ミリリットルのペットボトル入りで、ラベルには「富山の海洋深層水入り」と記してアピールしている。

塩分濃度を0・3%とし、深層水の天然由来の電解質やブドウ糖を体内に吸収しやすい比率で配合。汗で失った塩分を補える。各ゴルフ場で販売または配布する予定。

同社と同組合は昨年、ゴルファー向け飲料の開発に着手。協力団体のゴルフ緑化促進会(東京)が全国のゴルフ愛好家1万人を対象に行った調査で、熱中症予防への意識が高いことが分かり、商品化を決めた。

県深層水協議会長を務める藤井社長は「富山の滑川海洋深層水のPRにつなげたい」と話している。

中日新聞、Yahooニュース 北日本新聞社 転載

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