深層水とは?

 

深層水って何?

深層水って何?深層水とは?

海洋深層水って何?

海洋深層水とは、水深200m以下の層にある海水のことです。
海水には二種類あります。
それは、水面に近い、浅い層にある表層の海水と、太陽の光の届かない深い層にある海水です。
 
この二種類の海水のうち、深いほうの層に流れている海水のことを海洋深層水と呼んでいます。
 
 

気の遠くなるような永い年月をかけて流れる海洋深層水

今、「深いほうに流れている海水」という言葉を使いました。
深層の海水は、表層の海水のように波が立たないことから、ずっと一定のまま動かないようなイメージがありますが、実は、ゆっくりと世界中の深層を流れているのです。
 
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表層から深層に下りてきた海水は、北大西洋のグリーンランド沖から、北米大陸、南米大陸に沿って南下し、南極付近で新たに深層の海水と合流します。ここで、さらに巨大な海流となります。そしてさらにニュージーランドの南方から赤道を超えて北太平洋へとたどり着きます。ここで深層水は上昇し、表層の海流となるのです。
 
こうしてゆっくりと世界の海の深層を循環しているのが、海洋深層水なのです。
ここまで流れつくのには、なんと約2000年の年月がかかるといわれています。
 
 

海洋深層水って何がすごいの?

海洋深層水は、ただの海水ではありません。
海の恵みともいうべき、すごい力を秘めているのです。
海水といっても、私たちが普段海水浴などで触れている海水とは違います。
この表層水とは環境も生息するものも異なるため、深層水には違った特徴があるのです。
 
 
海洋深層水の特徴として、次の4点が挙げられます。
 
1.無機栄養塩類が豊富に残っている
2.表層から沈降してきたミネラルが多種類、豊富に含まれている
3.汚染の心配がない、きれいで安全な水である
4.水温は四季を通じて低温で安定している
 
 
1.無機栄養塩類が豊富に残っている
海洋深層水の流れる深層には、太陽の光が届かないことから、植物プランクトンが生息できません。そのため、植物プランクトンが光合成に必要とする無機栄養塩が豊富に残っているのです。
 
無機栄養塩とは「チッ素、リン、ケイ酸」のことです。海洋深層水には、この無機栄養塩類が表層水の約5~10倍含まれているといわれています。
 
日本には、伊豆大島や高知県室戸岬周辺などに「湧昇(ゆうしょう)」という場所があります。
ここは、海洋深層水が自然に上まで上がってきている場所です。
漁業が盛んなのは、無機栄養塩類が豊富なことが理由です。
 
表層に上がってきた栄養分が豊富な海水においては、「植物プランクトン→動物プランクトン→小魚→大型の魚」という食物連鎖が盛んに行われます。
つまり、人間にとっては嬉しい、海の幸が豊富な場所というわけです。
 
 
2.表層から沈降してきたミネラルが多種類、豊富に含まれている
カルシウム、マグネシウムなどのミネラル(無機質)は、人間の体では作り出すことができないので、積極的に摂取する必要があります。
海洋深層水には、80種類以上のミネラル分がバランス良く含まれています。
その理由は、表層からさまざまな物質が沈降してきたことにあるといわれています。
 
 
3.汚染の心配がない、きれいで安全な水である
海洋深層水からは、病原菌や病原ウイルスが検出されず、環境ホルモンによる汚染もほとんどないといわれています。
表層水と違って、生活排水や産業排水などの汚染が届かない深層に位置する深層水ならではのメリットといえるでしょう。
 
ミネラルが豊富という点だけでなく、きれいで安全な点からも、飲み水や料理に使う水としてぴったりなのが、海洋深層水のすごい特徴の一つです。
 
 
4.水温は四季を通じて低温で安定している
太陽の光が届かない深層の水は、冷たいままの温度を保つことができます。
高知県の室戸岬周辺にある、374メートルの取水地点における海洋深層水の水温は、約9℃といわれています。
表層水の水温は約15℃~30℃で、東京都内における12月の水道水の平均水温は8.7℃。
つまり海洋深層水は、冬の東京の水道水くらいの冷んやり感が持続しているというわけです。
 
