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日本ではどこで取れるの?

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日本ではどこで取れるの?日本初の海洋深層水取水施設は室戸!

高知県室戸市。

高知県の東南部に位置する、太平洋に突き出した室戸岬が特徴的なここ室戸の地に、日本初の海洋深層水取水施設と、海洋深層水研究所が開設しました。1989年のことです。

ここ室戸で取水することのできる室戸海洋深層水は、世界の大循環とは異なる流れである「北太平洋中層水」と呼ばれる海水が起源であると考えられています。

現在は、2施設が有する計3本の取水管により、1日5000㎥(立法メートル)近くにも及ぶ量の海洋深層水が取水されています。

この室戸の地における海洋深層水利用の歴史や研究成果について見てみましょう。

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[引用] 高知県HP https://www.pref.kochi.lg.jp/~sinsosui/pdf/2012catalog.pdf

室戸が選ばれた理由は、漁業が盛んな湧昇域だったから 

なぜこの室戸が、初の海洋深層水取水施設の設置場所に選ばれたのでしょうか。それは、ここ室戸沖が湧昇域(ゆうしょういき)であることが大きかったようです。室戸岬の東側で、古くから定置網漁が盛んなのも、この湧昇域のおかげです。室戸沖は、陸から急に水深が深くなっていることから、陸の壁に深層からの海流が当たり、栄養分が深層から湧き上がってくるという非常に良い漁場なのです。
このような湧昇域は、全世界の海域のうち、0.1%しか存在しないといわれている貴重な場所です。この湧昇域の漁獲量は、なんと全世界の漁獲量の3分の2を占めるほどであるそうです。このことから、室戸沖が、かなり恵まれた海域であることが分かります。
室戸沖では、ブリやマグロなどの他、クジラまで現れるそうです。これは、湧昇によって栄養分が豊富に湧き上がり「プランクトン⇒小型の魚⇒大型の魚」という食物連鎖が盛んに行われている海域であることが理由だといわれています。
また、室戸は、海洋深層水の研究にもふさわしい地であったということができます。なぜなら、海洋深層水の研究は水産利用を機に始まっており、室戸岬が歴史的に漁業が盛んであったことが、研究対象として最適な条件を満たしていたからです。


日本初の海洋深層水取水施設が開設! 

室戸岬海域は、世界でも貴重な湧昇域であることに加え、昔から漁業が盛んな地であったことも評価され、1985年に科学技術庁(現 文部科学省)のアクアマリン計画である「海洋深層水資源の有効利用技術に関する研究」のモデル海域に指定されました。これを受けて1989年、日本で初めて、陸上型の海洋深層水取水施設「高知県海洋深層水研究所」が開設し、室戸沖からの取水と本格的な研究がスタートしました。
その後、1995年より一般企業、室戸市民などへの分水が始まり、1996年には海洋深層水を使った世界初の商品であるミネラルウォーターが販売され、以後さまざまな分野で室戸海洋深層水商品が誕生することになります。
そして1999年には室戸海洋深層水商品の製造・販売企業が集まり、「高知海洋深層水企業クラブ」が発足するなど、活気が湧いてきます。
2000年には取水・給水施設「室戸海洋深層水アクア・ファーム」が完成し、海洋深層水の大量供給が可能になりました。
そして2011年、独特の地質や文化、室戸海洋深層水、市民活動などが評価され、室戸市全域が「世界ジオパーク」に指定され、現在に至っています。

参考:「室戸海洋深層水商品カタログ2012」 室戸海洋深層水のあゆみ

https://www.pref.kochi.lg.jp/~sinsosui/pdf/2012catalog.pdf

室戸岬東側の室戸岬三津に位置する海洋深層水研究所から取水・給水施設であるアクア・ファームまでの一帯は、「アクア・ファームベルトゾーン」と呼ばれており、海洋深層水の研究と事業化のベルトラインとなっています。この一帯では、水産施設や研究施設で積極的な研究事業活動が行われている他、深層水利用メーカーのファクトリーゾーンである工業用地もあり、海洋深層水を利用したタラソテラピーなどの健康施設やホテルなどの宿泊施設を含め、地域活性化に大きく貢献する施設が軒を連ねています。

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アクア・ファームベルトゾーン
[引用] 高知県HP https://www.pref.kochi.lg.jp/~sinsosui/pdf/2012pamph.pdf


