高知県 室戸海洋深層水を活用したビジネス展開

 
室戸海洋深層水は、1989年に日本で初めて取水され、1996年に世界で初めて食品に使用され、日本の海洋深層水を活用したビジネスも積極的に展開してきました。
室戸岬は陸地から深海まで急激に深くなる地形のため、取水設備の配管が短くて済み、海流が上を向いているためポンプも不要で、低コストで安定した供給が可能で、それが海洋深層水を使用した事業が広がっている要因の一つでもあります。その豊富な栄養分や清浄性から高知県のあらゆる名産の製造や養殖、観光スポットなどでの活用が進み、近年話題になっております。
 

•室戸海洋深層水を利活用したビジネスが増加

【水産分野】
•2017年から開始した高級魚サツキマスの養殖 2018年秋本格販売開始予定

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サツキマスはサケ科に属する魚で、サケやマスに似た肉質のクセの無い上品な味で市場に出回ることが少ないため、珍重されている高級魚。
川で一生を過ごすものはアメゴ、川から海に下り産卵のために川に戻るものがサツキマスと呼ばれる。希少性が高く、市場価格は1キロ8千円以上にもなることもある高級魚。全国的にアメゴの養殖は盛んだが、サツキマスの取り組み事例は少ないという。
エネルギー関連会社「ヒワサキ」(本社・高知市)が多角経営の一環として2017年9月から養殖事業に進出。美味で知られ、収益性の高い高級食材のサツキマスを選び、高知大学や高知県などの協力も得て、研究を進めていて、種苗149匹を成体に育て上げる事に成功。2018年秋以降で同種の本格的な養殖、販売が開始される予定。
室戸海洋深層水を使うことで病気を防ぐ投薬が不要になるという画期的な取り組み。
サケ科のサツキマスは、河川で産まれたアマゴが海まで下りて成魚になったもので、養殖でも淡水から海水へ移行させながら成長させる高度な技術が必要だった。同社では、サツキマスの生態に適した低温で、細菌などの極めて少ない海洋深層水を活用し、徐々に水槽の海水濃度を上げていくなど独自の方法を確立。2度目の試験で88%の魚が海水になじむ成果が確認された。養殖によって成魚となったサツキマスは、放流前の5倍にあたる平均500グラムにまで成長。試食会では、天然のものに負けず、クセのない上品な味が参加者にも高い評価を得た。
 
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現時点では成魚の個体差が大きく、旬の時期を調整できないなどの課題も残るが、同社の酒井敦巳・水産養殖課長は「深層水を使うことで、病気を防ぐ投薬の必要がなく、コスト減のメリットは事業として大きい。改良を加え、売れる魚を目指したい」と話す。
 

●2017年12月から商品化が始まった牡蠣の蓄養

 
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室戸海洋深層水の新たな用途として、牡蠣の蓄養も2017年12月11日から開始。
兵庫県赤穂市に本社を置く赤穂化成株式会社は「室戸海洋深層水仕込みの牡蠣」として、

(1)坂越の牡蠣 穏やかな瀬戸内海で育まれた坂越の牡蠣は、芳醇な味わいで身が縮みにくく、全国各地で人気が広まっていて、この牡蠣を使用。

(2)海洋深層水で生牡蠣の安全性を高めた

清浄性の高い海洋深層水で48時間以上かけて浄化するため、生食の安全性が高まり、雑味がなく濃厚でクリーミーな風味が楽しめる。一度獲った坂越の新鮮な牡蠣を高知県室戸市まで持って行き、海洋深層水に48時間以上かけて生食用の牡蠣に仕上げる。
牡蠣は1時間に20リットルの海水を吸って吐き出すため、清浄性の高い海洋深層水をふんだんに取り入れる事で安全な牡蠣に仕上がるとのこと。
 
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内容量: 12~15個/22~25個/35~40個
■価 格: 3,800円  6,280円 / 9,900円(すべて税込・送料別)※2017年の価格
 
 

【食品製造・加工、酒造分野】
●県内外110社を超える企業が開発する室戸海洋深層水の関連商品

 
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室戸海洋深層水はその清浄性や、味覚をまろやかにする特性、酒の風味を向上させる効果が評価され、現在では県内外110社を超える企業が室戸海洋深層水ブランドの商品を開発、販売している。特に食料品の分野においては、豊富なミネラルや鉄分などの栄養素に加え、味覚をまろやかにする効果から、塩干物や製菓、農産加工品、味噌醤油などの調味料などが製造されている他、酒造りの現場でも酵母への作用から味も香りも向上させる効果があるとして、室戸海洋深層水を導入する酒造が増えている。
 
 

【健康増進施設、リゾート施設】
●2017年5月 室戸海洋深層水体験交流センター シレストむろと リニューアルオープン

 
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シレストむろとは、室戸海洋深層水を使用した温水プール、露天風呂、フィンランドサウナ、外気浴ホットタブ、足湯などを完備した施設。高知大学医学部の研究に基づいた指導のもと、様々な水中運動プログラムなども実施し、リラックスするとともに楽しく健康になれることを目的として造られた。これまで星野リゾートが運営していたホテル「ウトコ オーベルジュ&スパ」を2017年12月15日に大阪の日世通商株式会社によってリニューアルオープンしたもの。オーシャンビューの17客室が自慢だ。
海洋深層水100パーセントの温かいプールで、室戸の美しい海を眺めながら様々なアクアエクササイズが楽しめるタラソテラピー施設で、レストランも併設されている。
 
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所在地は、〒781-7101 室戸市室戸岬町3795-1
開設時間10:00~21:00(金・土・祝前日は22:00まで)
料金入館料 一般大人:1300円 小人:500円 電話:0887-22-6610
 
 
 一般財団法人 高知県地産外商公社 プレスリリース
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