この低温性から、海洋深層水は、大規模な機材を冷やしたり、低温を好む養殖に役立てられたりとさまざまな方法で活用されています。
 
このように、栄養が豊富で数々の海の恵みをもたらしてくれたり、直接人間が栄養分にできるミネラルを提供してくれたり、漁業や他のあらゆる産業に役立てることができたりする点から、海洋深層水のすごさを垣間見ることができます。
 
 

日本全国で取水されている海洋深層水

現在、日本全国で海洋深層水が取水されています。
北海道の羅臼町(らうすちょう)、富山県の入善町と滑川市、神奈川県の三浦市、静岡県の焼津市、高知県の室戸市、沖縄県の久米島などがその代表的な取水地です。
 
また、高知県室戸市や沖縄県久米島には研究所もあり、海洋深層水活用のためにあらゆる研究が進められています。
 
 
 

エネルギー問題を解決するかもしれない海洋深層水

 
海洋深層水は低温で安定していると書きましたが、沖縄の久米島では、5度から7度くらいだそうです。
表層水は25度から30度で、この温度差を利用して発電をしようというのです。
 
表層水を蒸発させて、タービンを回転させ、海洋深層水で冷やしていくということで発電をさせるのです。
これを海洋温度差発電(OTEC)と呼びます。
海水を汲み上げるのに電気を使いますよね。これも、その発電の電力で補おうというものなのです。
 
太陽エネルギーを使う「海のソーラ発電」とも呼べるものです。
 
これからますますその有効性や活用方法が見出されていくことが予想される海洋深層水。
そのすごさは追求すれば切りがありません。
 

参考

https://www.womenjapan.com/pages/
health/shinsousui.html
https://www.pref.kochi.lg.jp/~sinsosui/
feature/feature.html#feature2
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/
water/w_info/s_kekka_topi03.html
http://deepsea-shop.jp/about_dsw.html
 
 

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食べた人を〝まめ〟に 富山湾でくみ上げられた海洋深層水を使ったみその仕込み作業が始まった・・・

 

 富山湾でくみ上げられた海洋深層水を使ったみその仕込み作業が十二月十八日、
入善町一宿の農産物加工所で始まった。地元の農家女性グループが、蒸した大豆と
米こうじ、塩を混ぜてミキサーでミンチにし、深層水を加えて手でじっくり練り込んで、
貯蔵用のたるに収めていった。


 この海洋深層水を使ったみそは、入善町の海と里の恵みを凝縮した無添加の手づくり
みそだ。町内の農家の主婦らが平成十四年、特産品加工グループ「豆な海(かい)」を結成し、
入善産大豆とコシヒカリ、入善沖の海洋深層水を使い、地元の原材料にこだわったみそ造り
に取り組んできた。

 商品名の「まめ」は「元気」を意味する方言。「食べた人が元気になるように」との思いを込
めている。十六年には地場産へのこだわりが認められ、主要原材料が県産百パーセントで
優れた品質の加工食品であることを証明する富山県ふるさと認証食品Eマークを取得。
年々売り上げを伸ばし、今年は十トンの生産を見込む。

 メンバーは七人で、代表の杉田美紀子さん(57)=小杉=、秋元康子さん(68)=一宿=、
野沢景子さん(65)=上野=の三人が中心となって作業に当たる。杉田さんは「大豆がいい
から味はどこにも負けない。安心して味わってもらいたい」と話す。

 仕込みは十二月中旬から三月中旬にかけ、入善町一宿の町農村女性グループ・にゅうぜん
味菜(あじさい)研究会の加工施設で行う。蒸した大豆に、コシヒカリから作ったこうじと塩を混
ぜ合わせ、深層水を加えながら手で練り込む。すべてが手作業で、一日に仕込むのは百二十
キロが限度。味の決め手となるこうじ作りには二日かける。三人は「『おいしかったよ』というお
客さんの声が何よりもの励み」と言う。