海洋深層水事業所として日本で最初にHACCP認証を受けた赤穂化成

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高知県室戸市の赤穂化成株式会社の深層水事業所は、深層水飲料メーカーとしては日本で初めて 、2003年2月、HACCPの承認を受けました(承認書番号:厚生労働省発中厚第0227002号 食品の種類:清涼飲料水)。
HACCP(Hazard Analysis Critical Control Point)システムとは、事故が起これば、死に繋がる変化の激しい宇宙の環境下で、アメリカの宇宙飛行士が食べる宇宙食の安全性を保証するために考えられた、科学的な食品製造管理システムです。
HACCPは、危害が発生した後で対処するのではなく、危害や事故の発生を予防するシステムです。つまり、原材料の調達から始まり最終製品がお客様に消費されるまでのすべての過程において、危害分析(Hazard Analysis)し、重要な工程(Critical Control Point)を特定、それを連続的にモニタリング(監視)することで危害や事故の発生を未然に防止します。
HACCPは、アメリカ、カナダ、EU、ニュージーランド、オーストラリア等、食品先進国では、すでに国家レベルで採用されています。日本では、1995 年の食品衛生法の改正によってその認証制度が創設され、「総合衛生管理製造過程による食品の製造又は加工の承認」と称されています。現在、「乳、乳製品」「食肉製品」「レトルト食品」「魚肉練り製品」「清涼飲料水」が対象食品となっています。



水産、医療、工業の分野で研究が進む海洋深層水研究所

1989年に高知県海洋深層水研究所が開設し、海洋深層水の研究が始まって以来、水産、医療、工業と、幅広い分野での研究が展開されています。これらの実績の中からは、さまざまな成果も報告されています。
それでは水産、医療、工業、それぞれの分野の研究の成果や進行状況を見てみましょう。

●水産分野
水産分野では、海洋深層水が生物を飼育しやすいことが研究成果として報告されています。
魚介類を飼育する場合、水温を調整しやすく、水量を豊富に与えることができるので、通常よりも早い成長、成熟が得られるというのです。この低温安定性の他、無機栄養塩に富むことや清浄性という利点も魚介類の飼育に最適であることが分かっています。

●医療分野
従来から海水浴がアトピー性皮膚炎の改善に効果があるといわれていることをヒントに、医療分野での研究も進められてきました。
日本臨床検査医学会などの全国学会でも報告されていることですが、長期間飲用を続けても臓器などへの悪影響がないことや、便通が良くなる、貧血が改善される、免疫力が向上する、血流が改善されるなどの健康増進効果が確認できたという成果も出しています。

●工業分野
工業分野のうち、発酵食品分野では、海洋深層水によって酵母が元気になることや、発酵が終了した後も酵母が死滅しないこと、食品の素材本来の味を引き出すことができることなどが証明され、成果として報告されています。
また、1995年の10月から企業などへの深層水の供給を始め、まずは高知県の工業技術センターが中心となって試作開発した高知県特産のユズと深層水をミックスした飲み物を商品化されました。その後、深層水のミネラルウォーターや、酒、しょう油、干物、豆腐、パン、化粧品などのさまざまな商品が開発され続けています。


健康増進施設やリゾート施設も

室戸沖では、室戸海洋深層水を利用した健康増進施設やリゾート施設も開設されています。
健康増進施設では海洋深層水を満たしたプールでのエクササイズ、露天風呂でのリラックスタイムなどを満喫でき、健康アップを図れる「シレストむろと」があります。
また、リゾート施設では地元食材を海洋深層水で調理した料理や、海洋深層水を利用した癒しのテラピーを体感できる「星野リゾート ウトコ オーベルジュ&スパ」があります。


室戸海洋深層水の利用は許可制

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室戸海洋深層水の利用は、室戸市が厳しい審査を経て供給する許可制になっています。この厳しい審査をクリアした商品にのみ表示が許される「室戸海洋深層水ブランドマーク」は、正真正銘、室戸海洋深層水である証拠にもなります。製造事業用に利用したい場合には、研究開発を行った上で優位性が科学的に立証できたものだけが、室戸海洋深層水の供給を受けられる仕組みになっています。

室戸海洋深層水ブランドマーク (c)高知県
http://www.pref.kochi.lg.jp/~sinsosui/brand/brand.html


参考

https://www.pref.kochi.lg.jp/~sinsosui/
http://www.city.muroto.kochi.jp/aqua/

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