佐渡海洋深層水のお風呂で身も心も癒されよう!

佐渡海洋深層水を使ったお風呂

新潟県佐渡市にある旅館「ご縁の宿 伊藤屋」。江戸時代、佐渡金山へと金を運ぶ道だった"金の道"の中継地として栄えた新町街道に位置するこの旅館は、海岸にも程近い場所にある、ほのぼのとした懐かしい佇まいが印象的。一見、どこにでもあるような風情の旅館ですが、一点だけ、他にはない特徴があるのです。

 

それは、温浴風呂。なんとそのお湯は、佐渡海峡の水深332mの海底からくみ上げた佐渡海洋深層水を使っているというのです。

 

海洋深層水は清浄で栄養に富んでいるため、飲料水や食品に使われることが多いですが、このように日本旅館のお風呂に使われるのは珍しいこと。本格的なところでいえば、海洋深層水を使ったスパの、タラソテラピーに通じるところがあるでしょう。
海洋深層水は、代謝促進、体液の浄化、細胞活性が期待できるといわれています。その浄化性は、佐渡海洋深層水では特に優れています。それは、1度という平均水温が成し得る技。その冷たさが、菌の繁殖を抑えてくれるのです。

 

伊藤屋では、佐渡の懐かしい人情味あふれる雰囲気の中、佐渡海洋深層水のきれいなお風呂に浸かって、旅の疲れを存分に癒すことができます。

佐渡海洋深層水の清浄さ

日本の周囲に存在する海洋深層水のうち、日本海側の水を日本海固有水、太平洋側の水を北太平洋中層水と呼びます。佐渡海洋深層水は、うち、日本海固有水に相当します。

 

日本海固有水は、北太平洋中層水と比べて、きれいだといわれていますが、佐渡海洋深層水は、特にその清浄性に優れています。佐渡は豊富な自然に恵まれているだけでなく、大きな工場団地や一級河川などもないために、海水自体をとても清浄に保つことができるのです。さらに、佐渡海洋深層水の分水施設では、紫外線滅菌が3回ほど行われており、利用するのも安心です。

 

佐渡海洋深層水は、断熱処理が施された取水管から冷たいままくみ上げられ、「なんばんえび」などの冷水性魚種の養殖に役立てられています。

温浴水としての効能

佐渡海洋深層水は、その清浄性とミネラル成分の豊富さから、効能が期待され、各所で温浴に使用されています。

 

現在、新潟大学、富山大学、薬科大学、上越教育大学などで研究が進められており、うち上智教育大学の研究によれば、水道水の温浴や、表面海水の温浴と比べて、佐渡海洋深層水の温浴は、生理的・心理的にも刺激が少ないことが明らかになっています。

 

実際、佐渡海洋深層水のお風呂に浸かると、なんとなくお肌がしっとりした、腰痛が和らいだ、ゆっくりと癒されたという感想を持つ人が多いそう。これも、佐渡海洋深層水温浴の効能が表れている証拠のようです。

 

きれいで心も身体も休まる佐渡海洋深層水のお風呂。ぜひ浸かってみたいものですね。
佐渡の旅館 ご縁の宿 伊藤屋 〒952-0318 新潟県佐渡市真野新町278番地

 

【参考】

 

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