 熟成みそは十カ月ほど寝かせてから販売するため、間もなく新みそのシーズンを迎える。
今年は、ドレッシングや漬物用の加工みその開発にも挑戦。杉田さんは「大豆食品は元気の源。
みそを通して多くの人に良さを知ってもらいたい」と意気込んでいる。

 メモ 熟成みそは500グラム入り350円、家庭で熟成させる仕込みみそは10キロ3900円。
入膳のJAみな穂直売所、椚山のショッピングセンター・コスモ21などで販売。

▽電話0765-72-0169

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深夜高速バスの「ビジネスクラスバス」と久米島海洋深層水( 海洋深層水濃縮ミネラル) を導入したスパの入浴がセットになった”深夜バス”特別パッケージプランが話題です!

 

 

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 東京都豊島区東池袋にある「Times SPA RESTA( タイムズ スパ・レスタ) 」は、東京初進出となる久米島海洋深層水( 海洋深層水濃縮ミネラル) を導入したスパや、タラソテラピーコスメブランド「PHYTOMER( フィトメール) 」のトリートメントサロン、豊富なボディケアメニューを用意している都心の大人のスパ施設です。

 

 一方、ウィラー・トラベルは全国65 都市を結ぶ高速バスを運営しており2008 年の利用者は約104 万人。ここが企画実施する高速バス「WILLER EXPRESS」 のビジネスクラスバスは、ホテルのおもてなしの心をコンセプトとし、全16 席のオリジナルシートで広々とした快適空間で、国内長距離バスでは初となるハイブリッド車を導入しており、乗車場所には専属アテンダーが接客するなど、ビジネスパーソン向けの接客応対も行われているそう。

 そして、この両社がコラボし、東京・大阪間を移動するビジネスマンに、疲れを癒し、活力を再生させるサービスを提供する為に「ビジネスクラスバス」と「海洋深層水スパ」がセットになったパッケージプランの販売が開始となりました。


■WILLER EXPRESS ビジネスクラスバス海洋深層水スパ付プランは・・
例えば大阪・梅田を22:50に出発し池袋に7:20着、そして深層水のスパでゆっくりし、ビジネスに出発!
2009 年7 月17 日(金)~ より開始
路線:東京-大阪間
料金: 10.000 円~12,000 円(税込)※大人1 名料金 片道

詳しくはウィラー・トラベルウェブサイト( http://travel.willer.co.jp/  )をご覧下さい。

今、マグネシウム不足が話題に

 

ミネラルのちから

ミネラルのちから今、マグネシウム不足が話題に

 日本人のミネラル不足としては、カルシウムばかりが注目されてきました。しかし実際には、マグネシウムの方がずっと不足していることが分かってきたのです。マグネシウムは体内で約300種類もの酵素のはたらきを助け、コントロールしています。また、骨や歯の形成に必要なミネラルであり、血液循環を正常に保つ役割も果たしています。このように、多岐にわたって働くミネラルであるため、マグネシウムが不足すると、身体のさまざまな部分で不調が現れるおそれがあります。
 
 マグネシウムは肉類が多い欧米型の食生活では摂取しにくく、また、加工食品や炭酸飲料などに含まれているリン酸の過剰摂取によって失われます。その上、多量の飲酒でも欠乏しやすいミネラルです。

 さらに、ストレスを受けると減ってしまうという性質を持っています。人はストレスを受けるとアドレナリンと呼ばれるホルモンが必要以上に出て、これがミネラルバランスを崩し、マグネシウムを身体の外に排出させてしまうからです。

 ですから、現代人は、マグネシウム不足に陥りやすい要因をいくつも抱えていると言えます。カルシウム以上に気をつけてマグネシウムを十分に摂取することが、私たちの健康維持に極めて重要と言えるでしょう。

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農業への利用

 

どんなものに活用されてるの?

