赤穂化成「海の深層水 天海(あまみ)の水 硬度1000」を用いた マグネシウムによる片頭痛予防作用

 

片頭痛を改善!赤穂化成「海の深層水 天海(あまみ)の水 硬度1000」を用いた マグネシウムによる片頭痛予防作用


第13回日本補完代替医療学会学術集会にて、「海の深層水 天海(あまみ)の水 硬度1000」を用いた マグネシウムによる片頭痛予防作用の研究結果が発表されました。


 

【研究員】

大和田 潔(秋葉原駅クリニック)
境 剛史、能美 茂(赤穂化成株式会社)
 

【目的】

 
840万人いると推定される片頭痛患者の約74%は生活に支障を感じている。
片頭痛は収縮と拡張を常に繰り返している脳血管がバランスを崩し、急激に過度な拡張をきたした結果ひきおこされる女性に多い疾患である。激しい片頭痛は、嘔吐やめまいを伴い、立っていられない程の強さになることもある。片頭痛は主に、脳血管収縮薬であるトリプタン系薬剤が治療に良く用いられている。また、片頭痛の頻度が高い場合、血管作動薬、抗てんかん薬、抗うつ薬などで予防を行い、その頻度と強度を下げる治療が加えられる。発作頻度や妊娠中など、薬剤を用いづらい場合における、代替医療としての血管安定作用を持つマグネシウムの片頭痛予防作用を調べる必要があった。
 

【方法】

 
被験者は片頭痛を持つ41人(男性5名、女性36名)とした。
マグネシウムを200mg/L含む飲料水「海の深層水 天海の水 硬度1000」(赤穂化成株式会社製造)を連日500mlを可能な限り摂取していただき、日々起きた頭痛の様子を記載する頭痛ダイアリーを付けていただくことで、頻度や強度の変化を調べた。
 
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【結果】
 
連発していない、月10回ほどの片頭痛発作の方は24人で、そのうち14人に発作回数の減少や強度の減弱などが見られ特に有効であった。
また、妊婦で発作回数が減少した方もいた。
頭痛が連発している重症の片頭痛の17人の方にはあまり効果は認められなかった。
 
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【結論】

 
 マグネシウムを含むミネラルウォーターである「海の深層水 天海の水 硬度1000」はそれほど重症でなく、薬剤を用いづらい片頭痛を散発する方、妊婦の方の片頭痛予防作用を持つことが予想された。
女性は便秘になることも多く、同時に解消された方も多かった
 
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【考察】

 
マグネシウムを高濃度で含有するミネラルウオーター、 「海の深層水 天海の水 硬度1000」は、片頭痛に有効であった。
 
有効率は全患者で51%、片頭痛患者層で72%、変容性片頭痛患者層で36%であり、容性片頭痛では効果が少なかった。
 
薬剤を内服することが難しい妊娠、出産、授乳期間に「海の深層水 天海の水 硬度1000」を用いて頭痛が軽減した患者を複数経験した。
 
片頭痛患者は増加しており、また、マグネシウムのメタボリックシンドロームや喘息へ効果が報告されている。患者のさまざまな病態や患者のニーズに合わせて上手にマグネシウムを利用していくことが望まれ、今後注目されるべきものと考えられた。
 
 
 
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【参考文献】

 
1. "メタボリックシンドローム"対策の必須ミネラル マグネシウム健康読本―さまざまな生活習慣病とマグネシウムの密接な関係. 横田 邦信 (著) ,現代書林 (2006/09)
2. Magnes Res. 2009 Dec;22(4):235-46. Magnesium homeostasis and aging.Barbagallo M, Belvedere M, Dominguez LJ.
3. J Mol Med. 2010 May;88(5):467-75. Epub 2010 Feb 23. Dietary magnesium, not calcium, prevents vascular calcification in a mouse model for pseudoxanthoma elasticum.
    Gorgels TG, Waarsing JH, de WolfA, ten Brink JB, Loves WJ, Bergen AA.
 4. J Asthma. 2010 Feb;47(1):83-92. Effect of oral magnesium supplementation on measures of airway resistance and subjective assessment of asthma control and quality of life in men and women with mild to moderate asthma: a randomized placebo controlled trial. Kazaks AG, Uriu-Adams JY, Albertson TE, Shenoy SF, Stern JS.
5. J Am Acad Nurse Pract. 2009 Dec;21(12):651-7. Oral magnesium supplementation in adults with coronary heart disease or coronary heart disease risk. Mathers TW, Beckstrand RL.
 

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室戸海洋深層水飲料でヒトの体内でもピロリ菌抑制効果が確認!!

 

ピロリ菌増殖抑制!室戸海洋深層水から調製した高ミネラル飲料の作用成分の推定

 室戸海洋深層水※1から調製した高ミネラル水がピロリ菌に及ぼす影響※2について、赤穂化成株式会社と高知大学医学部の共同により、研究が重ねられてきました。今回はその水を構成する主要なミネラル(Mg、Ca、Na、K)ごとの生体外におけるヘリコバクター・ピロリ菌の増殖抑制と運動性抑制に及ぼす影響について検討され、その研究成果が、第39回日本臨床検査自動化学会(2007年9月28日)で発表されました。
 ヘリコバクター・ピロリ菌(以下、ピロリ菌)は、世界人口の40~50%が感染していると想定され、人の胃内に定着・感染し、上部消化管疾患をはじめとした様々な疾患へ関与することが報告されています。現在、ピロリ菌の除菌はプロトンポンプ阻害剤と2種類の抗生物質の3剤療法により実施されていますが、耐性菌の出現や薬の副作用などによる除菌不成功例の増加が問題視されています。
 今回の研究では、ピロリ菌に対する高ミネラル水の作用機構の解明に向けて、高ミネラル水に含まれる主要なミネラル(Mg、Ca、Na、K)の塩溶液を作製し、ピロリ菌に対する増殖抑制及び運動性抑制効果について検討が行われました。
 その結果、増殖抑制及び運動性抑制効果は菌株により差が見られましたが、全てのミネラルで濃度依存的な抑制効果の上昇が見られ、特にNa、Kと比較して、Mg、Caの方がより低い濃度で増殖抑制・運動性抑制効果を示す傾向が認められました。したがって、ピロリ菌の増殖や運動性を抑制するには、Na、KよりもMg、Caを多く含む水の方がより効果的であることが示されました。

※1:室戸海洋深層水
一般的に海洋深層水とは、太陽の光さえ届かない水深200m以深の水温が急に冷たくなっている層にある海水のことをいいます。その海水は陸水や大気由来の化学物質にさらされる機会が少ないため、きわめて清浄です。「室戸海洋深層水」は、高知県室戸沖の水深344mから汲み上げられた水をいいます。

※2:研究成果
1)『室戸海洋深層水から調製した高ミネラル水「海の深層水 天海の水硬度1000」による室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)、ピロリ菌の増殖抑制に及ぼす影響』(2005年9月30日「日本臨床検査自動化学会第37回大会」で発表)
2)『室戸海洋深層水から調製した5種類の高ミネラル水による、ピロリ菌の増殖抑制と運動性抑制に及ぼす影響』(2006年5月24日「106th General Meeting[American Society For Microbiology]」で発表)
3)『室戸海洋深層水から調製した硬度の異なる水による、ヘリコバクター・ピロリ菌の増殖抑制と運動性抑制に及ぼす影響』(2006年10月13日「日本臨床検査自動化学会第38回大会」で発表)
4)『室戸海洋深層水から調製したミネラル比の異なる高ミネラル水による、ヘリコバクター・ピロリ菌の増殖抑制と運動性抑制に及ぼす影響』(2006年11月10日「第53回日本臨床検査医学会」で発表)

■研究員

竹内啓晃、杉浦哲朗   (高知大学医学部 病態情報診断学教室)
山本悦子、安川岳志、中川光司、池上良成 (赤穂化成株式会社)

■研究内容

テーマ 室戸海洋深層水から調製した高ミネラル飲料の作用成分の推定
ミネラル(Mg、Ca、Na、K)ごとのヘリコバクター・ピロリ菌に対する増殖抑制と運動性抑制に及ぼす影響

研究期間 2006年2月~2007年5月

試験水および使用菌株
[試験水] MgCl2、CaCl2、NaCl、KCl溶液
(カチオン(陽イオン)濃度を一定にした溶液〔カチオン濃度:983mg/L、1966 mg/L、3933 mg/L〕、アニオン(陰イオン)濃度を一定にした溶液〔アニオン濃度:3640 mg/L〕を作製)
[対照水] ミリQ水
[使用菌株] 臨床分離株を中心に約51株
KMTシリーズ:高知大学医学部附属病院臨床分離株
NYシリーズ:抗生物質(メトロニダゾールおよびクラリスロマイシン)耐性株(日本株)
NTCC11637株:臨床分離株(米国株)
26695株:遺伝子レベルまでよく解析されている臨床分離株(欧州株)
HPK5:臨床分離株(日本株)
HPKT510:遺伝子組み換えにて作製したHPK5のcdrA遺伝子(細胞分裂関連遺伝子)破壊株
[培地組成]
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■増殖抑制試験方法

 ブルセラブロス寒天培地(馬血清10%添加)より十分に生育したピロリ菌を集菌し、ブルセラブロス培養液に懸濁しO.D.600=0.4になるように調整後、この溶液を104、105、106倍に希釈。試験水または対照水を含む寒天培地に希釈した菌懸濁液を10μLずつ滴下後、37℃、CO2 10%環境下で3日間培養し、コロニー数(CFU)を測定。

■運動性抑制試験方法

  ブルセラブロス寒天培地(馬血清10%添加)より十分に生育したピロリ菌を試験水または対照水を含む軟寒天培地に接種。37℃、CO2 10%環境下で7日間培養し、コロニーの直径を測定。

■評価方法

 対照におけるコロニー数、コロニーの直径を100%として、カチオン濃度を一定にした試験水では増殖抑制効果と運動性抑制効果を判定。アニオン濃度を一定にした試験水では増殖抑制効果を判定。試験は3回以上行い、対照に比して80%より小さい値を示したものを増殖抑制効果・運動性抑制効果ありと判定。試験は3回以上行い、複数回の試験において、抑制効果を示した試験の割合が50%以上のものを増殖抑制効果・運動抑制効果ありとした。
 なお、増殖抑制の評価では、試験水に於いてコロニーサイズが対照水に比べて明らかに小さい場合でもコロニー数が同等であれば、効果なしと厳しく評価した。(コロニーサイズは菌数を反映するため、コロニーサイズが小さいことは増殖抑制されていると生物学的に解釈される。)

効果のあった試験回数/総試験回数 > 50% ⇒ 増殖・運動性抑制効果ありと判定

■試験結果

1)増殖抑制試験、運動性抑制試験共に、全ての主要なミネラルにおいて濃度依存的に抑制効果が見られた。
2)同濃度では、Na、Kと比較してMg、Caで高い増殖抑制効果・運動性抑制効果が見られた。
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□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2007年9月28日
・発表会名:第39回日本臨床検査自動化学会
・発表者:赤穂化成株式会社

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室戸海洋深層水の高ミネラル飲料(硬度1000)でガン細胞の増殖抑制効果!!

 

本当にいいの?室戸海洋深層水の高ミネラル飲料(硬度1000)でガン細胞の増殖抑制効果!!


赤穂化成株式会社と高知大学医学部の共同研究で、室戸海洋深層水より調製した高ミネラル飲料に、胃ガン及びその他のガン細胞の増殖を抑制する効果があることが分かり、第56回日本臨床検査医学会学術集会(2009年8月26日~8月29日)で発表されました。

研究グループはこれまでに高ミネラル飲料の効果として、胃に定着・感染し、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃ガン等の要因となるピロリ菌に対する増殖抑制・運動性抑制効果(微生物試験)について発表しています。今回の発表は、ピロリ菌感染者が非感染者より発症するリスクの高い胃ガンおよびその他のガン細胞の増殖抑制に対する高ミネラル飲料の効果に関する研究結果です。結果、精製水と比較してin vitro(細胞を用いた試験)では全ての高ミネラル飲料を用いて作製した培養液で、ガン細胞に対する増殖抑制効果が認められ、in vivo(生体内)でも海洋深層水から調製した高ミネラル飲料の摂取でガン細胞の増殖抑制効果が示唆されたそうです。

今回の研究発表に関する詳細は、次の通りです。

研究概要

■研究員
竹内啓晃、杉浦哲朗(高知大学医学部 病態情報診断学講座) 端口佳宏、中川光司、池上良成(赤穂化成株式会社 技術開発部)

■テーマ
胃ガン及びその他のガン細胞の増殖抑制に対する 海洋深層水より調製された高ミネラル飲料の影響調査

■研究期間
2007年10月~2009年3月

■試験水
海洋深層水より調製した高ミネラル飲料全5種類(全て硬度約1000) 及び対照水

 

Mg

Ca

Na

K

飲料A

100

200

37

35

飲料B

150

150

56

52

飲料C

200

70

74

70

飲料D

240

0

89

83

飲料E

0

350

3

0

対照(精製水)

0

0

0

0


(mg/L)

■増殖抑制試験方法
in vitro: 高ミネラル飲料(A~E)及び精製水(対照)で高ミネラルRPMI培養液(高ミネラル培養液)を作製。細胞はMKN-45(ヒト胃ガン由来細胞)とHela(ヒト子宮ガン由来細胞)を用い、高ミネラル培養液で72時間培養(37℃、5%CO2)後の生細胞数をMTT試験法で評価した。

in vivo: 高ミネラル飲料(A~E)を、ヌードマウス雄に4週齢から2週間摂取させ、各細胞(胃ガンと子宮ガン)を後頸部皮下に1×107cells移植した。細胞移植後も飲用は継続し、2週間後にノギスで腫瘍の長径・短径・高さを測定し、腫瘍組織の摘出と採血を行った。

■試験結果
in vitro: 対照と比較して全ての高ミネラル飲料(A~E)培養液にて、胃ガンで約20~40%、子宮ガンで約15~30%の増殖抑制効果が認められた(p<0.05で有意差あり)。

in vivo: 対照と比較して全ての高ミネラル飲料(A~E)摂取群で、胃ガンで約20~45%(C:46%、E:35%、p<0.05で有意差あり)、子宮ガンで約30~75%(D:75%、p<0.05で有意差あり)の増殖抑制効果が認められた。

※1 「MKN-45」   ヒト胃ガン由来細胞
※2 「Hela」 ヒト子宮ガン由来細胞
※3 「MTT試験法」

抗ガン剤等の免疫刺激に対する応答として観察される細胞増殖の定量で一般的に用いられる試験法。測定原理は、MTT(テトラゾリウム塩)が細胞内のミトコンドリアによって分解され、フォルマザンが生成する際に生じる吸光度の差異を利用することによる。

 

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深層水で清酒の吟醸香、美味しさがグレードアップ!?

 

深層水で清酒の吟醸香、美味しさがグレードアップ!?深層水で清酒の吟醸香、美味しさがグレードアップ!?


海洋深層水が清酒発酵中の酵母に与える影響

 室戸海洋深層水が清酒発酵中の酵母に影響を与えていることがアサヒビール株式会社研究グループらにより確認され、海洋深層水利用研究会の論文誌である「海洋深層水研究」において発表されました。

以前より、海洋深層水を発酵中に添加することにより、清酒の香気成分が増加することが知られていましたが、そのメカニズムについては未解明でした。そこで、この現象のメカニズムを解明することを目的とし、海洋深層水を添加して発酵させた時の酵母の遺伝子発現が解析されました。

その結果、海洋深層水の添加により高級アルコールおよび脂肪酸の代謝・生合成に関連する遺伝子の発現が上昇していました。この遺伝子の発現上昇により、清酒の香気成分の生産量が増えると考えらました。また、海洋深層水を添加した清酒で官能試験を行ったところ、NaClや海洋深層水の主要ミネラルのみを添加した清酒よりも、有意に高い総合評価が得られています。これらの研究より海洋深層水の清酒醸造への応用も期待されます。

研究員

佐見 学、杉山 洋、上神 久典、中尾 みか (アサヒビール株式会社)
加藤 麗奈、上東 治彦 (高知県工業技術センター)

研究時期

テーマ 海洋深層水が清酒発行中の酵母に与える影響
研究時期 ~2003年11月

研究方法

 予め麹(こうじ)により白米を糖化させた後、海洋深層水を1%となるように添加することでもろみを調整。このもろみに酵母を接種し発酵を行い、吟醸香を検出。吟醸香生成促進のメカニズムの解明のために、酵母の遺伝子の蒸留水に対する海洋深層水添加における発現比 (海洋深層水を添加した場合の発現量/蒸留水を添加した場合の発現量) を解析。また、吟醸香の生成促進に関与する海洋深層水中の成分を特定するために、海洋深層水に含まれる主要ミネラルであるNa、K、Mg、およびCaの4種について海洋深層水を1%添加した場合の個々のミネラル濃度と同じなるように、各ミネラルを塩化物としてもろみに添加後、発酵試験を実施。さらにミネラルを複数添加した場合の発酵試験を実施。発酵中に海洋深層水ぁるいはNaClを添加した平行複発酵で清酒を醸造し、専門パネリスト (10名) による官能試験をブラインドにて実施。

※官能試験......香味、おいしさ等を評価するために行う試験

研究結果

海洋深層水 (DSW) を添加して発酵させた吟醸香は顕著な増加が観測されています (図1)。この結果より、海洋深層水による醸造香増加において、海洋深層水が酵母へ何らかの影響を与えていることが明らかになりました。


図1 海洋深層水 (DSW) 添加における香気成分の生成

酵母の遺伝子について、蒸留水に対する海洋深層水添加における発現比 (海洋深層水を添加した場合の発現量/蒸留水を添加した場合の発現量) を求めた結果、主にいくらかの脂肪酸およびアミノ酸代謝・生合成に関する遺伝子に関連する遺伝子群において発現の割合が20%を超えていました。このことより、海洋深層水は、脂肪酸およびアミノ酸代謝・生合成に関連する遺伝子群に影響を与えていると考えられています。海洋深層水による、脂肪酸およびアミノ酸代謝・生合成の活性化は脂肪酸やイソアミルアルコールの生成を促すと考えられており、その結果として吟醸香の重要な成分である脂肪酸エステルや高級アルコールエステルの生産量が増加したと考えられています。 主要ミネラルであるNa、K、Mg、およびCaを添加し、発酵試験を実施した結果 (図2) 、吟醸香の生成においてはNa添加群が無添加群に比べ顕著に増加していました。K、Mg、およびCaを添加群においては、ほぼ吟醸香の生成促進は確認されていませんでした。


