地球上の海は水深200メートル付近を境に、表層と深層に分かれています。この境界はいわば深海の入り口で、このあたりから水温が急に冷たくなっていきます。海洋深層水とは、この太陽の光が届かない深海を流れている海水のことです。
一般的に「海流」として知られているのは、風などの影響で起こる表層部分の流れを指しますが、実は深い海の底でも海洋深層水による地球規模の大変大きな循環があることが分かりました。この大循環は、地球を一巡りするのに約2000年かかるとも言われ、気の遠くなるような長い年月をかけて、私たちに海の恵みを運んでくれているのです。
海洋深層水の特徴としては、次の4点が上げられます。
・身体によい多くの種類のミネラルを含んでいる。
・汚染の心配がない、きれいで安全な水である。
・水温は四季を通じて低温で安定している。
・海の生き物を豊かに育む無機栄養塩類が豊富である。
これらの優れた特徴から、健康に関する分野ではもちろん、さまざまな方面で海洋深層水の研究や開発が進められています。