どんなものに活用されてるの?農業への利用

 豊富なミネラル分と、低温性で、海洋深層水は農業でも利用されています。

 肥料に海洋深層水のミネラル分を濃縮した液を与えたトマトは、収穫はじめの時期から糖度が高く、実のしまりも色もよくなったといいます。また、安定して10度前後の低温を保つことから、熱帯にある地域では栽培施設の冷房源にも役立てられています。

 ハワイや沖縄では、低温性に注目し農業に応用されています。冷水管に結露する結露水を、かんがい用に利用し、温帯性の野菜の栽培に取り組んできました。これはエネルギー利用の面からみても低コストですみます。イチゴやレタス、アスパラなど、これまで熱帯の地域では栽培に向かなかったような農作物が収穫されています。

 そのほか、椎茸、エノキなどの菌床栽培やカイワレ大根での海洋深層水利用も行われています。海洋深層水の脱塩水で育てたカイワレは茎が太く、シャキシャキした食感が好評です。

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魚介類の促成

 

どんなものに活用されてるの?

どんなものに活用されてるの?魚介類の促成

 海洋深層水は、病原微細生物を持っていないので、清浄で低温が保たれる環境の中で魚介類の養殖ができます。しかも、水温調節がしやすいために、成長が鈍化することなく通常よりも早く、魚介類が成熟するという結果も出ました。

 ヒラメでは、良質で病原性のない受精卵が得られ、放流種苗生産用として水産関係機関へ事業用として提供することができるまでになりました。メダイ、トラフグ、キンメダイなど高級魚の飼育、成熟試験も実施していますが、温度管理、魚類の成熟がコントロールしやすく、利用価値も期待されています。そのほか、海洋深層水を用いて非常に小さな藻類を連続培養し、その海藻類でカキ、アワビ類を飼育する試験も行われています。

 また、研究所の利用水が流れる地点周辺は、テングサをはじめ、様々な海藻が生い茂り、ウニ、カニなどの生物も多く見られていることから、深層水による沿岸海域の肥沃化の可能性が見いだされています。海洋深層水が漁業の生産性の向上にも役立つ日も近いかもしれません。

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現代人に不足しているのはマグネシウム

 

ほかのミネラルウォーターと何が違うの?

ほかのミネラルウォーターと何が違うの?現代人に不足しているのはマグネシウム

 そもそも、ミネラルとはどういう働きをするのでしょうか。私たちの身体に必要な3大栄養素は「タンパク質」「脂質」「糖質」。筋肉や血液を作ったり、身体を動かすエネルギー源となる栄養素ですが、このほかになくてはならないのが「ビタミン」と「ミネラル」です。

 このうちミネラルは約30種類、身体の中でさまざまに働き、それぞれ大切な役割を担っています。例えばカルシウムは骨をつくるだけでなく、筋肉の収縮や神経の刺激伝達に欠かせません。鉄は身体のすみずみにまで新鮮な酸素を届けます。

 しかし、現代人はミネラル不足の傾向にあり、その原因のひとつは塩や砂糖、穀類の精製の度合いが上がったためだと考えられています。そして、ミネラルの中ではカルシウムばかりが注目されてきましたが、実はマグネシウムの方が不足していることが分かってきました。

 マグネシウムは、体内に約300あると言われる酵素の働きを助ける重要なミネラルです。しかし、欧米型の食生活、加工食品、ストレスなどが原因で、現代人はマグネシウム不足に陥りやすい要因をいくつも抱えています。ですから、日ごろから努めてマグネシウムを十分摂取することが、私たちの健康維持に極めて大切なことと言えるのです。

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海の生物を育む栄養分がいっぱい

 

深層水の良さって何?