図2 各種ミネラルの添加が吟醸香生成に及ぼす影響

また、主要ミネラルであるNa、K、Mg、およびCaを組み合わせて添加した発酵試験を実施の結果(図3) では、カプロン酸エチルの生成に与えるNa + Mg + K + (図中ではNMK) の効果が海洋深層水の効果と同じです。しかし、全ての吟醸香成分の生成促進において海洋深層水と同じ効果を持つミネラルの組み合わせが確認されなかったため、主要ミネラルだけで海洋深層水の効果全てを説明することはできないようです。

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図3 ミネラルを複数添加した時の吟醸香生成比

対照の濃度を1としたときの比を示している (n=2) 。また、N=NaCl、K=KCl、M=MgCl2、そしてC=CaCl2を示している。 官能試験の結果 (図4) 、総合評価がもっとも高かったのが海洋深層水添加群で、以下NaCl添加群、対照の順でした。海洋深層水を添加して発酵させた清酒のおいしさの向上はNa単独では再現できず、海洋深層水に含まれる様々な成分の複合的な働きによることが明らかになりました。

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図4 官能試験の結果(n=10の平均値)

以上の研究結果より、酒類の発酵中に海洋深層水を使うことで、吟醸香を増加させる効果、発酵中の酵母に与える影響、そしておいしさを向上させる効果があることがわかりました。

提供資料

Deep Ocean Water Research, 5(1), 7-14, 2004 Effects of deep seawater on yeast during "sake"-fermentation

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沖縄県久米島海洋深層水中の血圧上昇抑制物質

 

海洋深層水で血圧抑制!沖縄県久米島海洋深層水中の血圧上昇抑制物質


 沖縄県久米島海洋深層水中に含まれる血圧上昇抑制物質について、琉球大学と沖縄県海洋深層水研究所の研究グループにより確認され、「第 6回海洋深層水利用研究会全国大会 海洋深層水2002久米島大会」において発表されています。ケイ素を多く含む海洋深層水をラットに飲用させると、血圧上昇抑制効果があったことが明らかにされています。

 

■研究員

本村 今日子、飯沼 喜朗、宮城 郁子、真栄平 房子 (琉球大学)
須藤 裕介 (沖縄県海洋深層水研究所)

■研究内容

テーマ 海洋深層水中の血圧上昇抑制物質
研究時期 ~2002年11月
研究対象 自然発症高血圧ラット

■研究方法

自然発症高血圧ラットに沖縄県海洋深層水研究所で取水した深層水に可溶性ケイ素化合物を混和したもの及び、表層水を飲用させ、血圧測定を行う。

■研究結果

 表層水を飲用したラットは血圧上昇が抑制されていませんでした。一方で、深層水に可溶性ケイ素化合物を混和したものについては血圧上昇が抑制されていました。
これらのことより、海洋深層水と可溶性ケイ素化合物の混和物に血圧上昇抑制作用の増強効果があることが明らかになりました。

■資料提供

第 6回海洋深層水利用研究会全国大会 海洋深層水2002久米島大会
「海洋深層水中の血圧上昇抑制物質」・・・沖縄県久米島海洋深層水についての研究成果

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沖縄県久米島海洋深層水の骨代謝に対する作用

 

海洋深層水で健康な骨に!沖縄県久米島海洋深層水の骨代謝に対する作用


 沖縄県久米島海洋深層水を飲用することで、骨形成が促進されることが琉球大学と沖縄県海洋深層水研究所の研究グループにより確認され、「第 6回海洋深層水利用研究会全国大会 海洋深層水2002久米島大会」において発表されています。
 ケイ素 (Si) は軟骨や骨のコラーゲンなどの形成に必須であることが知られています。海水中ではケイ素含量は深度とともに増えることも知られています。そのため表層水と比べ、深層水はケイ素の含量が多いことがわかっています。そこで、老人性骨粗鬆症モデルマウスに水道水、表層海水、そして深層海水を飲用させることによる骨代謝へ及ぼす作用が検討され、骨の形成促進作用があることが明らかになっています。また、骨の強度とカルシウムの含量の増加についても確認され報告されています。

 

■研究員

飯沼 喜朗、本村 今日子、宮城 郁子、真栄平 房子 (琉球大学) 
須藤 裕介 (沖縄県海洋深層水研究所)

■研究内容

テーマ 海洋深層水の骨代謝に対する作用
研究時期 ~2002年11月
研究対象 老人性骨粗鬆症モデルマウス

■方法

老人性骨粗鬆症モデルマウスに水道水、表層海水、そして深層海水を飲用させ骨代謝へ及ぼす作用を検討。そして、骨量、骨成分を評価し、それらと骨の強度との関連性についても検討。

■研究結果

 沖縄県久米島海洋深層水の飲用により、正常老化マウスの大腿筋 (だいたいきん) 量が増加し、骨形成が促進されたことが明らかになっています。また、骨の強さ、堅さなどでも、有意な増加、改善がみられていました。
以上の研究より、沖縄県久米島海洋深層水を飲用することで、骨形成を促進しさらには骨の強度とカルシウム含量を増加する効果があることが明らかにされました。

■資料提供

第 6回海洋深層水利用研究会全国大会 海洋深層水2002久米島大会
「海洋深層水の骨代謝に対する作用」・・・沖縄県久米島海洋深層水についての研究成果

 

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室戸海洋深層水より調製した高ミネラル飲料がヒトの唾液中S-IgAに及ぼす影響

 

口内免疫室戸海洋深層水より調製した高ミネラル飲料がヒトの唾液中S-IgAに及ぼす影響


 室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000、250)に含まれるミネラル量が唾液中の分泌型IgA(以下、S-IgA)※1に与える影響について赤穂化成株式会社が検討、その結果が第10回海洋深層水利用学会で発表されました。
 口腔は食物や飲料を体内に取り入れる入口であり、外界からのあらゆる異物を受け入れる門戸ともいえます。そのため口腔の生体防御機構は、風邪などの経口感染や経気道感染などの感染経路によって引き起こされる疾病を予防し、生体の恒常性を維持する上でも非常に重要と考えられます。
 特にS-IgAは、口腔の粘膜免疫機構の主役です。赤穂化成株式会社ではこれまで、日本大学大学院総合科学研究科と共同で、にがりの主成分:塩化マグネシウムが唾液中のS-IgAに与える影響についての研究を進め、生体防御に有益である可能性を示す結果を得ています。(2004年12月11日、第49回唾液腺学会で発表)
 今回の研究では、にがりよりマグネシウム濃度の低い高ミネラル飲料の洗口、および飲用が口腔内の免疫を上昇させるかどうかを検討。室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000、250)をサンプルとして使用、コントロールとして純水を使用しました。唾液の採取はサンプルによる刺激前、刺激直後、1、2、3時間後の計5回実施し、高ミネラル飲料による刺激は1分間の洗口または250mlを2分間で飲用することにより実施。各刺激を加えた後に採取した唾液中S-IgAを測定しました。
 この結果、S-IgA濃度は洗口・飲用ともに全てのサンプルにおいて刺激前と比較して刺激後に増加する傾向が認められました。また、S-IgA濃度と唾液量によって算出されるS-IgA量は、洗口・飲用ともに全てのサンプルにおいて刺激前と比較して、刺激後に有意に増加しました(p<0.05)。なかでも、室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)は純水と比較して上昇率が高い傾向が認められました。
 以上の結果より、にがりよりマグネシウム濃度の低い室戸海洋深層水100%飲料の洗口、および飲用にも唾液中S-IgA濃度を増加させる効果があることが示されました。特に高ミネラル飲料の飲用は、より手軽な免疫力増強の新しい方法として期待されます。

※1:S-IgA・・・分泌型IgA(Secretory IgA)。微生物の粘膜・硬組織への付着防止、ウィルス・細菌・毒素を凝集・中和する働きがある。

【研究概要】

■研究員

端口佳宏、太井秀行、魚住嘉伸、渡邉康光(赤穂化成株式会社 技術開発部)
茂呂周(日本大学大学院 総合科学研究科 生命科学)

■研究内容

テーマ 海洋深層水より調製した高ミネラル飲料がヒトの唾液中S-IgAに及ぼす影響
研究時期 2005年10月~2006年7月
検査対象 健康な男性  12名 36±3歳

■方法

①室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000、250)をサンプルとして使用、コントロールとして純水を使用。

高ミネラル飲料中のミネラル量

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②唾液採取前に被験者の口内に出血が無いことを確認し、座位で5分間のうちに口腔に貯留する混合唾液を試験管に採取し、唾液量を測定。唾液の採取はサンプルによる刺激前、刺激直後、1、2、3時間後の計5回実施。
③室戸海洋深層水100%飲料による刺激は洗口または飲用で実施。洗口による刺激は、室戸海洋深層水100%飲料で口腔内を1分間洗口することで実施。飲用による刺激は、室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000、250)250mLを2分間かけて飲用することで実施。
④各刺激を加えた後にサンプルを吐出後、直ちに口腔内に残留するサンプルを洗浄するため、蒸留水を用いて1分間口腔内をすすいだ。
⑤採取した唾液は直ちに遠心分離(3000rpm、10分間)を行い、上清を取得。
⑥得られた上清は緩衝液を用いて40倍に希釈し、唾液中S-IgAを測定。S-IgAの測定にはEIA S-IgA測定キット(MBL社製)と、マイクロプレートリーダー(BioLad社製)を用いて実施。

■検査結果

・唾液量は各サンプル間で差が見られなかった。
・S-IgA濃度は、純水、硬度250、1000でサンプル使用前と比較して使用後に増加する傾向が見られた。
・S-IgA量は、純水、硬度250、1000でサンプル使用前と比較して使用後に有意(p<0.05)な増加が確認された。また、この増加量は純水よりも硬度250、1000において高い傾向が見られた。

 ≪参考データ≫
【S-IgA量の比較(飲用)】
室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000、250)の飲用が唾液中S-IgA量に及ぼす影響

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全サンプルにおいて、飲用後に有意な唾液中のS-IgA量の上昇が認められた。
なかでも硬度1000の上昇率は純水、硬度250と比較して大きかった。
→唾液中のS-IgA量は、マグネシウム濃度に依存して増加する傾向がありました。

□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2006年11月17日
・発表会名:第10回海洋深層水利用学会全国大会
・発表者:赤穂化成株式会社

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海洋深層水ミネラルの長期摂取がヘモレオロジーに及ぼす影響

 

肝機能改善効果!海洋深層水ミネラルの長期摂取がヘモレオロジーに及ぼす影響


 食品が血液動態に及ぼす影響は、最近の研究によって数多くが報告されており、日本ヘモレオロジー研究会は、海洋深層水由来の高ミネラル飲料が短期的に全血流動性を改善することを報告しています。研究では、海洋深層水から調製した高ミネラル飲料のMgに着目し、継続的に摂取したときの血液動態、特に全血流動性に加え、血圧に及ぼす影響についてが調べられています。
 被験飲料は、高知県室戸沖より取水した海洋深層水を逆浸透膜で脱塩し、硬度を1000に調製し、2Lペットボトルに個別包装した「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」で、被験物1L当たりの主要ミネラル濃度は表.1のとおりです。
 試験対象者とその選択基準は次のとおりで、血圧は収縮期圧が130mmHg以上、拡張期圧が85mmHg以上を基準に、予備検査において境界域周辺の血圧値を示した成人を対象とし、31名(男性22名、女性9名)が被験者です。なお、予備検査において正常血圧であった人は19名、収縮期圧が130mmHgより高い者、拡張期圧が85mmHgより高い者が12名でした(対象者全員の平均年齢44.7歳)。
 被験者は試験前夜より絶食とし、試験当日は午前7時から11時の間に採血、尿検査、血流測定が行われました。その後、3ヶ月間は被験飲料を飲用せずに、その後10ヶ月間は1日500mlの飲用期間とし、飲用時間を特に指定されていません。飲用開始後、1〜2ヶ月毎に1回上述の方法にて検査、経過観察が行われました(図.1)。なお、飲用期間中は食事の内容と量、運動、飲酒などの生活習慣に関する指導は特に行われず、毎日の食事内容、飲酒量、喫煙本数を自記方式にて調査されました。
 血流(全血通過時間)の測定は、菊池らの方法2)によって行われ、採血後ただちにヘパリンナトリウム(ノボノルディスクファーマ)5%になるよう全血を調製し、MC-FAN(サンツリー機工)を用いて行われました。マイクロチャネルチップ(日立原町電子工業)は、流路幅7μmのものが使用されています。
 一般臨床検査項目として、赤血球数、白血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値、GOT、GPT、ALP、LDH、CPK、ALB、コリンエステラーゼ、総タンパク、A/G比、総コレステロール、トリグリセライド、HDLコレステロール、LDLコレステロール、遊離脂肪酸、リン脂質、尿素窒素、尿酸、クレアチニン、血清鉄、不飽和鉄結合能、グルコース、HbA1C、血糖、フルクトサミンを、尿ではタンパク、糖、ウロビリノーゲンが測定されました。血圧は、原則として週に1回、可能な限り毎週同じ時間に測定しています。
 全てのデータの統計的有意性の判定は対応のあるt-検定が行われ、危険率5%以下であった場合を有意として扱われました。

●検査結果は次のとおり

 1)開始時の被験者の特徴
  被験飲料飲用前の被験者の特徴は表.2に示したとおりで、血流通過時間が60秒/全血
100μl以上のもの、および収縮期圧が130mmHg以上のものの割合が高く、糖尿病の治療を受けているものが3人であった。  

 2)血液検査および尿検査
 貧血検査 血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットにおいて非飲用期間から飲用期間を通じて有意な変化は認められなかった。
 生化学検査 肝機能においては、LAPでのみ、飲用前と比較して3、5、7、8ヶ月後に有意な減少が認められた。その他肝機能・筋・脂質代謝・腎機能・糖代謝指標においては、一時的な増減は認められたものの、2ヶ月以上同じ傾向が認められた項目はなかった。
 尿検査 タンパク、糖、ウロビリノーゲン、潜血において有意な変化は認められなかった。

 3)全血通過時間
 非飲用期間の開始時の被験者の全血通過時間は80±8秒/全血100μlであった。非飲用期間3ヶ月経過後の全血通過時間は76±6秒/全血100μl(平均値±標準誤差)と非飲用期間開始時との有意な変化は認められなかった。被験飲料を開始してから1ヶ月後には54±2秒/全血100μlに有意に減少し、その後飲用期間中はこの水準が維持された(図.2)。また、その傾向は非飲用期間中に60秒/全血100μl以上の被験者において顕著であった(図.3)。

 4)血圧
 非飲用期間の開始時の被験者の収縮期圧は143±5mmHg、拡張期圧は87±2mmHgであった。非飲用期間3ヶ月経過後の収縮期圧は140±5mmHg、拡張期圧は86±3mmHgと非飲用期間開始時との有意な変化は認められなかった。
 しかしながら、被験飲料の飲用を開始してから1ヶ月後には収縮期圧、拡張期圧ともに減少し、その後飲用期間中はこの水準が維持された(図.4)。また、その傾向は収縮期圧においては、非飲用期間中に収縮期圧130mmHg以上の被験者、また拡張期圧においては拡張期圧90mmHg以上の被験者においてより顕著であった(図.5)。また、脈拍は全試験期間中において、開始時と比較して有意な変化は認められなかった。

●考察

 この試験において、海洋深層水由来の高マグネシウム飲料である「室戸海洋深層水100%飲料」の飲用によって血液流動性の改善、および血圧の降下が認められました。これらは、飲用開始前にそれぞれの項目で正常域より高い測定値を示した被験者により顕著でした。
また、血球系検査結果が飲用前と比較して変化しなかったことから、この血流の改善は血球数の増減等に起因するものではないと考えられます。昨年の本研究会で「室戸海洋深層水100%飲料」の飲用が短期に全血流動性に及ぼす影響について報告されているが1)、この影響は飲用を継続すると、長期にわたって継続することが示されました。
 高血圧症は、その原因が明らかである二次性高血圧と、原因がはっきりしない本態性高血圧に分類されるが、二次性高血圧には腎性高血圧、内分泌性高血圧、腎血管性高血圧などがあります。高血圧症の約90%は発症原因不明の本態性高血圧であると言われており3)、その判定、診断は十分に明らかではありません。本態性高血圧症では、末梢血管抵抗の上昇が昇圧に、より大きな役割を果たしている可能性が示されています4)。本試験では血液流動性の評価として微小循環系のモデルであるマイクロチャネルを用いた評価系を採用しており、血流の改善が末梢血管抵抗の低減につながった可能性が考えられます。
 本態性高血圧症においては、マグネシウム欠乏状態になることが示唆されていて5)、実験動物である脳卒中易発症SHR(Stroke-prone SHR、 SHRSP)の研究ではマグネシウム添加食が脳卒中を予防し、延命させることが証明されています6)。そのため本試験で用いた被験飲料中のマグネシウムが血液流動性の改善による末梢血管抵抗の低減、および血圧降下に作用したものと考えられます。
 マグネシウムが血圧効果に作用すること、およびその二者の関連性については多くの報告があります7)、8)、11)、12)。本試験に用いた被験飲料は表1.に成分を示したように、ナトリウム含量が少なく、マグネシウム含量を特に高めた飲料であることから血管拡張性に、すなわち血圧降下へマグネシウムが主として関与したことが考えられます。しかし、本試験の成績のみからは、「室戸海洋深層水100%飲料」がどういう様式で血圧降下方向に作用したのかまでは結論づけることはできません。
 一方、疫学的には、小林による河川の硬度と脳卒中死亡率との関連性3)、マグネシウム摂取と血圧との関連性を示唆する知見が報告されていて2、13)、今回の結果もこれら報告とよく合致し、血圧降下のメカニズムはマグネシウムによる効果が主であると考えられます。
 本試験期間を通じて有意な心拍数の変化や、尿検査、血液検査の臨床検査で問題となる変化は認められなかったことから、「室戸海洋深層水100%飲料」の安全性は極めて高いといえます。
  以上、本試験成績は、海洋深層水由来の高マグネシウム含有飲料である「室戸海洋深層水100%飲料」が、ヒトにおいて全血流動性に加えて血圧の適正化にはたらき、循環器疾患を予防する可能性があることを示すものです。

