富山県の小さな農園で、深層水トマトを発見!

富山県小矢部市の『ひかりファーム』。
この小さな農園で、水耕栽培の養液の中に、塩分とミネラルがたっぷりの海洋深層水が投入された、甘くてコクのある「深層水トマト」が栽培されています。

 

この「深層水トマト」に使用されているのは、豊富な地下水と、富山湾の海洋深層水だそうです。

 

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※画像はイメージです

 

富山湾の海洋深層水とは?

 

「富山の深層水」を育んでいる富山湾は、広さが約2,120平方キロメートル、最深部が1,000m以上あり、駿河湾や相模湾と並んで我が国で最も深い湾の一つ。

 

この富山湾は、大きく分けて三つの層で構成されています。

 

海岸に近いところの、河川などの影響を受けた塩分濃度の低い「沿岸表層水」。
その下層から200~300メートル付近の「対馬暖流系水」。

 

そして、300メートル以深にある、低温の「日本海固有水」。
この日本海固有水がいわゆる富山湾の「海洋深層水」と呼ばれ、富山湾の容積の約6割を占めているのだそうです。

深層水トマトに使用されている海洋深層水とは

 

この富山湾の海洋深層水が集まる受水施設として、滑川漁港のそばに「アクアポケット」があります。

 

ここには、「原水、高濃縮水、脱塩水、ミネラル脱塩水、塩水、濃縮水、外気無接触水」の7種類もの深層水があります。この7種類の海洋深層水のうち、深層水トマトに利用されているのは「高濃縮水」と呼ばれる深層水だそうです。

 

この「高濃縮水」は、深層水から水分だけを取り除き、5倍の高濃度になった深層水のこと。

 

その塩分濃度は15%で、ミネラルもそのまま濃縮されています。この高濃縮水を料理の塩味に使うとミネラル豊富な料理になるそうで、例えば野菜の重さの約半分の高濃縮水で漬け込めば、なんとおいしい漬物が出来上がってしまうそうです!煮詰めれば、ミネラルたっぷりの甘塩も取ることが出来るというなんともお得な「水」、それが「高濃縮水」と呼ばれる、富山湾特有の海洋深層水です。

気になる深層水トマトのお味のほどは?

 

この深層水トマトは、味にもとことんこだわっています。

 

深層水内の塩分は、トマトのような植物が吸収することの出来ない成分であり、この塩分が水分の吸収を著しく阻害してくれるそうなのです。
では、なぜ水分の吸収の少ないトマトが良いのでしょうか。それは、いわゆるフルーツトマトと呼ばれる甘いトマトの栽培方法からも分かります。

 

極力水を与えないなどのストレスを与えながら栽培を続けると、トマトの実が引き締まって小振りとなり、味が濃いとても甘いトマトが出来上がるそうです。こうして出来上がったのが、いわゆる甘い「フルーツトマト」というものです。

 

深層水トマトでは、この海洋深層水の塩分が水の吸収を抑え、甘味のある実のしまったトマトにしてくれるそうなのです。海洋深層水の豊富なミネラルが、コクのある味を作り出すとともに、ほどよい甘さが多くのトマトファンを魅了しているようです。
この深層水トマトは、特有の土地柄と自然の恵みである「海洋深層水」をうまく活用した栽培事例と言えるでしょう。

参考記事

 

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