深層水の良さって何?海の生物を育む栄養分がいっぱい

 海の中では植物プランクトンから始まる、図のような食物連鎖が起きています。ところが、植物プランクトンは太陽の光が届かないところでは光合成、つまり生息することができません。このため、光合成に必要な窒素やリンなどの栄養素は、消費されないまま深海へと沈んでいき、海洋深層水にたっぷりと蓄えられます。

無機栄養塩に富む この栄養分たっぷりの海洋深層水が表層へと湧き上がり、太陽の光が当たると、植物プランクトンはいっせいに光合成を始め、それを食べる動物プランクトン、さら小型や大型の魚たちが集まってきます。全海洋面積のわずか0.1パーセントに過ぎない湧昇域が世界の漁獲量の約6割を占めているのは、このような理由からです。

http://www.pref.kochi.lg.jp/
高知県商工政策課 海洋深層水推進室ホームページより

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四季を通じて低温で安定

 

深層水の良さって何?

深層水の良さって何?四季を通じて低温で安定

 水深が200メートルくらいまでの表層では、太陽光、気温、水温が異なる海水などの影響を受けて、海水の温度が大きく変化します。しかし、これより深いところでは太陽の光が届かないため、水温に影響はありません。しかも、表層と深層の間には、水深とともに水温が低下する「水温躍層」というバリア層があるため、互いが混ざり合うことはなく、その結果、深層水は年間を通して低温で安定しています。

 室戸岬周辺の表層水の水温を見てみると、16~28度の間で季節ごとに変化が見られますが、深層水の場合は年間を通して10~12度と常に低温で安定しています。


低温安定性

http://www.pref.kochi.lg.jp/
高知県商工政策課 海洋深層水推進室ホームページより

 こうした特性は熱エネルギーとして活用できる可能性があり、ハワイでは1970年代から発電に生かす研究が進められてきました。また室戸市では、冷房設備などにも利用されています。そのほか、深海性の生物や低水温を好む魚の養殖にも適しているなど、漁業分野での活用も期待されています。

 

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きれいで安全な水

 

深層水の良さって何?

深層水の良さって何?きれいで安全な水

 海洋深層水の優れた特徴のひとつは、きれいで安全な水であるという点です。産業排水や生活排水などで汚染された河川の水は海へと流れ込みますが、その影響を受けるのは表層水です。また、表層は大気にさらされるため、酸性雨や大気汚染の心配もあります。しかし、深層は化学物質などによる汚染の心配はほぼないと言っていいでしょう。


 また、海水中の細菌の数も表層部分では多いものの、深くなるにつれてその数が少なくなることが分かっています。さらに、光合成が行われないため、プランクトンが発生せず、きれいな状態が保たれています。

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全国の深層水利用商品

 

どんな商品があるの?

どんな商品があるの?全国の深層水利用商品

 これまで紹介したように、海洋深層水については幅広い分野で研究が行われ、味噌、塩、醤油、酒、豆腐、パン、化粧水、入浴剤、飲料水(いわゆるミネラルウォーター)など、その特性に着目した商品が多く生まれています。

 海洋深層水を使う食品は、ミネラル分を生かし、健康への効果が期待されるものばかりです。また、麹や酵母を活性化させる働きが深層水にはあり、深層水塩が味をまろやかにすることも認められています。日本酒やビールの仕込みに海洋深層水を使うと、発酵や発芽を促進し香りが良く、すっきりした味になるといいます。海洋深層水が栄養面だけでなく、おいしさにもプラスとなっていることが、商品が支持される理由でしょう。

 ミネラルを豊富に含んだ化粧品や入浴剤なども保湿性にすぐれ、美肌作用を高めるものとして知られています。

 スーパーやインターネットで、海洋深層水使用の商品を見かけたら、一度試してみてはいかがですか? あなたの暮らしをより豊かにしてくれるものがあるかもしれません。

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取水方法

 

どうやって汲み上げるの?