●参考文献

1)太井秀行、渡邉康光、中川光司、野崎豊、菊池佑二(1999):海洋深層水由来ミネラルがヘ モレオロジーに及ぼす影響、ヘモレオロジー研究会誌、 2、 43-47
2)Karppanen、 H.、 Pennanen、 R. and Passinen、 L.(1978): Minerals、 coronary heart disease and   sudden coronary death.、 Adv. Cardiol.、 25、 9-24
3)Kobayashi、 J (1957): On geographical relationship between the chemical nature of river water  and death rate from apoplexy.、 Ber. Ohara. Inst.、 11、 12-27
4)菊池佑二、門馬正人、牧野鉄矢、田村正孝 (1998): 細胞マイクロレオロジー測定装置  MC-FAN.、 細胞 、 30、 7、 281-284
5)海老原昭夫(2000):知っておきたい高血圧の話、薬事日報社、16-17
6)糸川嘉則・斉藤昇 (1995):マグネシウム 成人病との関係、光生館、130
7)Touys、 R.M.、 Milne、 F.J.、 and Reinach、 S.G. (1992): Platelet and erythrocyte Mg2+、 Ca2+、   Na+、 K+ and cell memblane adenosine triphosphatase activity in essential hypertension in   black.、 J.Hypertens.、 10、 571-578
8)Yamori、 Y.(1989): Predictive and preventive pathology of cardiovascular diseases.、 Acta.    Pathol. Jpn.、 39、 683-705
9)Murphy、 E.、 Freudenrich、 C.C. and Lieberman、 M (1991): Cellular magnesium and Na/Mg   exchange in heart cells. Annu.、 Rev. Physiol.、 53、 273-287
10)Philippu、 A. and Schumann、 H.J. (1966): Significance of calcium and magnesium ions for the  storage of adrenomedullar hormones.、 Arch. Exp. Path.、 252、 339-345
11)Jacqueline、 C.M.、 W、 Diederic、 E.G.、 Frans HM.、 D.、 Roger、 B.、 Anthony、 M.、 and Albert、 H.    (1994): Reduction of blood pressure with oral magnesium supplementation in women with      mild  to moderate hypertension.、 Am. J. Clin. Nutr.、 60、 129-135
12)Motoyama、 T.、 Sano、 H.、 Nakano、 O.、 Miki T.、 and Suzuki、 H (1988): An essential
  hypertensive patient with a significant reduction in blood.、 Nippon Naika Gakkai Zasshi、 77(5)、   732-733
13)McCaron、 D.A.、 Morris、 C.D.、 and Stanton、 J.L. (1984): Blood pressure and nutrient intake in  the United States.、 Science.、 224、 1392-1398

□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2000年11月10日
・発表会名:第7回日本ヘモレオロジー研究会
・発表者:赤穂化成株式会社

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便秘傾向者に対するマグネシウム含有深層水の臨床的有用性・安全性を確認(資料 赤穂化成学会発表内容参照)

 

便秘体質改善!便秘傾向者に対するマグネシウム含有深層水の臨床的有用性・安全性を確認(資料 赤穂化成学会発表内容参照)


  便秘傾向者に対するマグネシウム含有深層水(以下、調査飲用水)の臨床的有用性と安全性の調査を赤穂化成株式会社(協力:中間法人 大阪府内科医会)が行い、その結果、調査飲用水は便秘傾向者に対して有用で、また、臨床実地下において安全に使用できる食品であることが確認されました。その結果が、第22回日本臨床内科医学会で発表されました。
 便秘は、内科において比較的多い症状であり、器質的原因によるものを除いては、運動や食習慣の改善も重要とされ、機能性食品の利用も一助になると考えられています。赤穂化成株式会社は中間法人 大阪府内科医会の協力を得て、便秘傾向者を対象にマグネシウム含有深層水(「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」※1を使用)を飲用することが、排便に及ぼす影響を検証しました。
 この調査では、通院中の患者で便秘傾向者(1週間の排便回数が2~5回程度)、または膨満感、残便感、腹痛、腹部不快感のある方を対象に調査飲用水を飲用してもらい、2種類の調査(詳細なモニター調査と大規模で簡易なアンケート調査)を行いました。
 結果、1日の平均排便回数・量が飲用後に増加しました。さらに、腹部膨満感や残便感、その他の腹部不快感に対しては、飲用後に改善された事が認められました。
 また、対象者全員に対し、飲用による副作用と見られる有害事象は認められず、医薬品を併用している対象者においても調査飲用水が安全に使用されたことが確認されました。

 

※1:高知県室戸沖の水深344mから汲み上げた室戸沖海洋深層水を100%原料として調製した硬度1000のマグネシウム含有深層水。

【発表概要】
■演題名:便秘傾向者に対するマグネシウム含有深層水の安全性と有用性の検討
■演者名:泉岡利於、外山 学、樋口徹、小林敬司、光井英昭、山家健一、西谷真人、
福田正博(中間法人 大阪府内科医会)

【調査概要】
モニター調査
■調査実施責任機関:中間法人 大阪府内科医会
■調査共同実施機関:株式会社エビデンスラボ
■調査内容
【研究時期】   2007年8月~11月
【調査対象者】 下記選択基準を満たす179名
  (選択基準)
調査実施施設に通院する成人男女
便秘傾向者(目安:1週間の排便回数が2~5回程度)
膨満感、腹痛、残便感、その他腹部不快感のある方
本調査参加に際し、事前に当該調査の説明を受け、その内容が理解でき、趣旨に賛同できる方、かつ本人に文書同意が得られる方。
【調査実施施設数】 76施設
【調査飲用水】 室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)(500ml/本)
【摂取期間】 4週間
【摂取方法】 1日1本(500ml)を目安に摂取する
【調査項目】 〔有用性〕排便回数、便の形状、便の量、
      腹部症状(膨満感、便意切迫感、腹痛、残便感、腹部不快感)
            〔安全性〕医師の診察、理学検査、血液検査
調査結果
① 1日の平均排便回数・量が飲用後に増加した。
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②腹部膨満感や残便感、その他の腹部不快感に対しては、飲用後に改善された事が
認められた。

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③主治医は、約6割の対象者に「きわめて有用」「かなり有用」と評価した。

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④調査飲用水を飲用した時の副作用と考えられる有害事象は認められなかった。

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⑤調査飲用水と医薬品を併用している対象者においても、それらの相互作用に起因すると考えられる有害事象の発生は認められなかった。
⑥血圧、血清脂質値、血糖関連の検査値について、摂取前後での有意な変動は認められなかった。また、その他の検査値についても、臨床上問題となる異常変動は認められなかった。

 以上のことより、調査飲用水は、便秘傾向者に対して、便通および腹部症状の改善効果を有し、また臨床実地下においても安全に使用できる有用な食品であることが示された。

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■調査目的

マグネシウム含有深層水の短期摂取時の安全性、使用感等に関する情報収集。

■調査実施責任機関

中間法人 大阪府内科医会

■調査共同実施機関

株式会社エビデンスラボ

■調査内容

【研究時期】 2007年8月7日~10月15日
【調査対象者】 下記選択基準を満たす789名。有効回答 527名(回答率66.8%)。
  (選択基準)
調査実施施設に通院する患者のうち、医師が適切と判断した成人男女
便秘傾向者(目安:1週間の排便回数が2~5回程度)
膨満感、腹痛、残便感、その他腹部不快感のある方
【調査実施施設数】 202施設
【調査飲用水】 室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)(500ml/本)
【摂取期間】 6日間
【摂取方法】 1日1本(500ml)を目安に摂取する
【調査項目・方法】 腹部症状についてアンケートハガキに記載の上、返信いただいた。

★調査結果

有効回答527名中、166名において「お腹の調子が良くなった」、127名において「便秘が解消された」との回答があった。


□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2008年9月14日
・発表会名:第22回日本臨床内科医学会
・発表者:中間法人 大阪府内科医会

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室戸海洋深層水から調製した高ミネラル飲料の作用成分の推定

 

ピロリ菌増殖抑制!室戸海洋深層水から調製した高ミネラル飲料の作用成分の推定

 室戸海洋深層水※1から調製した高ミネラル水がピロリ菌に及ぼす影響※2について、赤穂化成株式会社と高知大学医学部の共同により、研究が重ねられてきました。今回はその水を構成する主要なミネラル(Mg、Ca、Na、K)ごとの生体外におけるヘリコバクター・ピロリ菌の増殖抑制と運動性抑制に及ぼす影響について検討され、その研究成果が、第39回日本臨床検査自動化学会(2007年9月28日)で発表されました。
 ヘリコバクター・ピロリ菌(以下、ピロリ菌)は、世界人口の40~50%が感染していると想定され、人の胃内に定着・感染し、上部消化管疾患をはじめとした様々な疾患へ関与することが報告されています。現在、ピロリ菌の除菌はプロトンポンプ阻害剤と2種類の抗生物質の3剤療法により実施されていますが、耐性菌の出現や薬の副作用などによる除菌不成功例の増加が問題視されています。
 今回の研究では、ピロリ菌に対する高ミネラル水の作用機構の解明に向けて、高ミネラル水に含まれる主要なミネラル(Mg、Ca、Na、K)の塩溶液を作製し、ピロリ菌に対する増殖抑制及び運動性抑制効果について検討が行われました。
 その結果、増殖抑制及び運動性抑制効果は菌株により差が見られましたが、全てのミネラルで濃度依存的な抑制効果の上昇が見られ、特にNa、Kと比較して、Mg、Caの方がより低い濃度で増殖抑制・運動性抑制効果を示す傾向が認められました。したがって、ピロリ菌の増殖や運動性を抑制するには、Na、KよりもMg、Caを多く含む水の方がより効果的であることが示されました。

※1:室戸海洋深層水
一般的に海洋深層水とは、太陽の光さえ届かない水深200m以深の水温が急に冷たくなっている層にある海水のことをいいます。その海水は陸水や大気由来の化学物質にさらされる機会が少ないため、きわめて清浄です。「室戸海洋深層水」は、高知県室戸沖の水深344mから汲み上げられた水をいいます。

※2:研究成果
1)『室戸海洋深層水から調製した高ミネラル水「海の深層水 天海の水硬度1000」による室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)、ピロリ菌の増殖抑制に及ぼす影響』(2005年9月30日「日本臨床検査自動化学会第37回大会」で発表)
2)『室戸海洋深層水から調製した5種類の高ミネラル水による、ピロリ菌の増殖抑制と運動性抑制に及ぼす影響』(2006年5月24日「106th General Meeting[American Society For Microbiology]」で発表)
3)『室戸海洋深層水から調製した硬度の異なる水による、ヘリコバクター・ピロリ菌の増殖抑制と運動性抑制に及ぼす影響』(2006年10月13日「日本臨床検査自動化学会第38回大会」で発表)
4)『室戸海洋深層水から調製したミネラル比の異なる高ミネラル水による、ヘリコバクター・ピロリ菌の増殖抑制と運動性抑制に及ぼす影響』(2006年11月10日「第53回日本臨床検査医学会」で発表)

■研究員

竹内啓晃、杉浦哲朗   (高知大学医学部 病態情報診断学教室)
山本悦子、安川岳志、中川光司、池上良成 (赤穂化成株式会社)

■研究内容

テーマ 室戸海洋深層水から調製した高ミネラル飲料の作用成分の推定
ミネラル(Mg、Ca、Na、K)ごとのヘリコバクター・ピロリ菌に対する増殖抑制と運動性抑制に及ぼす影響

研究期間 2006年2月~2007年5月

試験水および使用菌株
[試験水] MgCl2、CaCl2、NaCl、KCl溶液
(カチオン(陽イオン)濃度を一定にした溶液〔カチオン濃度:983mg/L、1966 mg/L、3933 mg/L〕、アニオン(陰イオン)濃度を一定にした溶液〔アニオン濃度:3640 mg/L〕を作製)
[対照水] ミリQ水
[使用菌株] 臨床分離株を中心に約51株
KMTシリーズ:高知大学医学部附属病院臨床分離株
NYシリーズ:抗生物質(メトロニダゾールおよびクラリスロマイシン)耐性株(日本株)
NTCC11637株:臨床分離株(米国株)
26695株:遺伝子レベルまでよく解析されている臨床分離株(欧州株)
HPK5:臨床分離株(日本株)
HPKT510:遺伝子組み換えにて作製したHPK5のcdrA遺伝子(細胞分裂関連遺伝子)破壊株
[培地組成]
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■増殖抑制試験方法

 ブルセラブロス寒天培地(馬血清10%添加)より十分に生育したピロリ菌を集菌し、ブルセラブロス培養液に懸濁しO.D.600=0.4になるように調整後、この溶液を104、105、106倍に希釈。試験水または対照水を含む寒天培地に希釈した菌懸濁液を10μLずつ滴下後、37℃、CO2 10%環境下で3日間培養し、コロニー数(CFU)を測定。

■運動性抑制試験方法

  ブルセラブロス寒天培地(馬血清10%添加)より十分に生育したピロリ菌を試験水または対照水を含む軟寒天培地に接種。37℃、CO2 10%環境下で7日間培養し、コロニーの直径を測定。

■評価方法

 対照におけるコロニー数、コロニーの直径を100%として、カチオン濃度を一定にした試験水では増殖抑制効果と運動性抑制効果を判定。アニオン濃度を一定にした試験水では増殖抑制効果を判定。試験は3回以上行い、対照に比して80%より小さい値を示したものを増殖抑制効果・運動性抑制効果ありと判定。試験は3回以上行い、複数回の試験において、抑制効果を示した試験の割合が50%以上のものを増殖抑制効果・運動抑制効果ありとした。
 なお、増殖抑制の評価では、試験水に於いてコロニーサイズが対照水に比べて明らかに小さい場合でもコロニー数が同等であれば、効果なしと厳しく評価した。(コロニーサイズは菌数を反映するため、コロニーサイズが小さいことは増殖抑制されていると生物学的に解釈される。)

効果のあった試験回数/総試験回数 > 50% ⇒ 増殖・運動性抑制効果ありと判定

■試験結果

1)増殖抑制試験、運動性抑制試験共に、全ての主要なミネラルにおいて濃度依存的に抑制効果が見られた。
2)同濃度では、Na、Kと比較してMg、Caで高い増殖抑制効果・運動性抑制効果が見られた。
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□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2007年9月28日
・発表会名:第39回日本臨床検査自動化学会
・発表者:赤穂化成株式会社

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室戸海洋深層水から調製したミネラル比の異なる高ミネラル水によるヘリコバクター・ピロリ菌の増殖抑制と運動性抑制に及ぼす影響

 

ピロリ菌増殖抑制!室戸海洋深層水から調製したミネラル比の異なる高ミネラル水によるヘリコバクター・ピロリ菌の増殖抑制と運動性抑制に及ぼす影響

室戸海洋深層水※1から調製したミネラル比の異なる高ミネラル水による、生体外でのヘリコバクター・ピロリ菌の増殖抑制と運動性抑制に及ぼす影響についての検討が赤穂化成株式会社と高知大学医学部との共同で行われ、第53回日本臨床検査医学会で発表されました。
 ヘリコバクター・ピロリ菌(以下、ピロリ菌)は人の胃内に定着・感染し、上部消化管疾患をはじめとした様々な疾患へ関与することが報告されています。現在、ピロリ菌の除菌にはプロトンポンプ阻害剤と2種類の抗生物質の3剤療法により実施されていますが、耐性菌の出現や副作用などによって除菌不成功例が増加しています。これまで赤穂化成株式会社は、高知大学医学部と共同で以下の発表を行いました。
①室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)によるピロリ菌の増殖抑制に及ぼす影響※2
②室戸海洋深層水から調製した5種類の高ミネラル水による、ピロリ菌の増殖抑制と運動性阻害に及ぼす影響。※3
③室戸海洋深層水から調製した硬度※4の異なる水によるヘリコバクター・ピロリ菌の増殖抑制と運動性抑制に及ぼす影響※5
 今回の試験では、臨床分離株53株のピロリ菌に対する、Mg(マグネシウム)、Ca(カルシウム)比が異なる海洋深層水の増殖抑制と運動性抑制効果について検討が行われました。試験には海洋深層水より調製したミネラル比の異なる高ミネラル水(硬度2000相当)4種類が用いられ、対照にはミリQ水を用いて増殖抑制試験ならびに運動性抑制試験が実施されました。
 増殖抑制試験ではブルセラブロス(馬血清10%添加)寒天培地で2日間培養したピロリ菌をブルセラブロス培養液に懸濁し、この懸濁液を適宜希釈し、試験水または対照水を含むブルセラブロス寒天培地に10μLずつ滴下した後、37℃、CO210%の環境下で3日間培養した後の生菌数(CFU)を測定されました。
 また、運動性抑制試験ではブルセラブロス寒天培地で2日間培養したピロリ菌を試験水または対照水を含むブルセラブロス軟寒天培地に接種。37℃、CO210%の環境下で7日間培養した後、コロニーの直径が測定されました。
結果、対照における生菌数及びコロニーの直径を100%として、試験水のピロリ菌増殖抑制効果及び運動性抑制効果を評価したところ、試験水および菌株により増殖抑制・運動性抑制効果に差があることが明らかとなり、ミネラルに対する感受性が菌によって異なることが示されました。

