北海道・岩内海洋深層水を活用する塩トマト「ソルトーマ」

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ニセコ 多田農園 多田勉さんの写真

 

北海道「ニセコフルーツトマト倶楽部」(椿新二代表)は、蘭越、倶知安、ニセコ、真狩の4町村、8戸の農家で組織。2011年度から塩分を加えた溶液を与えることで糖度を高めた「塩トマト」を生産しており、15年度からは岩内町沖の海洋深層水を与えた栽培に取り組んでいて、本年度は27トンを生産する計画だ。

 

今やオーストラリアやニュージランドの観光客みならず台湾や東アジアからもスキー客や

スノーボード客で大変賑わうようになったニセコ地区。

 

その蘭越町の椿新二さんら2戸の農家が実験的に作り始めた「塩トマト」。

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その「塩トマト」の源流は九州熊本で、後にフルーツトマトいわれ、全国でも生産されていて、普通のトマトの4分の1ぐらいの大きさで小さくて皮が硬くて糖度が高いのが特徴です。

 

ニセコ町、真狩村の生産者を含め農家数が8戸に成長した「ニセコフルーツトマト倶楽部」では、育苗のビニールハウスでポリエチレン製のポット式の栽培をすることで、土壌を完全に隔離して育てることになるので、翌年の苗に影響を与えないそうです。

 

原産地のアンデスのトマトのように、水分を極端に減らし育て、細胞浸透圧を利用して0.1%の岩内海洋深層水を極限まで抑えて与えることで、旨みを凝縮させた「塩トマト」の甘さは驚異のBrix値=14

 

ニセコの「ソルトーマ」が、新たな「塩トマト」のブランドに成長するか楽しみです。

 

 

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