どうやって汲み上げるの?取水方法

 海洋深層水の取水方として、多くの施設が取り入れているのが、海底に取水管を敷設し陸上まで汲み上げる陸上型方式です。1989年、わが国初の陸上型海洋深層水取水施設として開設された高知県海洋深層水研究所もこの方式です。

取水01 現在室戸では、水深320・344・374メートルに取水口を設置。合計で1日約5000トンの深層水を汲み上げています。これらはいずれも、水深700~1000メートルの深さから湧き上がってきた海洋深層水です。

取水02 陸上まで汲み上げられたのち、逆浸透膜方式の淡水化装置で脱塩、ミネラルウォーター、食品、化粧品などに加工され、私たちの手元に届けられています。

http://www.pref.kochi.lg.jp/
高知県商工政策課 海洋深層水推進室HP「室戸海洋深層水が飲めるようになるまで」より引用

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日本初の海洋深層水取水施設は室戸!

 

日本ではどこで取れるの?

日本ではどこで取れるの?日本初の海洋深層水取水施設は室戸!

高知県室戸市。

高知県の東南部に位置する、太平洋に突き出した室戸岬が特徴的なここ室戸の地に、日本初の海洋深層水取水施設と、海洋深層水研究所が開設しました。1989年のことです。

ここ室戸で取水することのできる室戸海洋深層水は、世界の大循環とは異なる流れである「北太平洋中層水」と呼ばれる海水が起源であると考えられています。

現在は、2施設が有する計3本の取水管により、1日5000㎥(立法メートル)近くにも及ぶ量の海洋深層水が取水されています。

この室戸の地における海洋深層水利用の歴史や研究成果について見てみましょう。

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[引用] 高知県HP https://www.pref.kochi.lg.jp/~sinsosui/pdf/2012catalog.pdf
 

室戸が選ばれた理由は、漁業が盛んな湧昇域だったから 

なぜこの室戸が、初の海洋深層水取水施設の設置場所に選ばれたのでしょうか。それは、ここ室戸沖が湧昇域(ゆうしょういき)であることが大きかったようです。室戸岬の東側で、古くから定置網漁が盛んなのも、この湧昇域のおかげです。室戸沖は、陸から急に水深が深くなっていることから、陸の壁に深層からの海流が当たり、栄養分が深層から湧き上がってくるという非常に良い漁場なのです。
このような湧昇域は、全世界の海域のうち、0.1%しか存在しないといわれている貴重な場所です。この湧昇域の漁獲量は、なんと全世界の漁獲量の3分の2を占めるほどであるそうです。このことから、室戸沖が、かなり恵まれた海域であることが分かります。
室戸沖では、ブリやマグロなどの他、クジラまで現れるそうです。これは、湧昇によって栄養分が豊富に湧き上がり「プランクトン⇒小型の魚⇒大型の魚」という食物連鎖が盛んに行われている海域であることが理由だといわれています。
また、室戸は、海洋深層水の研究にもふさわしい地であったということができます。なぜなら、海洋深層水の研究は水産利用を機に始まっており、室戸岬が歴史的に漁業が盛んであったことが、研究対象として最適な条件を満たしていたからです。
 
 

日本初の海洋深層水取水施設が開設! 

室戸岬海域は、世界でも貴重な湧昇域であることに加え、昔から漁業が盛んな地であったことも評価され、1985年に科学技術庁(現 文部科学省)のアクアマリン計画である「海洋深層水資源の有効利用技術に関する研究」のモデル海域に指定されました。これを受けて1989年、日本で初めて、陸上型の海洋深層水取水施設「高知県海洋深層水研究所」が開設し、室戸沖からの取水と本格的な研究がスタートしました。
その後、1995年より一般企業、室戸市民などへの分水が始まり、1996年には海洋深層水を使った世界初の商品であるミネラルウォーターが販売され、以後さまざまな分野で室戸海洋深層水商品が誕生することになります。
そして1999年には室戸海洋深層水商品の製造・販売企業が集まり、「高知海洋深層水企業クラブ」が発足するなど、活気が湧いてきます。
2000年には取水・給水施設「室戸海洋深層水アクア・ファーム」が完成し、海洋深層水の大量供給が可能になりました。
そして2011年、独特の地質や文化、室戸海洋深層水、市民活動などが評価され、室戸市全域が「世界ジオパーク」に指定され、現在に至っています。
 