※1:室戸海洋深層水
 一般的に海洋深層水とは、太陽の光さえ届かない水深200m以深の水温が急に冷たくなっている層にある海水のことをいいます。その海水は陸水や大気由来の化学物質にさらされる機会が少ないため、きわめて清浄です。「室戸海洋深層水」は、高知県室戸沖の水深344mから汲み上げられた水をいいます。
 今回の試験で用いた試験水Cは、市販されている室戸海洋深層水100%飲料と同じMg、Ca比で、硬度が異なり2000です。
※2:2005年9月30日「日本臨床検査自動化学会第37回大会」で発表
※3:2006年5月24日「106th General Meeting[American Society For Microbiology]」で発表
※4:硬度
硬度=(Ca量(mg/L)×2.5)+(Mg量(mg/L)×4)
※5:2006年10月13日「日本臨床検査自動化学会第38回大会」で発表

■研究員

竹内啓晃、杉浦哲朗   (高知大学医学部病態情報診断学教室)
山本悦子、安川岳志、中川光司、池上良成 (赤穂化成株式会社)

■研究内容

テーマ 室戸海洋深層水から調製したミネラル比の異なる高ミネラル水による
ヘリコバクター・ピロリ菌の増殖抑制と運動性抑制に及ぼす影響

研究期間   2006年4月~2006年8月
試験水および使用菌株
[試験水] 室戸海洋深層水から調製した高ミネラル水(硬度2000)
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[対照水] ミリQ水

[使用菌株] 臨床分離株を中心に約53株
KMTシリーズ:高知大学医学部附属病院臨床分離株
PYIシリーズ:赤穂市民病院臨床分離株
NYシリーズ:抗生物質(メトロニダゾールおよびクラリスロマイシン)耐性株(日本株)
NTCC11637:臨床分離株(米国株)
26695株:遺伝子レベルまでよく解析されている臨床分離株(欧州株)
HPK5:臨床分離株(日本株)
HPKT510:遺伝子組み換えにて作製したHPK5のcdrA遺伝子(細胞分裂関連遺伝子)破壊株

■増殖抑制試験方法

 ブルセラブロス寒天培地(馬血清10%添加)より充分に生育したピロリ菌を集菌し、ブルセラブロス培養液に懸濁しO.D.600=0.4になるように調整後、この溶液を104、105、106倍に希釈。試験水または対照水を含む寒天培地に希釈した菌懸濁液を10μlずつ滴下後、37℃、CO2  10%環境下で3日間培養し、生菌数(CFU)を測定。

■運動性抑制試験方法

  ブルセラブロス寒天培地(馬血清10%添加)より充分に生育したピロリ菌を試験水または対照水を含む軟寒天培地に接種。37℃、CO2 10%環境下で7日間培養し、コロニーの直径を測定。

■評価方法

 対照における生菌数、コロニーの直径を100%として、試験水の増殖抑制効果と運動性抑制効果を判定。試験は3回以上行い、対照に比して80%より小さい値を示したものを増殖抑制効果・運動性抑制効果ありと判定。複数回の試験における増殖抑制効果・運動性抑制効果の割合(%)で評価した。

増殖・運動性抑制効果の割合(%)=効果のあった試験回数/総試験回数

■試験結果

1)菌株の種類及びMg、Caの配合量の違いにより増殖抑制効果・運動性抑制効果に差が見られた。
2)マグネシウム添加量の多いDの組成の水が最も多くの菌株に対して増殖抑制効果を示した。
3)運動性抑制試験においては、カルシウム添加量の多いA及びBの組成の水で、より高い運動性抑制効果が得られた。

■増殖抑制・運動性抑制_試験結果

100%:★、75~99%:◎、50~74%:○で評価。      
              
●評価表
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□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2006年11月10日
・発表会名:第53回日本臨床検査医学会
・発表者:赤穂化成株式会社

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室戸海洋深層水から調製した硬度の異なる水によるヘリコバクター・ピロリ菌の増殖抑制と運動性抑制に及ぼす影響

 

ピロリ菌増殖抑制!室戸海洋深層水から調製した硬度の異なる水によるヘリコバクター・ピロリ菌の増殖抑制と運動性抑制に及ぼす影響

 室戸海洋深層水※1から調製した硬度※2の異なる水による、生体外でのヘリコバクター・ピロリ菌の増殖抑制と運動性抑制に及ぼす影響についての検討が、赤穂化成株式会社と高知大学医学部との共同で行われ、日本臨床検査自動化学会第38回大会で発表されました。
 ヘリコバクター・ピロリ菌(以下、ピロリ菌)は人の胃内に定着・感染し、上部消化管疾患をはじめとした様々な疾患へ関与することが報告されています。現在、ピロリ菌の除菌にはプロトンポンプ阻害剤と2種類の抗生物質の3剤療法により実施されていますが、耐性菌の出現や副作用などによって除菌不成功例が増加しています。これまで赤穂化成株式会社は、高知大学医学部と共同で以下の発表を行いました。
①室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)によるピロリ菌の増殖抑制に及ぼす影響※3
②室戸海洋深層水から調製した5種類の高ミネラル水による、ピロリ菌の増殖抑制と運動性阻害に及ぼす影響。※4
 今回の試験では、臨床分離株51株のピロリ菌に対する、硬度の異なる海洋深層水の増殖抑制と運動性抑制効果について検討が行われました。試験には海洋深層水より調製した高ミネラル水(硬度を100、500、1000、2000に調製)および対照にはミリQ水が用いられ、増殖抑制試験と運動性抑制試験が実施されました。
 増殖抑制試験ではブルセラブロス(馬血清10%添加)寒天培地で2日間培養したピロリ菌をブルセラブロス培養液に懸濁し、この懸濁液を適宜希釈し、試験水または対照水を含むブルセラブロス寒天培地に10μLずつ滴下した後、37℃、CO210%の環境下で3日間培養した後のコロニー数(CFU)が測定されました。
 また、運動性抑制試験ではブルセラブロス寒天培地で2日間培養したピロリ菌を試験水または対照水を含むブルセラブロス軟寒天培地に接種。37℃、CO210%の環境下で7日間培養した後、コロニーの直径が測定されました。
 結果、対照におけるコロニー数及びコロニーの直径を100%として、試験水のピロリ菌増殖抑制効果及び運動性抑制効果を評価したところ、増殖抑制・運動性抑制効果は硬度や菌株によりその程度に差は認められたものの、硬度の高い水の方がピロリ菌に対して高い増殖抑制・運動性抑制効果を示す傾向にありました。
今回の研究結果から、室戸海洋深層水から調製した高ミネラル水がピロリ菌の感染予防あるいは感染菌数を減少させる可能性があることが示されました。

※1:室戸海洋深層水
 一般的に海洋深層水とは、太陽の光さえ届かない水深200m以深の水温が急に冷たくなっている層にある海水のことをいいます。その海水は陸水や大気由来の化学物質にさらされる機会が少ないため、きわめて清浄です。「室戸海洋深層水」は、高知県室戸沖の水深344mから汲み上げられた水をいいます。
 今回の試験では、室戸海洋深層水100%飲料硬度1000及び硬度1000を2倍希釈したもの(硬度500)、10倍希釈したもの(硬度100)と、同じ組成の硬度2000が用いられました。
※2:硬度
   硬度=(Ca量(mg/L)×2.5)+(Mg量(mg/L)×4)
※3:2005年9月30日「日本臨床検査自動化学会第37回大会」で発表
※4:2006年5月24日「106th General Meeting[American Society For Microbiology]」で発表

■研究員

竹内啓晃、杉浦哲朗   (高知大学医学部病態情報診断学教室)
山本悦子、安川岳志、中川光司、池上良成 (赤穂化成株式会社)

■研究内容

テーマ 海洋深層水より調製したミネラル含有水のヘリコバクター・ピロリ菌に対する影響

研究期間 2005年11月~2006年8月

試験水および使用菌株
[試験水] 室戸海洋深層水から調製した水
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[対照水] ミリQ水
[使用菌株] 臨床分離株を中心に約51株
KMTシリーズ:高知大学医学部附属病院臨床分離株
NYシリーズ:抗生物質(メトロニダゾールおよびクラリスロマイシン)耐性株(日本株)
26695株:遺伝子レベルまでよく解析されている臨床分離株(欧州株)
NTCC11637:臨床分離株(米国株)
HPK5:臨床分離株(日本株)
HPKT510:遺伝子組み換えにて作製したHPK5のcdrA遺伝子(細胞分裂関連遺伝子)破壊株

■増殖抑制試験方法

 ブルセラブロス寒天培地(馬血清10%添加)より充分に生育したピロリ菌を集菌し、ブルセラブロス培養液に懸濁しO.D.600=0.4になるように調整後、この溶液を104、105、106倍に希釈。試験水または対照水を含む寒天培地に希釈した菌懸濁液を10μlずつ滴下後、37℃、CO2  10%環境下で3日間培養し、CFU(コロニー数)を測定。

■運動性抑制試験方法

  ブルセラブロス寒天培地(馬血清10%添加)より充分に生育したピロリ菌を試験水または対照水を含む軟寒天培地に接種。37℃、CO2 10%環境下で7日間培養し、コロニーの大きさを測定。

■評価方法

 対照におけるコロニー数、コロニーの大きさを100%として、試験水の増殖性抑制効果と運動性抑制効果を判定。試験は3回以上行い、対照に比して80%より小さい値を示したものを増殖抑制効果・運動性抑制効果ありと判定。複数回の試験における増殖抑制効果・運動性抑制効果の割合(%)で評価した。

増殖・運動性抑制効果の割合(%)=効果のあった試験回数/総試験回数

■試験結果

1)硬度の高い水の方がヘリコバクター・ピロリ菌に対し、高い増殖抑制効果及び運動性抑制効果を示した。
2)硬度2000の高ミネラル水では多くの菌に対して顕著な増殖抑制効果及び運動性抑制効果が得られた。
3)ヘリコバクター・ピロリ菌の種類によって効果に差が見られた。

■増殖抑制_試験結果

100%          : 下表内★で評価
75~99%         : 下表内◎で評価
50~74%         : 下表内○で評価

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□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2006年10月13日
・発表会名:日本臨床検査自動化学会第38回大会
・発表者:赤穂化成株式会社

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室戸海洋深層水から調製した高ミネラル水(ミネラルバランス、Mg/Ca比違い)による、ヘリコバクター・ピロリ菌の増殖抑制と運動性阻害に及ぼす影響

 

ピロリ菌増殖抑制!室戸海洋深層水から調製した高ミネラル水(ミネラルバランス、Mg/Ca比違い)による、ヘリコバクター・ピロリ菌の増殖抑制と運動性阻害に及ぼす影響

 室戸海洋深層水※1から調製した高ミネラル水による生体外でのヘリコバクター・ピロリ菌の増殖抑制と運動性阻害に及ぼす影響についての検討が、赤穂化成株式会社と高知大学医学部との共同で行われ、106th General Meeting  (American Society For Microbiology)で発表されました。
 ヘリコバクター・ピロリ菌(以下、ピロリ菌)は人の胃内に定着・感染し、上部消化管疾患をはじめとした様々な疾患へ関与することが報告されています。現在、ピロリ菌の除菌にはプロトンポンプ阻害剤と2種類の抗生物質の3剤療法により実施されていますが、耐性菌の出現や副作用などによって除菌不成功例が増加しています。
 赤穂化成株式会社と高知大学医学部との共同で、室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)がピロリ菌に及ぼす影響について研究した結果、室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)によりピロリ菌の増殖が抑制されることが確認されました(2005年9月30日 日本臨床検査自動化学会第37回大会で発表)。
 さらに、ピロリ菌の持つ増殖と運動性に対し、室戸海洋深層水から調製した5種類の高ミネラル水が及ぼす影響について検討されました。
 試験では、室戸海洋深層水より調製した5種類の試験水を用い、対照水にはミリQ水※2を使用。ブルセラブロス(馬血清10%添加)寒天培地で生育したピロリ菌をブルセラブロス培養液に懸濁し、この溶液を適宜希釈し、この希釈溶液を試験水及び対照水を含む寒天培地に10μlずつ滴下した後、37℃、CO210%環境下で培養し、3日後のコロニー数(CFU)を測定し、増殖に対する影響が調査されました。また、運動性試験には、ブルセラブロス(馬血清10%添加)寒天培地で生育したピロリ菌を、減菌したつまようじで一定量ずつ掻き取り、ブルセラブロス寒天培地(0.25%)に植菌し、37℃、CO210%環境下で培養し、7日後のコロニーの大きさが測定されました。いずれの試験にも約50種類のピロリ菌が用いられました。
 結果、5種類の試験水で値に差はあるものの、室戸海洋深層水から調製した高ミネラル水は、ピロリ菌の増殖とその運動性の両方を阻害することが示されました。
 この研究結果から、室戸海洋深層水から調製した高ミネラル水はピロリ菌の感染を予防するために使用される事が期待されます。

※1:室戸海洋深層水・・・一般的に海洋深層水とは、太陽の光さえ届かない水深200m以深の水温が急に冷たくなっている層にある海水のことをいいます。その海水は陸水や大気由来の化学物質にさらされる機会が少ないため、きわめて清浄です。「室戸海洋深層水」は、高知県室戸沖の水深344mから汲み上げられた水をいいます。
 今回の試験では、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムの濃度を変化させた5種類の調製海洋深層水を使用しました。
※2:ミリQ水・・・・・超純水製造装置で濾過した水

■研究員

竹内啓晃、杉浦哲朗 (高知大学医学部病態情報診断学講座)
安川岳志、中川光司 (赤穂化成株式会社)

■研究内容

テーマ 海洋深層水より調製した高ミネラル水によるヘリコバクター・ピロリ菌の増殖と運動性に及ぼす影響
研究期間 2005年5月~10月
試験水及び使用菌株 
[試験水] 室戸海洋深層水から調製した5種類の高ミネラル飲料
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*調製海洋深層水C:室戸海洋深層水(硬度1000)

[対照水] ミリQ水
[使用菌株] 臨床分離株を中心に約50株
KMTシリーズ:高知大学医学部附属病院臨床分離株
NYシリーズ:抗生物質(メトロニダゾールおよびクラリスロマイシン)耐性株(日本株)
26695株:遺伝子レベルまでよく解析されている臨床分離株(欧州株)
26695CA1,26695CA2:26695派生株;cagA遺伝子破壊株、
クローン1、クローン2
NTCC11637:臨床分離株(米国株)
CPY3401:臨床分離株(日本株)
SS-1:臨床分離株(豪州株)
HPK5:臨床分離株(日本株)
HPKT510:遺伝子組み換えにて作製したHPK5のcdrA遺伝子(細胞分裂関連遺伝子)破壊株
PYI,AK2:赤穂市民病院臨床分離株

■増殖抑制試験方法

・ブルセラブロス寒天培地(馬血清10%添加)より充分に生育したピロリ菌を集菌し、OD600=0.3になるようにブルセラブロス培養液に懸濁し、この溶液を10倍ずつ希釈する。
・試験水または対照水を含む寒天培地に希釈した菌懸濁液を10μlずつ滴下後、37℃、CO2 10%環境下で3日間培養し、CFU(コロニー数)を測定。
・対照におけるコロニー数を100%として、調製海洋深層水の増殖抑制効果を判定。試験は3回以上行い、対照に比して80%より小さい値を示したものを増殖抑制効果ありと判定。複数回の試験における増殖抑制効果の割合(%)で評価。
  増殖抑制効果の割合(%)=効果のあった試験回数/総試験回数

■運動性阻害試験方法

・ブルセラブロス寒天培地(馬血清10%添加)より充分に生育したピロリ菌を減菌したつまようじで一定量掻き取り、試験水または対照水を含む軟寒天培地(0.25%寒天)に植菌する。37℃、CO210%環境下で7日間培養し、コロニーの大きさを測定。
・対照におけるコロニーの大きさを100%として、調製海洋深層水の運動抑制効果を判定。試験は3回以上行い、対照よりもコロニーの大きさが小さいものを運動抑制効果ありと判定。複数回の試験における運動抑制効果の割合(%)で評価。
運動抑制効果の割合(%)=効果のあった試験回数/総試験回数
 また、対照に於けるコロニーの大きさ(直径)が5mm以下のものは運動性なしと判定した。
・両試験には、日本の臨床分離株(種々の上部消化管疾患患者より採取)および26695株など約50株のピロリ菌を使用した。

■試験結果

 ミネラル成分の含有量の異なる5種類の調製海洋深層水では、値が異なるが、ピロリ菌の増殖と運動性の両方を阻害することが示された。


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□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2006年5月24日 
・発表会名106th General Meeting (American Society For Microbiology)
・発表者:赤穂化成株式会社

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海洋深層水より調製した高ミネラル水硬度1000のヘリコバクター・ピロリ菌に対する影響

 

ピロリ菌増殖抑制!海洋深層水より調製した高ミネラル水硬度1000のヘリコバクター・ピロリ菌に対する影響


 海洋深層水より調製した高ミネラル水のヘリコバクター・ピロリ菌に対する影響についての検討が赤穂化成株式会社と高知大学医学部との共同で行われ、日本臨床検査自動化学会第37回大会(2005年9月30日)で発表されました。
 ヘリコバクター・ピロリ菌は人の胃内に定着・感染し、上部消化管疾患をはじめとした様々な疾患への関与が報告されています。現在、ピロリ菌の除菌にはプロトンポンプ阻害剤と2種類の抗生物質の3剤療法により実施されていますが、耐性菌の出現や副作用などによって除菌不成功例が増加しています。
 今回の試験では室戸海洋深層水100%飲料※1が用いられ、対照水にはミリQ水※2を使用。Brucella Broth(馬血清10%添加)寒天培地で生育したピロリ菌とBrucella Broth培養液との懸濁液を適宜希釈し、この希釈溶液を試験水及び対照水を含む寒天培地に10μlずつ滴下後、37℃、CO210%環境下で培養し、3日後のコロニー数を測定。評価は対照におけるコロニー数を100%として、室戸海洋深層水100%飲料のピロリ菌増殖抑制効果が判定されました。その結果、室戸海洋深層水100%飲料はピロリ菌に対して増殖抑制を示し、ピロリ菌の種類によってその抑制効果に違いがあることが明らかとなりました。
室戸海洋深層水100%飲料は、生体に対する作用機序が医科学的にも徐々に解明されてきており、整腸作用や生体免疫力に影響すると同時に、生活習慣病などに対する予防的効果も期待されています。このような背景をもとに、今回の研究では、普段の生活のなかで飲料水が手軽に摂取できることに着目し、室戸海洋深層水100%飲料のヘリコバクター・ピロリ菌に対する影響について検討を行ったものです。