参考:「室戸海洋深層水商品カタログ2012」 室戸海洋深層水のあゆみ

https://www.pref.kochi.lg.jp/~sinsosui/pdf/2012catalog.pdf
 
室戸岬東側の室戸岬三津に位置する海洋深層水研究所から取水・給水施設であるアクア・ファームまでの一帯は、「アクア・ファームベルトゾーン」と呼ばれており、海洋深層水の研究と事業化のベルトラインとなっています。この一帯では、水産施設や研究施設で積極的な研究事業活動が行われている他、深層水利用メーカーのファクトリーゾーンである工業用地もあり、海洋深層水を利用したタラソテラピーなどの健康施設やホテルなどの宿泊施設を含め、地域活性化に大きく貢献する施設が軒を連ねています。
 
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アクア・ファームベルトゾーン
[引用] 高知県HP https://www.pref.kochi.lg.jp/~sinsosui/pdf/2012pamph.pdf
 

 

海洋深層水事業所として日本で最初にHACCP認証を受けた赤穂化成

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高知県室戸市の赤穂化成株式会社の深層水事業所は、深層水飲料メーカーとしては日本で初めて 、2003年2月、HACCPの承認を受けました(承認書番号:厚生労働省発中厚第0227002号 食品の種類:清涼飲料水)。
HACCP(Hazard Analysis Critical Control Point)システムとは、事故が起これば、死に繋がる変化の激しい宇宙の環境下で、アメリカの宇宙飛行士が食べる宇宙食の安全性を保証するために考えられた、科学的な食品製造管理システムです。
HACCPは、危害が発生した後で対処するのではなく、危害や事故の発生を予防するシステムです。つまり、原材料の調達から始まり最終製品がお客様に消費されるまでのすべての過程において、危害分析(Hazard Analysis)し、重要な工程(Critical Control Point)を特定、それを連続的にモニタリング(監視)することで危害や事故の発生を未然に防止します。
HACCPは、アメリカ、カナダ、EU、ニュージーランド、オーストラリア等、食品先進国では、すでに国家レベルで採用されています。日本では、1995 年の食品衛生法の改正によってその認証制度が創設され、「総合衛生管理製造過程による食品の製造又は加工の承認」と称されています。現在、「乳、乳製品」「食肉製品」「レトルト食品」「魚肉練り製品」「清涼飲料水」が対象食品となっています。
 


水産、医療、工業の分野で研究が進む海洋深層水研究所

1989年に高知県海洋深層水研究所が開設し、海洋深層水の研究が始まって以来、水産、医療、工業と、幅広い分野での研究が展開されています。これらの実績の中からは、さまざまな成果も報告されています。
それでは水産、医療、工業、それぞれの分野の研究の成果や進行状況を見てみましょう。
 
●水産分野
水産分野では、海洋深層水が生物を飼育しやすいことが研究成果として報告されています。
魚介類を飼育する場合、水温を調整しやすく、水量を豊富に与えることができるので、通常よりも早い成長、成熟が得られるというのです。この低温安定性の他、無機栄養塩に富むことや清浄性という利点も魚介類の飼育に最適であることが分かっています。
 
●医療分野
従来から海水浴がアトピー性皮膚炎の改善に効果があるといわれていることをヒントに、医療分野での研究も進められてきました。
日本臨床検査医学会などの全国学会でも報告されていることですが、長期間飲用を続けても臓器などへの悪影響がないことや、便通が良くなる、貧血が改善される、免疫力が向上する、血流が改善されるなどの健康増進効果が確認できたという成果も出しています。
 