※1:室戸海洋深層水100%飲料成分構成・・Mg:200mg/L、Na:74mg/L、Ca:71mg/L、K:69mg/L、硬度1000mg/L
※2:ミリQ水・・・・・純水製造装置で濾過した水

■研究員

杉本千鶴子、竹内啓晃、杉浦哲朗 (高知大学医学部病態情報診断学教室)
安川岳志、中川光司、池上良成 (赤穂化成株式会社)

■研究内容

テーマ 海洋深層水より調製した高ミネラル水のヘリコバクター・ピロリ菌に対する影響
研究期間 2005年5月~7月
試験水 
[試験水] 室戸海洋深層水100%飲料
(Mg:200mg/L、Na:74mg/L、Ca:71mg/L、K:69mg/L)
[対照水] ミリQ水
[使用菌株] 臨床分離株を中心に約60株
KMTシリーズ:高知大学医学部臨床分離株
NYシリーズ:抗生物質(メトロニダゾールおよびクラリスロマイシン)耐性株(日本株)
26695株:遺伝子レベルまでよく解析されている臨床分離株(欧州株)
NCTC11637:臨床分離株(米国株)
CPY3401:臨床分離株(日本株)
SS-1:臨床分離株(豪州株)
HPK5:臨床分離株(日本株)
HPKT510:遺伝子組み換えにて作製したHPK5のcdrA遺伝子(細胞分裂関連遺伝子)破壊株

■方法

・Brucella Broth寒天培地(馬血清10%添加)より充分に生育したピロリ菌を1白金耳採取し、2.8%
Burucella Broth培養液1mlにO.D.600=0.3になるように懸濁。

・その後、10-4、10-5、10-6に希釈し、試験水または対照水を含む寒天培地に10μlずつ滴下後、37℃、CO2 10%環境下で培養し、3日後のコロニー数を測定。

・ピロリ菌は、日本の臨床分離株(種々の上部消化管疾患患者より採取)および26695株など約60株を使用した。

■試験結果

 対照におけるコロニー数を100%として、室戸海洋深層水100%飲料のピロリ菌増殖抑制効果を判定した。試験は3回以上行い、対照に比して80%より小さい値を示したものを増殖抑制効果ありと判定。複数回の試験における、増殖抑制効果の割合(%)で評価した。
〔増殖抑制効果の割合(%)=効果のあった試験回数/総試験回数〕
 結果、室戸海洋深層水100%飲料はピロリ菌に対して増殖抑制を示した。ピロリ菌の種類によってその抑制効果に違いがあった。

100% :KMT11、KMT36、KMT46、NY31  [下表内★で表示]
75~99% :KMT42    [下表内◎で表示]
50~74%  :KMT5、KMT25、KMT27、KMT34、KMT39、KMT40、KMT49、KMT50、NY8、
NY13、HPK5    [下表内○で表示]
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□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2005年9月30日
・発表会名:日本臨床検査自動化学会第37回大会
・発表者:赤穂化成株式会社

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関節リウマチに対するマグネシウムの発症抑制効果について アジュバンド誘発関節炎ラットにおけるインドメタシン誘起消化管障害とマグネシウムイオンによる抑制効果

 

リウマチ予防?関節リウマチに対するマグネシウムの発症抑制効果について アジュバンド誘発関節炎ラットにおけるインドメタシン誘起消化管障害とマグネシウムイオンによる抑制効果


 関節リウマチに対するマグネシウムの発症抑制効果についての研究成果が、赤穂化成株式会社と近畿大学薬学部により第125年会 日本薬学会で発表されました。
 「関節リウマチ」は関節に起こる炎症です。従来はステロイド剤の投与が一般的でしたが、長期投与の際に副作用があることから、近年では非ステロイド系の医薬品が使用されています。しかし、これも胃潰瘍を高い確率で発現するために問題視されています。
 このような中、最近、マグネシウムイオン(Mg2+)を高濃度含有する"にがり水"が種々の炎症反応に対し抑制作用を示すことが報告されています。そこで今回、関節リウマチの動物モデルであるアジュバント誘発関節炎(AA)ラットを用い、インドメタシンによる誘起消化管障害とこれに対するマグネシウムイオン投与による発症抑制効果について検討されました。
 検査はAAラットに対して精製水(PW)及びマグネシウムイオンを含む室戸海洋深層水100%の"にがり水"(高ミネラル水) [200,400,600mg/Lの3種類]を自由に摂取させ、足浮腫の程度及び胃粘膜損傷度を測定。その結果、室戸海洋深層水100%の"にがり水"を与えたグループは精製水を与えたグループと比較して足浮腫の抑制が認められ、また胃粘膜損傷度も低値であることが確認できました。
この結果、マグネシウムイオンの摂取はAAラットにおける足浮腫発症抑制及びインドメタシン誘起消化管障害に対する保護効果があることが分かりました。

[アジュバンド誘発関節炎ラットにおけるインドメタシン誘起消化管障害とマグネシウムイオンによる抑制効果]

■研究員

長井紀章・池堂知章・伊藤吉將(近畿大学 薬学部)
太井秀行・端口佳宏・魚住嘉伸・中川光司(赤穂化成 技術開発部)

■目的

関節リウマチの動物モデルであるアジュバント誘発関節炎(AA)ラットの足浮腫に対するマグネシウムイオン(Mg2+)投与による抑制効果
AAラットに対するインドメタシン投与による誘起消化管障害とこれに対するMg2+投与による抑制効果

■検査方法

・  期間・・・・2004年4月~2005年2月
AAラットはMycobacterium butyriumの油性懸濁液をDark Agoutiラットの右足踵及び尾部に投与することで作製。
精製水(PW)及びマグネシウムイオン(200,400,600mg/L)を含む"にがり水"はアジュバント投与(AJ)7日前から実験終了時まで自由に摂取させた。
関節炎の進展を表す足浮腫は足容積の増加量(mL)で示した。
胃粘膜損傷度(スコア)はコンピュータ画像解析により数値化した。

■研究結果

 精製水を与えたAAラットの足浮腫は左右ともにAJ後14日で最大に達し、それ以後は漸次縮小した。一方、室戸海洋深層水100%の"にがり水"飲水群では「精製水」飲水群と比較しAJ14日目の足浮腫の抑制が認められ、とくに"にがり水"(600mg/L)飲水群において最大の効果が認められた。
 インドメタシンによる胃粘膜損傷は正常ラットに比べAAラットで有意に増悪が認められた。「精製水」飲水群ではAJ14日目で胃粘膜損傷スコアは最大に達したが、"にがり水"(600mg/L)飲水群のスコアは低値であった。
 これらの結果からMg2+にはAAラットにおける足浮腫発症抑制及びインドメタシン消化管障害に対する保護効果があることが判明した。

■まとめ

 Mg2+を含む室戸海洋深層水100%の"にがり水"を飲水させたAAラット群は、精製水飲水群と比較し、足浮腫に対して抑制効果が認められた。
 Mg2+を含む室戸海洋深層水100%の"にがり水"を飲水させたAAラット群は、精製水飲水群と比較し、インドメタシン投与による胃粘膜障害に対して抑制効果が認められた。

【関係資料】

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 インドメタシンによる誘起消化管障害した
AAラットに対するマグネシウムイオン(600ml/L)を含む
室戸海洋深層水100%の"にがり水"(高ミネラル水)の抑制効果

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□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2005年3月29〜31日
・発表会名:第125年会 日本薬学会
・発表者:赤穂化成株式会社

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室戸沖海洋深層水が閉経周辺期の骨量減少症や骨粗鬆症女性意の骨代謝に与える影響

 

骨密度減少予防!室戸沖海洋深層水が閉経周辺期の骨量減少症や骨粗鬆症女性意の骨代謝に与える影響


 奈良県立医科大学産科婦人科学教室、高知医科大学産科婦人科学教室、県立三室病院産婦人科によって、室戸海洋深層水が骨代謝に与える影響が検討されました。
 骨量減少症や骨粗鬆症女性(49〜62歳)18例を室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)500ml/日(マグネシウム補充量:100mg/日)を12週間飲用する飲用群(12例)と非飲用群(コントロール群、6例)に分け、飲用前後の血中や尿中の電解質、骨代謝マーカーとカルシウム代謝調節ホルモンの濃度、および腰椎骨密度が測定されました。
 血清総Mgは飲用群において4週目で飲用前に比べて増加(p<0.05)。4週目の飲用群ではコントロール群に比べて高値でした(p<0.05)。尿中Mg/Creは飲用群において飲用4、8と12週目で増加(p<0.01、p<0.05とp<0.01)。飲用4と12週目の飲用群でコントロール群に比べて高値でした(それぞれp<0.05)。飲用群の血中や尿中のCaやPは飲用前やコントロール群との間に差はありませんでした。骨型ALPは、コントロール群と飲用群で飲用前後の差はなく、両群間で飲用前や12週目で差はなく、また飲用後の変化率は両群間に差はありませんでした。オステオカルシンはコントロール群で飲用前後に差はありませんでしたが、飲用群では12週目に減少(p<0.05)。コントロール群と飲用群の間で飲用前値に差はありませんでしたが、12週目の飲用群でコントロール群に比べて低値でした(p<0.05)。また飲用後の変化率は12週目の飲用群でコントロール群に比べ低値でした(p<0.01)。尿中NTx/Creは、コントロール群と飲用群において飲用前後に差はなく、また飲用前や12週目でコントロール群と飲用群の間に差を認めませんでしたが、飲用後の変化率は12週目の飲用群でコントロール群に比べて低値でした(p<0.05)。12週目の飲用群におけるカルシウム代謝調節ホルモンや骨密度は飲用前やコントロール群と間で差を認めませんでした。
 閉経周辺期の骨量減少症や骨粗鬆症女性では、マグネシウムを豊富に含む室戸海洋深層水の飲用により、骨代謝回転が抑制されることから、長期の飲用で骨密度の減少を抑制できる可能性があることが分かりました。

□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2003年11月22日
・発表会名:第23回日本マグネシウム学会総会
・発表者:吉田昭三、佐道俊幸、森岡信之、相良祐輔、新谷雅史、森川肇
     奈良県立医科大学産科婦人科学教室、高知医科大学産科婦人科学教室、
     県立三室病院産婦人科

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エコノミークラス症候群と深層海水

 

エコノミークラス症候群予防?エコノミークラス症候群と深層海水


 日本医科大学新東京国際空港クリニック(空港クリニック)では、開設以来、8年4ヶ月の患者総数は117,953名、うち空港勤務者85,543名(72.5%)、旅客24,241名(24.3%)、その他3,107名(3.2%)でした。
 最近1年間の患者総数は15,983名。うち空港勤務者9,820名(61.4%)、旅客4,424名(27.7%)、航空機乗務員1,097名(6.9%)、その他642名(4.0%)。外国人患者数は1,247(7.8%)でした。
 救急患者対応件数は、これまで8年4ヶ月で2,696件。うち空港内往診152件(5.6%)、救急車による搬入578件(21.4%)、車いす・ストレッチャーなどによる搬入1,966件(73.0%)。外国人救急患者は500件(18.5%)。急患の男女比は1,334:1,362でやや女性が多く、平均年齢は、39±18.3歳で、患者総数に占める割合は2.3%でした。
 急患2,696件の男女別重症度は以下のとおりです。重篤31件(1.2%)、21件(0.8%)、重症293件(10.9%)、175件(6.5%)、中等症734件(27.2%)、915件(33.9%)、軽症276件(10.2%)、251件(9.3%)で、重篤・重症例は324件(12.0%)、196件(7.3%)と男性が女性より1.7倍多く、後方病院転院搬送例は710件(26.3%)、空港クリニック来院時心肺停止例および死亡例は47件でした。

 死亡例47例の男女比は28:19と男性に多く、年齢は14〜84歳、平均64.0歳。死亡原因は旅行者血栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)25例(53.2%)、虚血性心疾患9例(19.1%)、脳血管障害4例(8.5%)、末期癌による悪液質2例(4.3%)、その他7例(14.9%)でした。

 旅行者血栓症が強く疑われた重篤・重症例は75例(2.8%)。年齢は21〜95歳、平均59.1歳。男女比は31:44と女性に多く、25例が死亡しました。生存例は50例(1.9%)、下肢深部静脈血栓および肺血栓塞栓症に対して確定診断が得られたのは14例(18.9%)。残り61例(81.3%)は、病態発症状況および臨床症状から同疾患と診断しました。
 旅行者血栓症と診断された14例の年齢は48〜78歳、平均62±9.0歳。男女比は1:13で圧倒的に女性が多く、生存例は12例、死亡例は2例(66歳、69歳の女性)。男女比は1:11でした。
 旅行者血栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)は、下肢深部静脈血栓症が大きな原因と考えられますが、未解明な部分も多く散見され、航空機を含む長時間の座位が、環境因子や身体のリスクファクターと、いかに関わっているかを考察します。
 この旅行者血栓症と密接に関連する血栓形成に、マグネシウムが予防方向にはたらくことはよく知られています※1。また、近年健康飲料として普及しつつある、「室戸海洋深層水100%飲料」には、マグネシウム等のミネラルが豊富に含まれており、これを飲用することで血流の改善効果等が認められています※2。このことより、「室戸海洋深層水を飲用することで、水の補給に加え、上記ミネラルを即効的に摂取できることから旅行者血栓症の予防が期待されます。

〔文献〕
※1:Hwang,D.L.,C.F.and Nadler,J.L.:Effect of extracellular magnesium on platelet activation and intracellular calcium mobilization.Am.J.Hypertens.,5:700-706,1992
※2:太井秀行、中川光司、渡辺康光、横山嘉人、中島宏、池上良成、野崎豊、菊池佑二:海洋深層水ミネラルの長期摂取がヘモレオロジーに及ぼす影響、ヘモレオロジー研究会誌、第4巻、21-25、2001


□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2001年11月1・2日
・発表会名:第23回日本健康増進学会
・発表者:日本医科大学新東京国際空港クリニック所長
 日本医科大学救急医学教室講師 牧野俊郎

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海洋深層水より調整した高ミネラル飲料による遺伝性白内障ラットSCRの白内障発症遅延効果

 

白内障発症遅延?海洋深層水より調整した高ミネラル飲料による遺伝性白内障ラットSCRの白内障発症遅延効果

 遺伝性白内障ラットSCRを用いた実験において、「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」の摂取が白内障の発症を遅延させることを赤穂化成株式会社が確認し、その結果が第42回日本白内障学会で発表されました。なお、この研究結果は2002年11月に深層水利用研究会で発表された研究成果に加えて、新たに分かったものです。
 今回、室戸海洋深層水100%飲料に多く含まれるマグネシウムの働きに着眼し、その飲用が白内障発症へ及ぼす影響について、近畿大学薬学部、東京都老人総合研究所、赤穂化成株式会社の共同で実験が行われました。
 遺伝性白内障ラットSCRを用い、精製水と室戸海洋深層水100%飲料を飲用させた結果、標準食と精製水を飲用した場合に比べ、標準食と室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)を飲用した場合の方が、白内障の発症が2週間以上遅延していることが確認されました。この白内障発症遅延のメカニズムは、多量にマグネシウムイオンを含む室戸海洋深層水100%飲料を摂取することでマグネシウムが効率よく体内に吸収され、そのマグネシウムによる水晶体上皮細胞保護作用による可能性が高いことがわかりました。
 老人性の白内障は、誰にでも起こりうる老化の一つとされており、この疾病にかかって視力に障害が出た場合は、外科手術によって眼内レンズを交換するしか方法はありません。 
 現在、白内障発症の主因は、水晶体中へのカルシウムイオンの多量の流入と考えられています。細胞内のカルシウム量は細胞膜に存在するCa-ATPアーゼにより制御されており、細胞内カルシウムの汲み出しにATP(アデノシン三リン酸)とマグネシウムを必要とします。室戸海洋深層水100%飲料は、良質なミネラル源といわれる海洋深層水から調製したもので、ミネラル成分を豊富に含み、中でもマグネシウムを多く含んでいます。

「海洋深層水より調整した高ミネラル飲料中のマグネシウム及びカルシウム含量の遺伝性白内障ラットSCRの白内障発症遅延効果への影響」

■研究員

伊藤吉將・長井紀章(近畿大学薬学部)
朱宮正剛・猪股光司(東京都老人総合研究所)
太井秀行・端口佳宏・中川光司・中島 宏(赤穂化成 技術開発部)

■目的

遺伝性白内障ラットSCRに高ミネラル飲料を飲水させることにより、体内マグネシウム濃度を上昇させ、白内障発症の遅延が可能かどうかを検証する。

■実験方法

・実証試験実施期間・・・・2002年5月~2003年6月
・遺伝性白内障ラットSCRに飲水として、精製水(Elix,Millipore社)と室戸海洋深層水100%飲料、硬度250、1000、1500、5000を使用。
・白内障の進行観察は、前眼部画像解析装置EAS-1000を使用。
・マグネシウムの腸管吸収には小腸ループ法を使用。

■研究結果

・室戸海洋深層水100%飲料の腸管吸収実験の結果、硬度5000及び1000は、ほぼ同等のMg2+(マグネシウムイオン)の吸収を示した。
・硬度1000に硬度5000と同等のカルシウムを添加した場合、Mg2+の吸収は大きく抑制された。
・標準食と硬度1000を与えた群は、標準食と精製水を与えた群と比較し、白内障発症が2週間以上遅延していた。
・硬度5000を飲水させた群の発症時期は標準食群との差が認められなかった。
・標準食の1/10のMg(マグネシウム)を含有する食餌を与えた群では、標準食群より1週間早く白内障が発症した。これに硬度1000を飲水させた群は、白内障の発症時期が標準食群と同等にまで回復した。

■結論(今回新たに判明したこと)

①室戸海洋深層水100%飲料中のカルシウムイオン含量が高くなると腸管からのMg2+(マグネシウムイオン)の吸収速度が低下することが判明した。
②IFNγ及びLPS刺激による水晶体上皮細胞のiNOS誘導はMg2+濃度を通常の2.5倍に上昇させたとき完全に抑制された。
・IFNγとLPSは、水晶体上皮細胞から白内障発症の原因物質と考えられるNO(一酸化窒素)の産生を促す物質です。
・iNOSは、NOを産生する酵素です。
③SCRに対する室戸海洋深層水100%飲料の白内障発症遅延効果は、含有するMg2+による水晶体上皮細胞の保護作用によるものと考えられる。

□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2003年6月27日
・発表会名:第42回日本白内障学会
・発表者:赤穂化成株式会社

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海洋深層水より調整した高ミネラル飲料による遺伝性白内障ラットSCRの白内障発症遅延効果

 

白内障発症遅延?海洋深層水より調整した高ミネラル飲料による遺伝性白内障ラットSCRの白内障発症遅延効果


 遺伝性白内障ラットSCRを用いた実験において、室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)の摂取が白内障の発症を遅延させることを赤穂化成株式会社が確認し、深層水利用研究会で発表されました。
 老人性の白内障は、誰にでも起こりうる老化の一つとされています。この疾病にかかって視力に障害が出た場合、外科手術によって眼内レンズを交換するしか方法はありません。
 白内障発症は、水晶体中へのカルシウムイオンの多量の流入が主因と考えられています。細胞内のカルシウム量は細胞膜に存在するCa-ATPaseによって制御されており、細胞内カルシウムの汲み出しにATPとマグネシウムを必要とします。一方、良質なミネラル源といわれる海洋深層水は、ミネラル成分を豊富に含み、中でもマグネシウムが多く含まれています。
 赤穂化成株式会社は、室戸海洋深層水100%飲料に含まれる"マグネシウム"の働きに着眼し、その飲用が白内障発症へ及ぼす影響について、遺伝性白内障ラットSCRを用いて実験を行いました。
 その結果、室戸海洋深層水100%飲料を飲用した場合、精製水飲用より2週間、またマグネシウムを多く含む飼料を使用した場合より1週間、白内障発症の遅延が確認されました。これは、マグネシウムを豊富に含む室戸海洋深層水100%飲料を摂取することで、体内のマグネシウム濃度が上昇し、水晶体内へのカルシウムイオンの流入を防ぎ、それにより白内障の発症が遅延したものと考えられます。

■研究員

 朱宮正剛・猪股光司(東京都老人総合研究所)
 長井紀章・伊藤吉將(近畿大学薬学部)
 川上吉美・池田誠宏(兵庫医科大学医学部眼科学講座)
 太井秀行・中川光司・中島 宏(赤穂化成 技術開発部)

■研究内容

実証試験実施期間・・・・2002年5月~7月
サンプル・・・遺伝性白内障ラットSCR 7群(1群:8匹)
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サンプル
飼料:0.1~10Mgを含有する飼料(一般的に用いられる標準食を1Mgとする)
飲水:グループ4・・・室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)=0.6Mg
   グループ6・・・室戸海洋深層水100%飲料(硬度5000)=3.0Mg
   その他のグループ・・・精製水=0Mg
測定方法・・・
 発症前の遺伝性白内障ラット(生後5週齢)を使用し、14週齢まで飼育、観察。白内障の進行観察は、前眼部画像解析装置EAS-1000を用い、コンピューターにより水晶体混濁の変化を解析し、数値化した。
 マグネシウムの腸管吸収には、小腸ループ法を用い、腸管静脈にポリエチレン製のカニューレを挿入し、経時的に採血。血漿中のマグネシウム量はマグネシウム測定キット「L-タイプワコーMg」(和光純薬)により測定した。

■研究結果

 ミネラルが腸管で吸収されるためには、水に溶解する必要があるが、粉末飼料は水へのマグネシウムの溶解度が低く、また、溶解度が低いために、腸管吸収試験でも吸収量が少ないことがわかった。室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)の方が、腸管へのマグネシウムの吸収量が多かった。
 遅延効果については、対照(Group2:精製水+1Mg飼料)と比較して、
室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)摂取群(Group4)が2週間以上遅延(◎)
10Mg飼料摂取群(Group7)が1週間遅延(○)
0.1Mg飼料摂取群(Group1)が1週間短縮(×)
※遅延する方が望ましい。
粉末飼料でMg濃度を高くした場合、成長阻害が認められた(負の効果)。室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)では認められていない。

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※室戸海洋深層水100%飲料 含有成分
 ■室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)
  含有成分:マグネシウム(200㎎/l)、カルシウム(71㎎/l)
    ナトリウム(74mg/l)、カリウム(69㎎/l)
 ■室戸海洋深層水100%飲料(硬度5000)
  含有成分:マグネシウム(1000㎎/l)、カルシウム(355㎎/l)
    ナトリウム(370mg/l)、カリウム(345㎎/l)

□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2002年11月29日
・発表会名:第6回深層水利用研究会
・発表者:赤穂化成株式会社

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高ミネラル飲料の長期摂取が運動時の中高年の運動負荷時高血圧者に及ぼす影響について

 

血圧降下!高ミネラル飲料の長期摂取が運動時の中高年の運動負荷時高血圧者に及ぼす影響について

 海洋深層水から調整した高ミネラル飲料「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」の摂取が、中高年の運動負荷時高血圧者の血流時間を短縮させる働きがあることを赤穂化成株式会社が確認し、その研究結果は第25回日本健康増進学会で発表されました。
 研究では、中高年の運動負荷時高血圧者を対象に運動時の血流、血圧及び脈波伝播速度を測定。1日あたり500ミリリットルの「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を3ヶ月間飲用し、飲用前後の数値が比較されています。
 その結果、飲用後は飲用前に比べて血清マグネシウム濃度が上昇している被験者が多く、血流時間の短縮が見られました。今回の研究で用いた「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」の特徴はマグネシウム含有量の多さにあり、これを継続的に飲用することは運動時に起こる高血圧の予防につながると考えられます。
 近年、中高年層において生活習慣病の予防や改善のため運動を取り入れる人が増加していますが、運動時の血圧上昇に起因する心臓突然死などが懸念されています。その予防策として、ミネラルの摂取が注目され、血液の流れや動脈硬化との関連性についても研究が進んでいます。

■研究員

 松葉 真、野村国彦、河村剛史(兵庫県立健康センター)
 太井秀行、中川光司(赤穂化成株式会社)

■研究内容

 テーマ  高ミネラル飲料の長期摂取が中高年の運動負荷時高血圧者に及ぼす影響について
 研究期間 2000年~2003年
 被験者  男性:2名、年齢45歳以上
女性:3名、年齢55歳以上(計5名)
ともに運動負荷試験にて最大運動負荷時収縮期血圧が200mmHgを超えた運動負荷時高血圧者
 被験飲料 「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」
  含有成分:マグネシウム(200㎎/㍑)、カルシウム(71㎎/㍑)
    ナトリウム(74mg/㍑)、カリウム(69㎎/㍑)

方法 初回検査時に身体計測、血液一般・生化学検査及びMC-FANによる血流時間※1の測定、脈波伝播速度、運動負荷試験(血圧、脈拍等)を実施した。3ヶ月間の高ミネラル飲料「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を毎日500ml継続して飲用後、再度初回と同じ検査を実施した。
※1:血流時間......血液0.1mlが所定の流路幅を通過するのに要する時間(秒)。

■ 研究結果

(以下は、飲用前と継続飲用3ヶ月後の比較)
・血流時間は、男性で68秒から54秒に、女性で178秒から44秒に短縮し、5例中4例で改善が見られた。
・血清マグネシウム濃度は、5例中4例で0.1~0.4mg増加した。
・ 運動負荷時の収縮期血圧は減少する傾向にあった。

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□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2003年12月24日
・発表会名:第25回 日本健康増進学会にて発表
・発表者:赤穂化成株式会社

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海洋深層水の飲用による血流通過時間遅延例に対する効果(資料 赤穂化成学会発表内容参照)

 

血流改善効果!!海洋深層水の飲用による血流通過時間遅延例に対する効果(資料 赤穂化成学会発表内容参照)

 海洋深層水から調整したミネラルウォーターの摂取によって血流時間が短縮する効果を赤穂化成株式会社が確認し、その研究結果が第50回日本栄養改善学会で報告されました。
 現在まで、独立行政法人食品総合研究所等と赤穂化成株式会社の共同により、海洋深層水から調整したミネラルウォーター「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」飲用の血流改善効果について研究、確認されてきました。
また、兵庫県立健康センターと赤穂化成株式会社の共同研究においても先の報告と同様の結果が出ており、海洋深層水から調整したミネラルウォーター飲用の血流改善効果の信憑性はさらに増したものと考えられます。

■研究員

松葉 真(兵庫県立健康センター 健康指導課)
太井秀行、中川光司(赤穂化成株式会社 技術開発部)

■研究内容

 研究期間 2000年~2003年
 被験者  男女 計75名

 被験飲料 「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」
  海洋深層水より調整した高ミネラル飲料
  含有成分:マグネシウム(200㎎/L)、カルシウム(71㎎/L)
    ナトリウム(74mg/L)、カリウム(69㎎/L)

■ 研究方法

 海洋深層水から調整したミネラルウォーターの摂取(3ヶ月間)前後の血流時間を、全75名を対象に測定した。測定方法は、ヘパリンNa溶液を全血に対して5%(v/v)になるよう注入した採血管内に採血した全血を血流検査装置(MC-FAN、サンツリー機工社製)を用いて測定した。なお、血流改善に関する栄養指導と運動指導は実施しなかった。

■研究結果

 全測定者75人中100マイクロリットルの血流時間が120秒以上の遅延者は13名(男性4名、平均年齢59.8±9.4歳)(女性9名、平均年齢56.6±18.8歳)であった。
 性別による海洋深層水飲用前後の血流時間について、初回の男性で165.0±156.3秒、3ヵ月後に69.5±22.0秒と危険率1%の有意差で血流時間の短縮を示し、初回の女性は134±39.8秒、3ヵ月後に67.0±34.3秒と危険率5%の有意差で血流時間の短縮を示した。中性脂肪は初回の男性で353±1.0mg/デシリットルが3ヵ月後に237±124.4mg/デシリットルと危険率5%の有意差で減少した。

□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2003年9年17日
・発表会名:第50回日本栄養改善学会
・発表者:赤穂化成株式会社

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海洋深層水中のミネラルが血液流動性に及ぼす影響

 

血流改善効果!!海洋深層水中のミネラルが血液流動性に及ぼす影響


 海洋深層水から調整した高ミネラル飲料の飲用によるヒト血液流動性の改善には、主にマグネシウムが関与していることを赤穂化成(株)が確認し、その結果は「第10回 日本ヘモレオロジー学会」で報告されました。
 海洋深層水から調整した高ミネラル飲料の飲用が、ヒト血液流動性の改善に作用することがMC-FANによって確認され、報告されています。さらに、この研究では、その作用に関与しているとみられるミネラル成分、ならびに、その至適組成が調べられました。
 調査は、インフォームドコンセントの得られた健常な被験者に、①塩化マグネシウムや硫酸カルシウムなど4種類のミネラル溶液と、②硬度の異なるミネラル飲料、③マグネシウムとカルシウムのバランスを変えたミネラル飲料、など計13種類のミネラル液・蒸留水を比較対照とし、空腹時に500ml飲用し、飲用前後の血液流動性が検査されました。
 その結果、血流改善効果が認められたのは、①4種類のミネラル溶液中で塩化マグネシウム溶液のみであったこと、②硬度の高いミネラル飲料ほど程度が大きいこと、③マグネシウムとカルシウムのバランスが3:1の飲料(室戸海洋深層水100%飲料)とマグネシウムのみの飲料(にがり希釈水)であることが確認されました。
 これらの結果から、血液流動性の改善にはマグネシウムを豊富に含む硬度の高い飲料で、マグネシウムとカルシウムのバランスはMg:Ca=3:1が最適である可能性が得られました。
 海洋深層水由来のミネラル飲料は、鉱泉水由来のミネラルウォーターと比較し、マグネシウムが豊富であることが特長です。この研究により、これまで報告されてきた海洋深層水由来の高ミネラル飲料「室戸海洋深層水100%飲料」の血流改善効果は、主としてマグネシウムが起因していた可能性が認められました。

■研究員

野崎 豊 (ノザキクリニック)
菊池佑ニ (独立行政法人食品総合研究所)
端口佳宏、太井秀行、魚住嘉伸、中川光司、渡邉康光 (赤穂化成株式会社)

■研究内容

テーマ  海洋深層水中のミネラルが血液流動性に及ぼす影響
研究時期 2000年10月~2002年10月
被験者  1群 平均年齢39歳 男女、2群 平均年齢34歳 男女、3群 平均年齢48歳 男女
被験飲料 1群/ A.塩化マグネシウム溶液
   B.硫酸カルシウム溶液
   C.塩化ナトリウム溶液
   D.塩化カリウム溶液
   E.A・B・C・Dの混合液
  2群/ F.高ミネラル水 硬度250
   G.高ミネラル水 硬度1000
   H.高ミネラル水 硬度1500
  3群/ I.Mg:Ca=3:1
   J.Mg:Ca=1:1
   K.Mg:Ca=1:3
   L.Mgのみ
M.Caのみ

■方法

 各被験飲料を空腹時に500ml飲用。飲用前及び飲用1時間後に肘静脈より採血をし、得られた血液に直ちに5V/V%になるようヘパリンナトリウムを添加した。MC-FAN(マイクロチャネルチップはBloody6-7)で全血100μlの通過時間を測定した。

■検査内容

被験飲料1群では、血液流動性に影響する元素を検索
被験飲料2群では、ミネラル総量が血液流動性に及ぼす影響
被験飲料3群では、Mg:Caの比率が血液流動性に及ぼす影響

■研究結果

 検査内容①→有意な血液流動性改善が認められたのは塩化マグネシウム溶液のみであった。(グラフ1)
 検査内容②→硬度250、1000、1500ともに血液通過時間を短縮する傾向が認められた。
硬度1000、1500で、特に大きい傾向が認められた。(グラフ2)
 検査内容③→飲用前後において血液通過時間の短縮が認められたのは、海洋深層水ミネラルで調整した、Mg:Ca=3:1(室戸海洋深層水100%飲料)及びMgのみの飲料(にがり希釈水)であった。(グラフ3)

■まとめ

 血液流動性に影響する元素→マグネシウムに効果がある可能性が考えられるミネラル総量が血液流動性に及ぼす影響→ミネラル総量に依存して血液流動性は改善すると考えられる。
 Mg:Caの比率が血液流動性に及ぼす影響→Mg:Ca=3:1が最も適していると考えられる。
 これらから、血液流動性の改善にはマグネシウムを豊富に含む硬度の高い飲料で、マグネシウムとカルシウムのバランスにおいてMg:Ca=3:1が最適である可能性が判明しました。

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□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2003年11月6日
・発表会名:第10回日本ヘモレオロジー学会
・発表者:赤穂化成株式会社

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室戸海洋深層水より調製した高ミネラル飲料の長期飲用が健康状態に及ぼす影響

 

血圧降下!高ミネラル飲料の長期摂取が運動時の中高年の運動負荷時高血圧者に及ぼす影響について

 海洋深層水から調整した高ミネラル飲料「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」の摂取が、中高年の運動負荷時高血圧者の血流時間を短縮させる働きがあることを赤穂化成株式会社が確認し、その研究結果は第25回日本健康増進学会で発表されました。
 研究では、中高年の運動負荷時高血圧者を対象に運動時の血流、血圧及び脈波伝播速度を測定。1日あたり500ミリリットルの「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を3ヶ月間飲用し、飲用前後の数値が比較されています。
 その結果、飲用後は飲用前に比べて血清マグネシウム濃度が上昇している被験者が多く、血流時間の短縮が見られました。今回の研究で用いた「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」の特徴はマグネシウム含有量の多さにあり、これを継続的に飲用することは運動時に起こる高血圧の予防につながると考えられます。
 近年、中高年層において生活習慣病の予防や改善のため運動を取り入れる人が増加していますが、運動時の血圧上昇に起因する心臓突然死などが懸念されています。その予防策として、ミネラルの摂取が注目され、血液の流れや動脈硬化との関連性についても研究が進んでいます。

■研究員

 松葉 真、野村国彦、河村剛史(兵庫県立健康センター)
 太井秀行、中川光司(赤穂化成株式会社)

■研究内容

 テーマ  高ミネラル飲料の長期摂取が中高年の運動負荷時高血圧者に及ぼす影響について
 研究期間 2000年~2003年
 被験者  男性:2名、年齢45歳以上
女性:3名、年齢55歳以上(計5名)
ともに運動負荷試験にて最大運動負荷時収縮期血圧が200mmHgを超えた運動負荷時高血圧者
 被験飲料 「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」
  含有成分:マグネシウム(200㎎/㍑)、カルシウム(71㎎/㍑)
    ナトリウム(74mg/㍑)、カリウム(69㎎/㍑)

方法 初回検査時に身体計測、血液一般・生化学検査及びMC-FANによる血流時間※1の測定、脈波伝播速度、運動負荷試験(血圧、脈拍等)を実施した。3ヶ月間の高ミネラル飲料「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を毎日500ml継続して飲用後、再度初回と同じ検査を実施した。
※1:血流時間......血液0.1mlが所定の流路幅を通過するのに要する時間(秒)。

■ 研究結果

(以下は、飲用前と継続飲用3ヶ月後の比較)
・血流時間は、男性で68秒から54秒に、女性で178秒から44秒に短縮し、5例中4例で改善が見られた。
・血清マグネシウム濃度は、5例中4例で0.1~0.4mg増加した。
・ 運動負荷時の収縮期血圧は減少する傾向にあった。

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□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2003年12月24日
・発表会名:第25回 日本健康増進学会にて発表
・発表者:赤穂化成株式会社

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室戸海洋深層水100%の「にがり水」の短期及び長期飲用における生体効果について

 