●工業分野
工業分野のうち、発酵食品分野では、海洋深層水によって酵母が元気になることや、発酵が終了した後も酵母が死滅しないこと、食品の素材本来の味を引き出すことができることなどが証明され、成果として報告されています。
また、1995年の10月から企業などへの深層水の供給を始め、まずは高知県の工業技術センターが中心となって試作開発した高知県特産のユズと深層水をミックスした飲み物を商品化されました。その後、深層水のミネラルウォーターや、酒、しょう油、干物、豆腐、パン、化粧品などのさまざまな商品が開発され続けています。
 
 

健康増進施設やリゾート施設も

室戸沖では、室戸海洋深層水を利用した健康増進施設やリゾート施設も開設されています。
健康増進施設では海洋深層水を満たしたプールでのエクササイズ、露天風呂でのリラックスタイムなどを満喫でき、健康アップを図れる「シレストむろと」があります。
また、リゾート施設では地元食材を海洋深層水で調理した料理や、海洋深層水を利用した癒しのテラピーを体感できる「星野リゾート ウトコ オーベルジュ&スパ」があります。
 
 

室戸海洋深層水の利用は許可制

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室戸海洋深層水の利用は、室戸市が厳しい審査を経て供給する許可制になっています。この厳しい審査をクリアした商品にのみ表示が許される「室戸海洋深層水ブランドマーク」は、正真正銘、室戸海洋深層水である証拠にもなります。製造事業用に利用したい場合には、研究開発を行った上で優位性が科学的に立証できたものだけが、室戸海洋深層水の供給を受けられる仕組みになっています。
 
室戸海洋深層水ブランドマーク (c)高知県
http://www.pref.kochi.lg.jp/~sinsosui/brand/brand.html
 
 

参考

https://www.pref.kochi.lg.jp/~sinsosui/
http://www.city.muroto.kochi.jp/aqua/
 

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ミネラルをバランスよく含む水

 

深層水の良さって何?

深層水の良さって何?ミネラルをバランスよく含む水

人間の体に必要な3大栄養素は、筋肉や内臓、血液をつくるために必要な「タンパク質」、身体を動かすエネルギーとなる「脂質」と「糖質」です。このほか、身体のさまざまな機能を調節し、生理作用に必要なのが「ビタミン」と「ミネラル」。これら5つの栄養素をバランスよく取り入れることで、私たちは健康を保つことができるのです。

しかし、現代人は特にミネラルが不足していると言われています。海洋深層水が注目される理由のひとつは、このミネラルが実にバランスよく、豊富に含まれているからです。しかも、そのミネラルバランスは人間の体液や羊水とたいへん近く、このことからも私たちのふるさとが海であることが分かります。

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地球規模の大循環

 

深層水って何?

深層水って何?地球規模の大循環

海流には大きく分けて「表層循環」と「深層循環」があります。暖流や寒流などで知られる表層循環は、主に海面と風の摩擦運動によって起こるのですが、深海で起こる深層循環には、海水の温度と塩分濃度が深く関係しています。水温が高く、塩分濃度が薄ければ海水は軽くなり表層を流れますが、一方、水温が低く、塩分濃度が濃ければ海水は深層へと沈み込むというわけです。

北大西洋のグリーンランド沖で深層へと沈んだ海水は、北米・南米大陸に沿って海底を南下。南極付近で新たに沈み込んだ深層海水と合流し、さらに巨大な海流となります。そして、その一部はオーストラリア大陸の手前でインド洋へと分かれますが、本流はさらに時計回りに循環を続け、ニュージーランド南方から赤道を超えて北太平洋で上昇、ここで表層海流となります。ここまでの流れで約2000年かかると言われ、インドネシア沖を通って再び表層の流れに乗ったのち、大西洋へと北上していきます。

地球規模の大循環

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