脂質代謝改善!!室戸海洋深層水より調製した高ミネラル飲料の長期飲用が健康状態に及ぼす影響

 室戸海洋深層水から調製した高ミネラル飲料の長期飲用が体内のミネラルバランスと血圧、脂質代謝に及ぼす影響を赤穂化成株式会社が調査し、その結果は第46回日本人間ドック学会学術大会で発表されました。
 室戸海洋深層水から調製した高ミネラル飲料の飲用が体に及ぼす影響については、運動前の飲用が運動時の血圧上昇を抑制することや、短期飲用が食後の血中脂質の上昇を抑制することが報告されています。この調査では、高ミネラル飲料の長期飲用が血圧、脂質代謝に影響を及ぼすかが調べられています。
 研究は、健常な男性32名、女性48名(計80名)を被験者に、室戸沖より採水した海洋深層水から調製した高ミネラル飲料「室戸海洋深層水100%飲料」※1と、比較飲料として市販の鉱水※2が用いられ試験されています。
 その結果、室戸海洋深層水から調製した高ミネラル飲料を長期飲用した場合、血圧は低下する傾向が見られ、毛髪中のマグネシウム濃度は上昇しました。また、女性では体重の減少、30代の女性においては、総コレステロール、LDL※3、さらに40代の男性においては、カイロミクロン※4の有意な減少が認められました。
 この研究では「室戸海洋深層水100%飲料」を長期飲用することにより、血圧、血清脂質が低下する効果が得られました。また、血圧低下と毛髪中のマグネシウム濃度およびMg/Ca比の上昇がともに見られることから、血圧低下と体内マグネシウム動態との関連について、これまで考えられていたメカニズムの解明にもつながりました。将来的に、毛髪中ミネラルの測定によって高血圧症になるリスクを判断できる可能性が期待されます。
 さらに平成15年度の国民栄養調査の結果によると、生活習慣病の重要な危険因子の一つである高脂血症や肥満の増加が報告されています。この研究で血清脂質低下、体重減少、BMI低下が見られることから、「室戸海洋深層水100%飲料」を長期飲用することで生活習慣病の発症や重症化を予防できると考えられます。

※1の成分構成......Mg:200mg/L、Na:74mg/L、Ca:71mg/L、K:69mg/L、硬度1000mg/L
※2の成分構成......Mg:1.4mg/L、Na:4.9mg/L、Ca:9.7mg/L、K:2.8mg/L、硬度30mg/L
※3:LDL......肝臓で作られたコレステロールを身体の各部分(末梢組織)に運ぶリポ蛋白で、細胞に取りこまれずに血中に停滞しているものを指す。
※4:カイロミクロン......食事由来のコレステロールや中性脂肪は、胆汁酸によって乳化されカイロミクロンとなって小腸より吸収され血液中に入る。血液に入ったカイロミクロンはエネルギー源として各細胞に輸送され、過剰な場合は脂肪として細胞内に蓄積される。(血中カイロミクロンが高い状態)≒(脂肪の蓄積がされやすい状態)といえる。

【研究概要】

■研究員

  境 剛史、太井秀行、魚住嘉伸、中川光司(赤穂化成株式会社 技術開発部)
  小野成樹、邉見公雄、(赤穂市民病院)

■研究内容

研究期間・・・・ 2003年5月~2004年6月
被験者・・・・・・ 男性32名、女性48名(計80名)
サンプル飲料
被験飲料・・・高知県室戸沖より採水した海洋深層水から調製した高ミネラル飲料「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」=1000mL/日(Mg:200mg/L、Na:74mg/L、Ca:71mg/L、K:69mg/L、硬度1000mg/L)
対照飲料・・・市販の鉱水=1000mL/日(Mg:1.4mg/L、Na:4.9mg/L、Ca:9.7mg/L、K:2.8mg/L、硬度30mg/L)
研究方法・・・  被験者を無作為に2群に分け、5ヶ月間の飲用を2回設け、その間に2ヶ月間の休止期間をおく、クロスオーバー試験で実施した。
飲用期間の前後で、血液検査及び生理学的検査を行った。
試験スケジュール・・・
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  ■研究結果

【検査データ① 血圧について】
 高ミネラル飲料飲用期間、特に男性の飲用群、血圧高値群において、血圧の低下または上昇を抑制する傾向が見られました。
 高ミネラル飲料飲用期間、特に男性の血圧高値群において、毛髪中のマグネシウム濃度の上昇または低下を抑制する傾向が見られました。

※補足説明・・・細胞内Ca濃度が上がると血圧が上がり、Ca濃度が下がると血圧が下がるといわれている。従来からMgは『天然のCa拮抗薬』といわれており、『細胞内Ca濃度の低下→血圧降下』に寄与することは想定されていたが、毛髪中ミネラルで証明された例はほとんどなかった。今回の結果では、「室戸海洋深層水100%飲料」の長期飲用によって血圧降下が見られた被験者の毛髪(毛髪は細胞内のミネラルバランスを反映させるとされている)でMg/Ca比がMgリッチな方向に働いたことから、下記2つの可能性が期待される。

<Ⅰ> 「室戸海洋深層水100%飲料」長期飲用による血圧降下には、『Mgによる細胞内Ca濃度の低下』がメカニズムとして存在する可能性。
<Ⅱ>毛髪中Mg/Caの測定によって、血圧動態(高血圧状態による可能性)を把握できる可能性。

【検査データ② 脂質代謝について】
 女性の肥満群(BMI≧25)において、体重及びBMI値が高ミネラル飲料飲用群で有意に低下しました。
 30歳代の女性群において、LDL、総コレステロール値が高ミネラル飲料飲用群で有意に低下しました。
 40歳代の男性群において、カイロミクロン値が高ミネラル飲料飲用群で有意に低下しました。

(参考資料1)

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□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2005年8月25〜26日
・発表会名:第46回日本人間ドック学会学術大会
・発表者:赤穂化成株式会社

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海洋深層水より調整した高ミネラル飲料が脂質吸収と血液流動性に及ぼす影響

 

脂質代謝改善!!海洋深層水より調整した高ミネラル飲料が脂質吸収と血液流動性に及ぼす影響


 海洋深層水から調整した高ミネラル飲料「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」の摂取が血中のカイロミクロン量の上昇を抑制し、血液流動性も改善する効果を赤穂化成株式会社が確認し、日本補完代替医療学会において発表されました。
 最近の国民栄養調査の結果からも見て分かるように、食生活の欧米化が進む中、私たちの食生活は脂質過多な傾向にあります。このことは生活習慣病の一次指標である"肥満"が誰にでも起こりうることを示しています。
 一般的に食事を摂ると、食品に含まれる脂質(中性脂肪、コレステロール)は小腸より吸収され、カイロミクロンとなり血液を介して末梢組織に輸送、利用されます。このカイロミクロンは、エネルギー源の脂肪酸を供給するリポタンパクですが、必要以上に存在すると脂肪の蓄積(肥満)につながると考えられています。
 研究は海洋深層水に含まれるミネラルの働きに着眼したもので、この発表によると、実験的高脂肪食を摂った後(0~5時間)には、通常(水道水を食事中に飲用した場合)食後血中のカイロミクロン濃度が増加するのに対して、「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を食事中に飲用することによって、食後血中カイロミクロン濃度の上昇を水道水飲用時と比べて約40%抑えることが確認されています(20~30代男性6人のデータより)。
 また、この時の血液流動性も測定すると、「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を飲用することによって、水道水飲用時と比較して、約8%改善される事が確認されました。
 これらの結果より、「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を私たちの普段の食生活に取り入れることは、食後の血中カイロミクロンの上昇を抑え、末梢組織での脂肪酸の蓄積予防、肥満の予防につながる可能性が考えられます。さらに肥満をリスクファクターとする生活習慣病の予防も期待できます。

■研究員

  端口佳宏、太井秀行、中川光司、渡辺康光 (赤穂化成株式会社 技術開発部)
  野崎 豊(ノザキクリニック)
  菊池 佑二(独立行政法人 食品総合研究所マイクロチャネルアレイ工学チーム)

■研究内容

 研究期間・・・・2000年~2002年
 サンプル・・・・ 男性:9名、平均年齢=35歳
 女性:5名、平均年齢=23歳 (計14名)
 サンプル飲料
A)・・・水道水
B)・・・「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」
  海洋深層水より調整した高ミネラル飲料
  含有成分:マグネシウム(200㎎/l)、カルシウム(71㎎/l)
    ナトリウム(74mg/l)、カリウム(69㎎/l)
 研究方法・・・高脂肪食(カップラーメン+ラード5g、おにぎり180g)と同時に250mlの水を飲用する。同じ作業を異なる日に2回繰り返し、1日目はサンプルA:水道水を飲用。
2日目はサンプルB:「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を飲用。
摂取前と摂取1、2、5時間後に採血を行い、血清脂質を測定する。
摂取2時間後の血液通過時間をMC-FANで測定する。
データの有意差判定は、対応のあるt検定で行い、p<0.05を有意とする。

■研究結果

<脂質吸収への影響>
1-a)高脂肪食の摂取時、高ミネラル飲料の飲用によりカイロミクロン(CM)の上昇を抑制、同時にレムナント様リポタンパク(RLP※1)の上昇の抑制が確認された。
1-b)特に20~30代の男性において、CM、RLPともに2時間後に上昇の抑制が確認された(p<0.05)。高脂肪食と同時に高ミネラル飲料を飲用することで、CMとRLPの上昇を抑制したことより、高ミネラル飲料は抗肥満作用を示すことが示唆された。
2 血液通過時間は、水道水飲用群で3.45%、高ミネラル飲料飲用で11.57%の短縮が認められた。高脂肪食摂取後のCMが高値であっても、以前に報告してきた高ミネラル飲料の短期、ならびに長期飲用の場合と同様に血液流動性の改善効果が確認された。
  
※1:RLP......カイロミクロンは、血中のリパーゼで分解されて脂肪酸になった状態で各組織に運ばれ利用されるが、リパーゼで分解されなかった残りのリポタンパクを指す。RLPはマクロファージに容易に貪食され、泡沫化し、動脈硬化・初期病変を形成する事が報告されています。

顕微鏡観察(食事前と食事後の血液の状況) 

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血液検査

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<血液流動性への影響>
 研究では、高脂肪食が血液流動性に及ぼす影響、また高脂肪食の摂取時に「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」飲用が血液流動性に及ぼす影響についても調べました。
 その結果は、高脂肪食を摂取しても「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を飲用した場合、血液流動性は良くなることが分かりました(水道水では効果は見られませんでした)。
 現代人の血液は、粘性が高い傾向にあります。血液の粘性が高くなると、高血圧・動脈硬化等の循環器系疾患を引き起こす可能性が高くなります。「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」に含まれるミネラルは、血液の粘性を低下させ、血液をサラサラにする傾向があることが確認されています。

(血流が悪い状態)    (「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」飲用後の血流)

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□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2002年11月10日
・発表会名:第5回日本補完代替医療学会
・発表者:赤穂化成株式会社

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海洋深層水より調整した高ミネラル飲料の飲用によるアトピー性皮膚炎の改善(資料 赤穂化成学会発表内容参照)

 

アトピー性皮膚炎改善!海洋深層水より調整した高ミネラル飲料の飲用によるアトピー性皮膚炎の改善(資料 赤穂化成学会発表内容参照)


 海洋深層水から調整した高ミネラル飲料「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」の摂取は体内ミネラルのバランスを整え、アトピー性皮膚炎が緩和されることを赤穂化成株式会社が確認し、第23回日本健康増進学会で発表されました。
アトピー性皮膚炎の要因の一つとして、環境因子の悪化で体内に有害ミネラルが増加し、ミネラルバランスが崩れることが考えられています。そんな中、海洋深層水に含まれるミネラルの働きが着眼され、体内のミネラルバランスへの影響が研究されました。
研究では、体内の栄養バランスのテープレコーダーとも言われる"毛髪"の中に含まれる微量ミネラルの測定を行って、「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」の飲用前と飲用6ヶ月、12ヶ月後での数値を比較しています。
その結果、「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を摂取することで、毛髪中のMg/K比やCa/Mg比、アルミニウム濃度、ヨウ素濃度を改善し、血清総IgE値※1が低下している事が確認されました。
 現代の食生活では、加工食品の利用や外食などの増加により、必須ミネラルをバランス良く摂取することが困難となってきています。しかし、この研究結果のとおり、「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を摂取することでさまざまなミネラルが摂取でき、ミネラルバランスの適正化に有用である事も分かりました。

※1:血清総IgE値......アレルギーに関与する数値

■研究員

  太井秀行、中川光司、中島宏、横山嘉人、池上良成(赤穂化成株式会社)
  木俣 肇(ユニチカ中央病院アレルギー科<現 守口敬任会病院アレルギー科>)

■研究内容

 実証試験実施期間・・・・2000年7月~2001年7月
 ※現在別の68名の臨床検査を実施中。
 サンプル・・・・ アトピー性皮膚炎患者
 男性:2名、女性:6名、平均年齢:33歳 (計8名)
 サンプル飲料
 「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」
  海洋深層水より調整した高ミネラル飲料
  含有成分:マグネシウム(200㎎/l)、カルシウム(71㎎/l)、ナトリウム(74mg/l)、カリウム(69㎎/l)
研究方法・・・「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を12ヶ月間、毎日500ml飲用。
    飲用前、飲用6ヶ月、12ヶ月後に毛髪中ミネラル濃度と血清総IgE値を測定

■研究結果

 アトピー性皮膚炎では、毛髪中 Mg/K比、 Ca/Mg比が異常値を示し、Mg欠乏症の状態であるが、「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」の飲用にて改善した。
アトピー性皮膚炎では、毛髪中アルミニウム、ヨウ素等も異常高値を示すことが多いが、「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」の飲用にて正常範囲に近づいた。
3.アトピー性皮膚炎で高値を示す、血清総IgE値は、「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」の飲用にて低下した。
4.「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」の飲用は、これらの機序を介して、アトピー性皮膚炎の臨床症状を改善すると思われる。

「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」飲用による毛髪中のMg/K比の改善

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「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」飲用による毛髪中のCa/Mg比の改善

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「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」飲用による毛髪中のアルミニウム濃度の改善

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「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」飲用による毛髪中のヨウ素濃度の低下

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「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」飲用による血清総IgE値の低下

□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2002年11月2日
・発表会名:第23回日本健康増進学会
・発表者:木俣 肇

 
 

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血圧降下について(2)

 

血圧降下!血圧降下(2)

テーマ:室戸海洋深層水から調製した高ミネラル飲料の動脈硬化および高血圧予防効果に関する研究

 動脈硬化を高い割合で発症する遺伝性高コレステロール血症(以下、KHC※1)ウサギを用いた実験で、室戸海洋深層水から調製した高ミネラル水「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」※2を摂取することにより、大動脈硬化病変の改善傾向ならびに血圧上昇抑制があることを赤穂化成株式会社が確認し、第9回海洋深層水利用研究会全国大会で発表されました。
 これまで、室戸海洋深層水から調製した高ミネラル水「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」の飲用が健康に及ぼす影響については、様々な検証を行われてきました。運動前の飲用が運動時の血圧上昇を抑制する傾向にあることや、食事との同時摂取が食後の血中脂質の上昇を抑制することも報告されています。さらに、「第42回日本臨床生理学会総会」において、動脈硬化を高い割合で発症するウサギを用いた実験で、高ミネラル水「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を摂取することにより、血圧下降作用があることが確認されました。
 発表によると、動脈硬化が発症し始める4ヶ月齢のウサギに対し、「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を飲用させた場合、動脈硬化ならびに高血圧予防に対してどのような影響を及ぼすかが検査されています。この研究は、4ヶ月齢の雄性ウサギを血清総コレステロール濃度の平均値と標準偏差がほぼ等しくなるように2群に分けました。試験群には「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を、対照群には水道水※3を6ヶ月間摂取させた後、大動脈血圧、血流量および硬化病変面積などを測定し、さらに免疫組織学的検討も行われました。
 その結果は、収縮期血圧、拡張期血圧、平均血圧、脈圧及びAIx※4は「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を摂取した試験群の方が有意に低い値を示しています。上行平均血流量や心拍数、一回拍出量は両群間で有意差はみられませんでしたが、総末梢血管抵抗※5で室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を摂取した試験群の方が有意に低い値を示しました。また、大動脈硬化病変面積率に有意差はみられませんでしたが、「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を摂取した試験群の方が小さい傾向にありました。
 免疫組織学的検討では、試験群の動脈硬化部位においてVEGF受容体※6の発現がやや少ない傾向が認められ、動脈硬化の抑制傾向が示唆されました。さらに、試験群において、大動脈全体としてAT1受容体※7発現の低下が予想され、血圧低下因子の一つである可能性も考えられます。
 これにより、「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」の飲用が、大動脈硬化病変の改善傾向ならびに血圧上昇抑制が認められました。

※1:KHC......高コレステロール血症を自然発症するKurosawa and Kusanagi-Hypercholesterolemicの略。
※2の成分構成......Mg:200mg/L、Ca:71mg/L、Na:74mg/L、K:69mg/L、硬度1000mg/L
※3の成分構成......Mg:3mg/L、Ca:15mg/L、Na:22mg/L、K:3mg/L、硬度52mg/L
※4:AIx......末梢からの反射波成分の指標である圧脈派augmentation indexの略。AIxは最近用いられるようになった指標で、上行大動脈の圧脈派で、脈圧全体に対する心臓から末梢に伝えられる駆動派の比として計算されます。心臓から末梢に送られた圧脈派は血管抵抗が高い部分で反射して心臓の方向へ帰りますが、高血圧になると末梢血管が収縮して血行動態が悪くなり、反射波が大きくなるために、AIxが高くなります。動脈硬化などで血管壁が硬くなっても脈圧は大きく、反射派もAIxも増加します。
※5:総末梢血管抵抗......平均血圧を平均血流量で割った値。
※6:VEGF受容体......血管内皮成長因子vascular endothelial growth factor (VEGF)に対する受容体。VEGFは血管内皮細胞に存在するVEGF受容体に結合して血管内皮細胞の増殖と分化を誘導する働きを持ちます。
※7:AT1受容体......AT1受容体はアンギオテンシンⅡに対する受容体。アンギオテンシンⅡに対する受容体には2種類のサブタイプ、タイプ1(AT1)とタイプ2(AT2)がある。AT1受容体は血管収縮作用があり、動脈硬化を促進する作用があるといわれています。それに対して、AT2受容体はその反対の血管拡張があり、抗動脈硬化作用があるといわれています。

【研究概要】

■研究員

安川岳志、中川光司(赤穂化成株式会社 技術開発部)
勝田新一郎、三宅将生、挾間章博(福島県立医科大学医学部生理学第一講座)
片平清昭(福島県立医学科大学医学部附属実験動物研究施設)
清水 強(諏訪マタニティクリニック附属清水宇宙生理学研究所)

■研究内容

研究期間......2004年12月~2005年5月 6ヶ月間
サンプル......4ヶ月齢の雄性KHCウサギ 24匹
サンプル飲料
試験水......室戸海洋深層水から調製した高ミネラル水「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」
(Mg:200mg/L、Ca:71mg/L、Na:74mg/L、K:69mg/L、硬度1000mg/L)
対照水......滅菌水道水(福島市水道局給水)
(Mg:3mg/L、Ca:15mg/L、Na:22mg/L、K:3mg/L、硬度52mg/L)
研究方法......雄性KHCウサギを血清総コレステロール濃度の平均値と標準偏差が試験群と対照群でほぼ等しくなるように2群に割り当てる。
試験群は試験水(「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」)を、対照群には対照水(水道水)を自由摂取させる。(飼料は、市販のウサギ用固型飼料を1日100g与える)
測定項目......飲水摂取量(月1回測定)、体重(月1回測定)
血液生化学検査(試験開始時、終了時測定)
  血圧・心拍出量、Alx等(試験終了後測定)
病変面積率(摘出大動脈において測定)
抗体を用いたタンパクの発現比較(摘出大動脈において測定)

■研究結果

①「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を摂取した試験群は動脈硬化病変の改善傾向が認められ、有意な血圧上昇抑制と圧脈波のAIxの低下が認められました。
②免疫組織学的検討では、海洋深層水群においてプラークでのVEGF受容体の発現がやや少ない傾向にあることが認められ、動脈硬化の抑制傾向が示唆されました。
③「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」の飲用において、大動脈全体としてAT1受容体発現の低下が予想され、血圧低下因子の一つである可能性が示唆されました。
④「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」の飲用は、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病の予防効果を有する可能性が示唆されました。

(参考資料1)
             :対照群 水道水 飲用
             :試験群 室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)飲用
          平均値±標準偏差

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【解説】動脈硬化の粥腫(プラーク形成)が起きた部位における抗血管内皮成長因子受容体であるVEGF受容体の発現を示しますが、発色が弱いことからわかるように、深層水投与群でやや少ない傾向が認められました。VEGF受容体は、血管内皮傷害の程度に応じて発現が進むと考えられていることから、深層水投与群の方が、血管内皮傷害がやや軽度であることが示唆されました。従って、深層水群で動脈硬化がやや軽度であり、抑制傾向にあることが示唆されました。

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【解説】アンギオテンシンⅡ受容体であるAT1の発現につきましては、両群で差は認められませんでした。しかしながら、先のスライドで示しましたように、深層水群で有意差はないものの平均値で大動脈の硬化病変面積(グラフ参照)の縮小傾向が認められたことから、深層水群のプラークの少ない部分を観察したところ、AT1の発現が少ないことが観察されました。従いまして、深層水群においてはAT1受容体の発現が大動脈全体として低下していることが予想され、このAT1受容体は、血圧上昇との関係が指摘されていることから、先ほど示した血圧低下の要因の一つである可能性が示唆されました。

□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2005年11月11日
・発表会名:第9回海洋深層水利用研究会全国大会
・発表者:赤穂化成株式会社

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血圧降下について(1)

 

テーマ:海洋深層水より調整した高ミネラル水の遺伝性高コレステロール血症(KHC)ウサギにおける血圧上昇抑制改善作用 


海洋深層水から調整した高ミネラル水には、動脈硬化やそれと同時に見られる血圧上昇を抑制する可能性があることを福島県立医科大学と赤穂化成株式会社が確認し、その結果は仙台で行われた「第58回日本栄養・食糧学会」で報告されました。
 近年、動脈硬化や高血圧など生活習慣病の予防には、食生活の改善のほか、飲料水の選択にも関心が高まり、長寿地域の飲料水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれていると言われています。
研究では、質の高いミネラル源の海洋深層水から調整した飲料水を用い、高コレステロール血症と動脈硬化を自然発生するKurosawa and Kusanagi-Hypercholesterolemic(KHC)ウサギに飲用させた場合の、血圧上昇と動脈硬化抑制効果について調べられています。
 6ヶ月齢の雄性KHCウサギを、血清総コレステロール濃度の平均値と標準偏差がほぼ等しくなるように試験群と対照群との2群に分け、24週間に渡って試験群には高ミネラル水を、対照群には水道水を自由に摂取させました。高ミネラル水は、海洋深層水から調整した室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)を、水道水は、福島市の水道水が使用されました。
 その結果、試験群の方が、血清総コレステロール、LDL-コレステロールなど、動脈硬化の危険性を示す成分濃度の減少幅が対照群より大きい傾向にあって、血圧も有意に低い値を示しました。また、血漿レニン活性※1、アンギオテンシン変換酵素活性※2など、血圧上昇の要因となる酵素濃度の減少幅は、試験群の方が大きい傾向にありました。さらに、大動脈病変面積率は、試験群の方が小さい結果が得られています。
 これらの結果から、KHCウサギにおいて、海洋深層水から調整した高ミネラル水の飲用によって、血圧上昇の抑制ならびに、血清脂質濃度と大動脈硬化病変の改善傾向が認められました。

【研究概要】

■研究機関

  福島県立医科大学
 赤穂化成株式会社

■研究内容

テーマ 海洋深層水から調整した高ミネラル水の遺伝性高コレステロール血症
(KHC)ウサギにおける血圧上昇抑制作用
研究時期 2002年10月~2003月3日 
サンプル 6ヶ月齢の雄性KHCウサギ 22匹 
  (試験群=111匹、対照群=11匹)
 使用飲料水 試験水:「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」
  対照水:滅菌水道水(福島市水道局給水)8.jpg

■方法

雄性KHCを、血清総コレステロール濃度の平均値と標準偏差がほぼ等しくなるように試験群と対照群の2群に分ける。試験群には、海洋深層水から調整した高ミネラル水「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」を、対照群には、水道水を自由摂取させる。飼料は、市販のウサギ用固形飼料を1日100g給餌する。

■検査内容

4週間ごとに体重、飼料摂取量、飲水量、血清脂質値を測定
試験終了後、ペントバルビタール麻酔下で血圧と上行大動脈血流量を同時に計測
飲水試験開始前と終了後に、血漿ホルモン値を測定
摘出大動脈における病変面積率を画像解析装置で測定

■研究結果

検査内容①→体重及び飲水量は、試験群と対照群との間で有意差は認められなかった。(図1)
   血清総コレステロール、LDLコレステロール、トリグリセライド※3及び過酸化脂質濃度は、両群ともに試験終了後には試験開始前より若干減少する傾向がみられた。その減少幅は、統計的に有意差は見られなかったが、試験群の方が大きい傾向にあった。(図2)

検査内容②→収縮期血圧(p<0.01)、拡張期血圧(p<0.01)、平均血圧(p<0.01)、脈圧(p<0.05)及び総末梢血管抵抗(p<0.01)は、試験群の方が対照群より有意に低い値を示した。上行大動脈平均血流量は、両群間で差はなかった。(図3)

検査内容③→血漿レニン活性※1、アンギオテンシン変換酵素活性※2、アンギオテンシンⅠ※4及びアンギオテンシンⅡ※5濃度は、両群とも試験開始後には開始前よりも幾分減少傾向にあった。その減少幅は、有意差は見られなかったが、試験群の方が大きかった。(図4)

検査内容④→大動脈病変面積率は、有意ではなかったが、試験群の方が小さい傾向にあった。
(図5)

(注釈)
※1:血漿レニン活性......レニンは腎臓の輸入細動脈の近傍にある傍糸球体装置より、腎血流量の減少や腎還流圧の減少によって血中に分泌される。この酵素の活性が高いと、肝臓で産生されるアンギオテンシノーゲンがより多くアンギオテンシンⅠに変換される。
※2:アンギオテンシン変換酵素活性......アンギオテンシンⅠをアンギオテンシンⅡに変換する酵素の活性で、この酵素は主に肺血管に多く含まれる。高血圧患者ではこの酵素活性が高いことが多い。この酵素活性を抑制するのがアンギオテンシン変換酵素阻害薬で、多くの医療機関で高血圧治療薬として使用されている。
※3:トリグリセライド......グリセロールに3つの脂肪酸がそれぞれエステル結合したもので、別名、中性脂肪とも呼ばれる。小腸から吸収されたばかりのコレステロールは、トリグリセライドやリポ蛋白とともにカイロミクロンという比重の小さい油滴を形成している。
※4:アンギオテンシンⅠ......血漿レニンのはたらきでアンギオテンシノーゲンから産生されたデカペプチド(アミノ酸10個)。このままの形では生理活性はない。
※5:アンギオテンシンⅡ......アンギオテンシン変換酵素のはたらきにより、アンギオテンシンⅠから2つのアミノ酸が取れてオクタペプチド(アミノ酸8個)であるアンギオテンシンⅡがつくられる。アンギオテンシンⅡはアンギオテンシン1(AT1)受容体を介して血管平滑筋に直接的に作用して血管収縮を起こす他、副腎皮質に作用してNaイオンと水の貯留作用を持つアルドステロンというホルモンの分泌を促進する。最近では、アンギオテンシンⅡやアンギオテンシン変換酵素は血中の他、様々な臓器に存在することが示されている。高血圧ではアンギオテンシンⅡの濃度は一般に高い。

図1) 飲水量、体重の変化

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図2) 海洋深層水飲水による総コレステロール、LDLコレステロール、
 過酸化脂質及びトリグリセライド値の変化

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図3)-①収縮期血圧、拡張期血圧および脈圧の比較

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-②平均血圧、上行大動脈血流量及び総末梢血管抵抗の比較

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図4) 試験前後のアンギオテンシンⅠ・Ⅱ、血漿レニン活性、及びアンギオテンシン変換酵素活性(ACE活性)

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図5) 大動脈における硬化病変面積率

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□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2004年5月22日
・発表会名:第58回 日本栄養・食糧学会
・発表者:赤穂化成株式会社

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皮膚内活性酸素産生に及ぼすマグネシウムの影響

 

細胞活性の維持・活性化にいい!皮膚内活性酸素産生に及ぼすマグネシウムの影響

 皮膚内活性酸素産生に及ぼすマグネシウムの影響を赤穂化成株式会社が調べ、その結果が第4回日本抗加齢医学会で発表されました。
 近年、オゾン層の破壊に伴って紫外線の照射量が増加し、紫外線の皮膚に及ぼす影響が問題視されています。皮膚に紫外線が照射されると、皮膚内で活性酸素が産生され、皮膚組織が老化する要因の一つと考えられています。
研究では、海洋深層水に含まれるミネラル、その中でも特にマグネシウム(Mg)の皮膚内活性酸素産生に及ぼす影響について調べられています。
 検査は、6週齢の雌性へアレスマウスの腹部に6種の試料を塗布し、微弱光測定装置を用いて皮膚内活性酸素産生量を測定。試料には、①蒸留水、②0.01、0.1、1w/w%Mg試薬水溶液、③0.05、0.1w/w%のMg含有化粧品(Mg 0.05%: 室戸海洋深層水ローション、Mg 0.1%: 死海のにがり ローション)を用いられました。
 その結果、試料それぞれ蒸留水塗布群に比べて、発光量はMg溶液、Mg含有化粧品で低下しました。また、これらの発光量は、塗布したMg濃度の上昇に伴い低下しています。これにより、Mgの塗布が皮膚内活性酸素産生を抑制することが確認できました。

【研究概要】

■研究員

 端口佳宏、太井秀行、福田隆雄、魚住嘉伸(赤穂化成株式会社技術開発部)
 桜井弘、安井裕之(京都薬科大学代謝分析学教室)

■研究内容

 テーマ 皮膚内活性酸素産生に及ぼすマグネシウムの影響
 研究時期 2001年10月~ 
 サンプル 6週齢の雌性へアレスマウス 各群6匹
 使用試料 ①蒸留水
   ②0.01、0.1、1%のMg溶液試薬で調製
   ③0.05、0.1%のMg含有化粧品(下記2種類)
  Mg 0.05%: 室戸海洋深層水ローション
  Mg 0.1%: 死海のにがり ローション

■方法

 へアレスマウスの腹部に、各試料100μLを5cm2の腹部皮膚に塗布し90分間作用させた後、除去した。UVA(100mW/cm2×3min)を右腹部に照射した。照射後すぐに200μM  CLAを10μL塗布し、化学発光量を微弱光測定装置Night OWL Molecular Light Imager (Night OWL)により測定しました。

■検査結果

 UVA照射部位の発光量は、①と比較して②及び③で有意に低下しました。UVA非照射部位の発光量は、①と比較して0.01%Mg溶液を除く②で有意に低く、③で低下する傾向が見られました。また、これらの発光量は塗布したMg濃度の上昇に伴い低下する傾向が見られました。
 以上の結果から、Mgが皮膚内活性酸素の産生を抑制することが示唆されたため、皮膚の老化などに対する有用性が期待されます。

注釈
UVA......紫外線A波。UVAは地上到達量がUVBの10倍あり、また波長がUVBより長く、皮膚の深くまで侵入する。

CLA......2-メチル-6-フェニル-3,7-ジヒドロイミダゾ-[1,2-α]ピラジン-3-オン (Cypridinal Luciferin Analog )。活性酸素種と反応して化学発光を生じる試薬。

□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2004年6月12日
・発表会名:第4回日本抗加齢医学会
・発表者:赤穂化成株式会社

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海洋深層水より調整した高ミネラル飲料が、ヒト白血球の活性酸素の産生に及ぼす影響

 

細胞活性の維持・活性化にいい!海洋深層水より調整した高ミネラル飲料が、ヒト白血球の活性酸素の産生に及ぼす影響

 海洋深層水から調整した高ミネラル飲料・室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)の摂取が全血中の白血球(免疫細胞)を賦活させ、活性酸素産生量の増加による免疫機能を向上させることを赤穂化成株式会社が確認し、海洋深層水利用研究会で発表されました。
 血中の白血球は、生体防御の上で重要な役割を果たしています。体内に細菌などが侵入すると白血球が貪食し、活性酸素を発生して殺菌します。
 発表では、海洋深層水に含まれるミネラルの働きに着眼し、免疫機能に及ぼす影響について研究されています。この研究では、免疫機能の指標として全血中の白血球のルミノール増感発光量※1を測定し、その影響が確認されました。成人被験者は、水道水または室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)を摂取し、1時間後に採血、その血液にLPS※2が加えられ、白血球を活性化した状態でルミノール増感発光量が測定されました。
 結果、室戸海洋深層水100%飲料を摂取した場合、ルミノール増感発光量の上昇割合が、水道水摂取時より有意に高く、上昇割合の平均が34%となることが確認されました。また、室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)の摂取後のLPS添加からルミノール増感発光量の極大までの時間は摂取前より短縮され、その短縮割合は約17%でした。
近年、免疫賦活作用を持つ多数の機能性食品が注目されています。その中でも、海洋深層水から塩化ナトリウムを除去し、海洋深層水ミネラルとしてマグネシウム、カルシウム、ナトリウム、カリウムを含んだ高ミネラル飲料・室戸海洋深層水100%飲料は、白血球を賦活させる作用を持ち、簡単、手軽に摂取できる健康食品といえます。

※1:ルミノール増感発光量......白血球が産生する活性酸素量を数値化するために、ルミノール試薬で化学発光させ、その強度を測定したもの。
※2:LPS......LPSはサルモネラ菌の外膜の構成成分であり、脂質に結合した各種の糖で構成される。LPSの添加は、白血球(免疫細胞)を活性化させ活性酸素を産生する。

■研究員

 太井秀行、端口佳宏、中川光司、渡辺康光(赤穂化成株式会社 技術開発部)
 菊池佑二(独立行政法人食品総合研究所)

■研究内容

 実証試験実施期間 2000年4月~2002年10月
 被験者 成人30名(男:女=2:1、平均年齢=31歳)
 サンプル飲料
  サンプルA・・・水道水
  サンプルB・・・「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」
  海洋深層水より調整した高ミネラル飲料
  配合成分:マグネシウム(300㎎/㍑)、カルシウム(106.5㎎/㍑)
  ナトリウム(111mg/㍑)、カリウム(103.5㎎/㍑)

■研究方法

 被験者30名を、サンプルA)水道水摂取群=15名と、サンプルB)「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」摂取群=15名にわけ、それぞれにサンプルを400mlずつ摂取させ、摂取後1時間で採血を行い、測定した。測定は、菊池らが用いる測定法*で実施。

*菊池佑二先生が開発した方法で、全血中の白血球が産生する活性酸素量を数値化するために、ルミノール試薬で化学発光させ、その強度を測定したもの。

■研究結果

ルミノール増感発光量 
 サンプル摂取1時間後におけるルミノール増感発光量の上昇割合は、水道水摂取群と比較すると、「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」摂取群において有意に高値であった。「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」摂取群におけるルミノール増感発光量の平均上昇割合は、34%であった。

白血球1個当たりのルミノール増感発光量 
 サンプル摂取1時間後における白血球1個当たりのルミノール増感発光量の上昇割合は、水道水摂取群と比較すると、「室戸海洋深層水100%飲料」摂取群において有意に高値であった。「室戸海洋深層水100%飲料」摂取群において白血球1個当たりのルミノール増感発光量の平均上昇割合は31%であった。

LPS添加から極大までの時間 
 サンプル摂取1時間後におけるLPS添加からルミノール増感発光量の極大までの時間は、水道水摂取群と比較すると、「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」摂取群で高い短縮が認められた。「室戸海洋深層水100%飲料(硬度1000)」摂取群の極大までの時間の短縮割合は、17%であった。 

1_R_R.jpg

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□資料提供:赤穂化成株式会社
・発表日:2002年11月29日
・発表会名:第6回海洋深層水利用研究会
・発表者:赤穂化成株式会社

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